BMW XシリーズのSUVとは?
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW XM
BMWは、「駆けぬける歓び」をスローガンに掲げる自動車メーカー。何よりも走りを追及する企業姿勢は、車好きのドライバーの心をつかんで離しません。そのBMWのSUVが「X」シリーズです。
BMWが作るSUVですから、Xシリーズはいずれも「走り」に関して妥協しない仕上がりとなっていて、そのこだわりは他のメーカーの追随を許しません。
この記事では、もっともコンパクトな「X1」から、最新型のプラグインハイブリッド「XM」まで、BMWのXシリーズを詳しく紹介します。
BMWのSUV Xシリーズ一覧とおすすめのポイント
■BMW X1
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X1 新型
BMW X1は、Xシリーズのなかでもっともコンパクトなモデルです。2022年6月にドイツ本国でフルモデルチェンジが行われ、現在、日本市場への導入準備が進んでいます。日本市場での価格は2023年1月時点では未発表ですが、従来型は400万円台後半から500万円台の価格帯となっており、最近の為替レート等を考えると若干値上がりして、おそらく500万円台前半からのスタートとなるでしょう。
新型X1は、フルモデルチェンジでボディサイズが拡大され、デザインはよりハリがあり、よりダイナミックな造形となっています。X1でもキドニーグリルが拡大されているのは、最近のBMWと同じ傾向です。
日本市場では、204ps/300N・mを発揮する、2Lの「ツインパワー」ガソリンターボ エンジンモデルからの導入がアナウンスされています。本国ではターボディーゼルやPHEVモデルの発売もアナウンスされているので、将来的には日本市場への導入も考えられますね。
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X1 新型
新型X1のインテリアは、BMWの最新のデザインテイストに更新されています。具体的には、ドライバー前面のディスプレイが「BMW カーブド・ディスプレイ」になり、手で操作する大型のシフトレバーが排され、指で操作する小型のシフトレバーに変更。荷室も500Lに拡大され、より実用性が高くなりました。
BMW X1のおすすめのポイント
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X1 新型
X1のおすすめポイントは、そのボディサイズ。新型のX1は、先代に比べ53mm長く24mm広く44mm高くボディサイズを若干拡大しており、その大半が室内スペースに使われているようです。
それでも、全長は4,500mmと日本の5ナンバーサイズにも収まるサイズで、日本の道路事情にマッチしたジャストサイズのSUVとなっています。
大幅に魅力が増したX1、日本導入が楽しみですね!
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,500mm×1,845mm×1,625mm | |
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ホイールベース | 2,690mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,640kg | |
燃費 | 未発表 | |
エンジン種類 | 直列4気筒ガソリンターボ 1,988cc | |
エンジン最高出力 | 150kW(204ps)/5,000rpm | |
エンジン最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m)/1,450-4,500rpm | |
モーター種類 | ー | |
モーター最高出力 | ー | |
モーター最大トルク | ー | |
駆動方式 | 4WD | |
トランスミッション | 7速DCT | |
新車価格 | 未発表 |
■BMW X2
《画像提供:Response》BMW X2
MW X2は、Xシリーズのなかで最も車高が低く、スポーティな外見が特徴のモデルです。全高は1,535mmと低く、全幅は1,825mmと広いので、SUVでは異例のワイド&ローのスタイリングになっています。
日本市場には、3気筒ガソリンターボと4気筒ガソリンターボ、4気筒ディーゼルターボの3種類のエンジンが導入されていますが、売れ筋は4気筒ディーゼルターボモデルです。
4気筒ディーゼルターボエンジンは、190ps/400N・mという強力なパワーとトルクで、X2をほとんどスポーツカーのように走らせます。SUVとしては低いX2の全高もあり、その走りはまさに「駆け抜ける歓び」そのもの。
ディーゼルエンジンを搭載したX2 xDrive20dは、5,218,182円(税抜)と、BMWとしては比較的お求めになりやすい価格です。
《画像提供:Response》BMW X2
インテリアは、BMWらしいスポーティなデザインで、大人4人が乗るには十分なスペースがあります。荷室も、背の高いSUVにくらべればスペースは限られますが、十分な容量です。
ディーゼルモデルのX2 xDrive20dには、アダプティブ・クルーズ・コントロールや、衝突回避・被害軽減ブレーキ等の先進安全装備も標準装備されており、安心してドライブが楽しめます。
なお、X2はドイツ本国で2023年末、あるいは2024年初頭でのフルモデルチェンジが噂されています。
BMW X2のおすすめのポイント
BMW X2のおすすめポイントは、なんといっても機械式駐車場に入るSUVということ。X2の全高は1,535mmに抑えられていて、日本で主流の最大車高が1550mmまでの機械式駐車場にギリギリ入るサイズです。
他のBMWのSUVは、全高が1,600mmを超えるモデルばかりですので、機械式駐車場に駐車できるX2は、非常に貴重なモデルとなっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,375mm×1,825mm×1,535mm | |
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ホイールベース | 2,670mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,680kg | |
燃費 | WLTCモード:14.5km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ 1,995cc | |
エンジン最高出力 | 140kW(190ps)/4,000rpm | |
エンジン最大トルク | 400N・m(40.8kgm)/1,750-2,500rpm | |
モーター種類 | - | |
モーター最高出力 | - | |
モーター最大トルク | - | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 5,218,182円(消費税抜) |
■BMW X3
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X3 改良新型
X3は、BMWの数多くあるSUVのなかで、まさに中核といえるモデル。日本市場でも非常に販売台数の多い車です。
そのため、商品改良もたびたび行われており、現行のX3は2021年に巨大キドニーグリルや最新の高度運転支援システムの採用等、大規模なマイナーチェンジを受けたモデルとなります。
X3には、BMWの中核モデルらしく、ガソリンターボ、ディーゼルターボ、プラグインハイブリッドが用意されていますが、売れ筋はディーゼルターボモデル。
ディーゼルターボは、190ps/400N・mという強力な出力で、xDriveと呼ばれる4WDシステムがそのパワーを確実に路面に伝えます。さらに、「M Sport」モデルでは、Mスポーツ・サスペンションがセダン顔負けのハンドリングを実現しています。
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X3 改良新型
インテリアは、スポーティかつラグジュアリーなデザインで、12.3インチマルチディスプレイメーターパネルと、同じく12.3インチのワイドコントロールディスプレイが採用されています。ワイドコントロールディスプレイについては、タッチ操作で、カーナビとしての機能はもちろん、車の様々な機能のセッティングが可能です。
運転支援システムには3眼式カメラ方式を採用し、アダプティブ・クルーズ・コントロールやレーン・キープ・アシストだけでなく、高速道路渋滞時のハンズオフ機能も盛り込まれた最新仕様となっています。
BMW X3のおすすめのポイント
X3は、日本でファミリーカーとして使うにはベストなBMWといえます。
全長4,720mm・全幅1,890mmというサイズは、車幅は若干広いものの、日本で使うにはちょうどいいサイズです。大人2人と子ども2人の4人がしっかり座れて、荷室も十分確保され、ディーゼルターボエンジンの燃費もWLTCモードで14.5km/Lと良好です。
スキの無いファミリーカーとして、X3はM Sportの車両価格が7,181,818円(税抜)とかなり高価にはなりますが、決して後悔しないチョイスになるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,720mm×1,890mm×1,675mm | |
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ホイールベース | 2,865mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,880kg | |
燃費 | WLTCモード:14.5km/L | |
エンジン種類 | 直列4気筒ディーゼルターボ 1,995cc | |
エンジン最高出力 | 140kW(190ps)/4,000rpm | |
エンジン最大トルク | 400N・m(40.8kgm)/1,750-2,500rpm | |
モーター種類 | - | |
モーター最高出力 | - | |
モーター最大トルク | - | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 7,181,818円(消費税抜) |
■BMW X3 M Competition
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X3M コンペティション 改良新型
BMW X3 M Competitionは、スーパーカー並の性能を持った、ウルトラハイパフォーマンスSUVです。
搭載する3L 直列6気筒ガソリンターボエンジンは、実に510ps/650N・mを発揮。4WDシステムであるM xDriveがそのパワーをがっしりと受け止め、比類なき安定性をもたらしています。
Mモデル専用のアダプティブ・サスペンションは、ハードなサーキット走行をサポートします。ただ、日常の運転ではかなりサスペンションが硬く、快適とはいえません。
BMW X3 M Competitionのおすすめのポイント
BMW X3 M Competitionの0-100km/h加速は、わずか3.8秒。現行のポルシェ911カレラの0-100km/h加速:4.1秒よりも速い、スーパーSUVです。それでいて、X3 M Competitionは素のX3がもつ実用性を一切犠牲にせず、室内は大人4人とたくさんの荷物が積めます。
言い古された言葉かもしれませんが、「羊の皮を被った狼」が欲しい人にとって、X3 M Competition以上の選択肢はありません。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,725mm×1,895mm×1,675mm | |
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ホイールベース | 2,865mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,020kg | |
燃費 | WLTCモード:9.1km/L | |
エンジン種類 | 直列6気筒ガソリンターボ 2,992cc | |
エンジン最高出力 | 375kW(510ps)/6,250rpm | |
エンジン最大トルク | 650N・m(66.3kgm)/2,750-5,500rpm | |
モーター種類 | - | |
モーター最高出力 | - | |
モーター最大トルク | - | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 12,163,636円(消費税抜) |
■BMW X4
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X4 改良新型の「M40i」
BMW X4は、X3をベースに、贅沢なクーペボディに仕立てた1台です。X4には、ディーゼルエンジンモデルのほか、直列6気筒ガソリンターボも用意されています。
他のBMWでも共通ですが、X4でも「X4 xDrive20d M Sport」のような「M Sport」モデルは、標準車にくらべ、ややスポーティな仕立て。「X4 M40i」というモデルは、Mの後ろに2桁か3桁の数字が入る「Mパフォーマンス」モデルとなり、かなりスポーツ性を追及しています。そして、「X4 M」のような、モデル名の後ろに「M」が一文字だけ付くモデルは、超本格的な、サーキットもガンガン走れるスポーツモデルとなります。
X4 M40iは、搭載する直列6気筒ガソリンターボが387ps/500N・mを発揮する、かなりスポーツ性能を追及したモデルです。ディーゼルエンジンモデルのM Sportも魅力的ですが、ヨーロッパでは、クーペはより“贅沢な車”とされているので、X4ではあえて「X4 M40i」を選ぶのもアリでしょう。
X4は、流麗なデザインを持ったクーペですが、全幅が1,920mmを超えており、狭い道でのすれ違い等には、かなり神経を使うサイズなので要注意です。
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X4 改良新型の「M40i」
インテリアは、基本的にX3と同じです。ただ、12色ものインテリアカラーが用意されているのは、X4が贅沢なクーペだから。クーペボディだと、リアシートのヘッドクリアランスが心配になりますが、X4ではしっかりとスペースが確保されていて、大人4人が快適に過ごせる室内空間が確保されています。
BMW X4のおすすめのポイント
X4のおすすめポイントは、エクステリアとインテリアのカラーの豊富さです。例えば、エクステリアは16色から選べます。それに対してX3は6色です。X4はピエモンテ・レッドや、フローズン・マリナ・ベイ・ブルーなどの珍しいカラーが用意されているので、迷ってしまいそうですね。
インテリアも前述のとおり12色から選べます。それに対してX3は3色となっています。インテリアカラーは、エクステンド・レザー・メリノ フィオナ・レッド/ブラックのビビットな2トーンインテリアから、エクステンド・レザー・メリノ タルトゥーフォのシックな色合いまで、選択肢は多彩です。
ぜひ、X4というクーペを選ぶのであれば、エクステリアとインテリアのカラーコーディネートに、大いに悩まれてください。その分、納期も長くなるかもしれませんが…。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,765mm×1,940mm×1,620mm | |
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ホイールベース | 2,865mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,880kg | |
燃費 | WLTCモード:10.5km/L | |
エンジン種類 | 直列6気筒ガソリンターボ 2,997cc | |
エンジン最高出力 | 285kW(387ps)/5,800rpm | |
エンジン最大トルク | 500N・m(51.0kgm)/1,800-5,000rpm | |
モーター種類 | - | |
モーター最高出力 | - | |
モーター最大トルク | - | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 8,709,091円(消費税抜) |
■BMW X4 M Competition
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X4M コンペティション 改良新型
BMW X4 M Competitionは、X4のノーズに510ps/650N・mの超ハイパフォーマンスな直列6気筒ガソリンターボエンジンを押し込んだモデルです。基本的なメカニズムは、X3 M Competitionと共用で、510psのハイパワーをM xDrive 4WDシステムで路面に確実に伝えます。
ハンドリングも、X3 Mと共用の電子制御可変ダンパーのアダプティブ・サスペンション、電子制御デフのM スポーツ・ディファレンシャル、M スポーツ・ブレーキ等の数々の「M」モデル専用装備が与えられ、圧倒的なドライビングプレジャーを堪能ができます。
BMW X4 Mのおすすめのポイント
X4 M Competitionは、基本メカニズムをX3 Mと共用しますが、車高がX3Mに比べて55mm低いので、よりスポーティなドライビングが楽しめます。
X4 M Competitionのライバルは、同じようなボディサイズを持つポルシェ マカン GTS。しかし、X4 Mはマカン GTSにくらべ70ps高いエンジン出力(510ps)で、ライバルを圧倒します。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,760mm×1,925mm×1,620mm | |
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ホイールベース | 2,865mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,020kg | |
燃費 | WLTCモード:9.1km/L | |
エンジン種類 | 直列6気筒ガソリンターボ 2,992cc | |
エンジン最高出力 | 375kW(510ps)/6,250rpm | |
エンジン最大トルク | 650N・m(66.3kgm)/2,750-5,500rpm | |
モーター種類 | - | |
モーター最高出力 | - | |
モーター最大トルク | - | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 12,418,182円(消費税抜) |
■BMW X5
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X5 新型
2000年にデビューしたX5は、「高性能プレミアムSUV」というジャンルを開拓した先駆者として、自動車の歴史に名を残しています。4代目となる現行型でも、「高性能プレミアムSUV」というX5の立ち位置はまったく変わっていません。
X5は、全長4,935mm・全幅2,005mmという巨大なサイズ。パワーユニットは3L 直列6気筒ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド、3L 直列6気筒ガソリンターボ+プラグインハイブリッド、4.4L V型8気筒ガソリンターボの3種類のパワーユニットが用意されており、ディーゼルターボモデルが人気のようです。
ディーゼルであっても、BMWの直列6気筒エンジンに特有の「シルキーシックス」と呼ばれる滑らかなフィーリングを持ち、700N・mという膨大なトルクは、その気になれば、猛烈な速さでX5を走らせます。
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X5 新型
インテリアも、プレミアムSUVに相応しいスキの無い作りでユーザーを迎え入れます。運転支援システムは3眼式カメラ方式を採用し、高速道路渋滞時のハンズオフ機能も盛り込まれた最新仕様です。
X5からは、エアサスペンション搭載車が設定され、その乗り心地は快適そのもの。もちろん、ドライビングモードの設定機能が付いていて、「スポーツプラス」モードを選択すれば、サスペンションが引き締まったセッティングになり、鋭いハンドリングも楽しめます。このような二面性を兼ね備えているのも、「高性能プレミアムSUV」ならではといえるでしょう。
BMW X5のおすすめのポイント
X5のおすすめポイントは、3列シート装着車が用意されていること。グレードとしては、車両価格10,900,000円(税抜)の「X5 xDrive40d M Sport」が3列シート装着車となります。
3列目は、その巨大なボディサイズから想像するほど広々とはしていないものの、ラインアップにミニバンを持たないBMWでは、貴重な多人数乗車モデルとなっています。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,935mm×2,005mm×1,770mm | |
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ホイールベース | 2,975mm | |
最大乗車定員 | 7名 | |
車両重量 | 2,420kg | |
燃費 | WLTCモード:12.1km/L | |
エンジン種類 | 直列6気筒ディーゼルターボ +ハイブリッド 2,992cc | |
エンジン最高出力 | 250kW(340ps)/4,400rpm | |
エンジン最大トルク | 700N・m(71.4kgm)/1,750-2,250rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 8.0kW(11ps)/10,000rpm | |
モーター最大トルク | 53N・m(5.4kgm)/500rpm(原動機始動時) 35N・m(3.6kgm)/2,500rpm(原動機アシスト時) | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 10,900,000円(消費税抜) |
■BMW X5 M Competition
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X5 M コンペティション 新型
X5の「高性能プレミアムSUV」というコンセプトを突き詰めたのが、X5 M Competitionです。エンジンは4.4L V型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載し、最高出力は実に625ps/750N・mという、スポーツカーのような出力を誇ります。
アクセルを踏むと、V型8気筒エンジン独特のビートを聞かせながら、凄まじい加速をX5 M Competitionに与えます。
サスペンションは、ベースとなったX5が上級グレードではエアサスを装着しているのに対し、X5 M Competitionではコイルスプリングサスペンションに変更されています。その減衰力はサーキット走行を見据えてかなり締めあげられていて、「コンフォート」モードでも一般道の乗り心地はハードです。
BMW X5 Mのおすすめのポイント
X5 M Competitionの魅力は、暴力的な速さ。全長5m弱、全高も1.8m弱もある巨大で重い(重量:2,4t)箱が、スポーツカーと同じスピードで走れてしまいます。物理法則を無視したようなその速さは、少しの背徳感とともに、ドライバーをエキサイティングなドライビングプレジャーの世界へ導きます。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,955mm×2,015mm×1,770mm | |
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ホイールベース | 2,970mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,400kg | |
燃費 | WLTCモード:7.4km/L | |
エンジン種類 | V型8気筒ガソリンターボ 4,394cc | |
エンジン最高出力 | 460kW(625ps)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 750N・m(76.5kgm)/1,800-5,860rpm | |
モーター種類 | - | |
モーター最高出力 | - | |
モーター最大トルク | - | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 17,245,455円(消費税抜) |
■BMW X6
《画像提供:Response》《画像:ビー・エム・ダブリュー》BMW X6
BMW X6は、端的にいえば、X5に優雅なクーペボディを被せた車です。ボディサイズが全長4,945mm・全幅2,005mmもあるため、極めて伸びやかで贅沢なクーペラインを持ったスタイリングに仕上げられています。
年々巨大化するキドニーグリルには、ついに「キドニーグリル アイコニックグロー」と呼ばれるライトアップ機能が装備され、夜のドライブでグリルを立体的に輝かせます。
パワーユニットは、3L 直列6気筒ディーゼルターボエンジンと、4.4L V型8気筒ガソリンターボエンジンがラインアップ。
ただ、X5と同様に、全幅が2mを超えているので、日本の道路事情では気軽に使えるサイズではありません。
《画像提供:Response》《画像:ビー・エム・ダブリュー》BMW X6
たっぷりとしたサイズのシートには、豊富なカラーバリエーションが用意されていて、クーペとしての華やかな雰囲気を盛り上げます。クーペボディでは、リアシートのヘッドスペースが狭いのではないか?との心配の声もあるようですが、全長5m近いボディサイズなので、何の問題もありません。
エレガントな雰囲気につつまれた広大な室内で、ドライバーだけでなく、X6に乗るすべての人が快適なドライブを楽しめます。
BMW X6のおすすめのポイント
《画像提供:Response》《画像:ビー・エム・ダブリュー》BMW X6
X6では、オプションでATセレクタ―レバーや、iDriveコントローラー、エンジンスタートボタンを、クリスタルガラスに変更することができます。この「クラフテッド・クリスタル・フィニッシュ」と呼ばれるオプションはX5にも用意されていますが、似合うのは断然、優雅なクーペボディを持つX6です。
「クラフテッド・クリスタル・フィニッシュ」は、エレガントなX6のインテリアを、さらに華やかに彩ります。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,945mm×2,005mm×1,695mm | |
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ホイールベース | 2,975mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,280kg | |
燃費 | WLTCモード:7.9km/L | |
エンジン種類 | V型8気筒ガソリンターボ 4,394cc | |
エンジン最高出力 | 390kW(530ps)/5,500rpm | |
エンジン最大トルク | 750N・m(76.5kgm)/1,800-4,600rpm | |
モーター種類 | - | |
モーター最高出力 | - | |
モーター最大トルク | - | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 14,090,909円(消費税抜) |
■BMW X6 M Competition
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X6 M 新型
X6 M Competitionは、X5 M Competitionと同じく、625ps/750N・mの怪力を持つSUVで、搭載されているV型8気筒ガソリンターボは、優雅なX6を野獣に変身させます。
X6 M Competitionも、締めあげられた足回りを持っているので、サスペンションをコンフォートモードにしても、乗り心地の硬さが残り、家族を乗せるには少し躊躇してしまいます。
X6 M CompetitionやX5 M Competitionは、一般道を突き抜けてサーキット走行に振ったモデルです。そのため、一般道での快適性とスポーティさの両立を求めるならば、同じ4.4L V型8気筒ガソリンターボの、X5 M50iやX6 M50iがおすすめです。
X5 M50iやX6 M50iは、出力が100psほど少なく、サーキット走行などの限界域での性能こそX6 M CompetitionやX5 M Competitionに劣るものの、街中での快適性もしっかり確保されていて、はるかに実用的です。
BMW X6 Mのおすすめのポイント
X5 M Competitionに比べ、75mm低いクーペボディなので、より低重心なドライビングを追及できます。
ただ、重量はX5 M Competitionから30kgしか軽くなっていないので、物理法則の限界を常にイメージしておく必要があります。いずれにせよ、一般道でその実力を解き放つのは完全にイリーガルなので、サーキットでこそ、その本領が発揮できるモデルです。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,955mm×2,020mm×1,695mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,975mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 2,370kg | |
燃費 | WLTCモード:7.4km/L | |
エンジン種類 | V型8気筒ガソリンターボ 4,394cc | |
エンジン最高出力 | 460kW(625ps)/6,000rpm | |
エンジン最大トルク | 750N・m(76.5kgm)/1,800-5,860rpm | |
モーター種類 | - | |
モーター最高出力 | - | |
モーター最大トルク | - | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 17,618,182円(消費税抜) |
■BMW X7
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X7 改良新型
BMW X7は、BMWのSUVの頂点に立つキングオブSUVです。2022年11月にビックマイナーチェンジを受け、先行発売されていたセダンの7シリーズと共通のフロントマスクとなりました。
トップモデルなので、さぞサイズも大きいだろうと思いきや、全幅はジャスト2mと、弟分のX5よりも5mm狭くなっています。全長は5,170mmと5mを超えますが、X5との差は235mmと、それほど大きくありません。
パワーユニットは、X5やX6と共通の3L 直列6気筒ディーゼルターボと、4.4L V型8気筒ガソリンターボエンジンがラインアップされ、サスペンションは全モデル、エアサスペンションとなります。
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW X7 改良新型
インテリアは、2022年11月のビッグマイナーチェンジにより、「BMW カーブド・ディスプレイ」を採用。BMWの最新トレンドのダッシュボードデザインとなりました。
X7は、全モデル6人乗りか7人乗りを選べ、X5と同じように多人数乗車が可能です。X5よりも全長が235mm大きいため、3列目シートは実用的なスペースを持っています。
全車標準装備のエアサスペンションも、コンフォートモードモードでは徹底的に乗り心地重視のセッティングに躾けられているため、どのシートに座っても快適そのもの。ミニバン的な使い方では、BMWのSUVのなかでX7が最も適しています。
ただし、最小回転半径が6メートルを超えるので、日本の街中での取り回しには、それなりにテクニックを要します。
BMW X7のおすすめのポイント
《画像提供:Response》撮影 中村孝仁BMW X7 xDrive 35d
X7をお買い上げになる際は、ぜひ「2列目コンフォート・シート」のオプションを選びましょう。画像のように、2列目がキャプテンシートになるので、もともと乗り心地極上なX7が、さらに快適になります。2列目コンフォート・シートは価格も80,909円(税抜)とリーズナブルなので、付けて損はないオプションです。
さらに、オプション価格124,545円(税抜)の「スカイ・ラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフ」を組み合わせると、2列目はまさにVIPのためのシートにグレードアップします。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,170mm×2,000mm×1,835mm | |
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ホイールベース | 3,105mm | |
最大乗車定員 | 6名/7名 | |
車両重量 | 2,610kg | |
燃費 | WLTCモード:8.2km/L | |
エンジン種類 | V型8気筒ガソリンターボ 4,394cc | |
エンジン最高出力 | 390kW(530ps)/5,500rpm | |
エンジン最大トルク | 750N・m(76.5kgm)/1,800-4,600rpm | |
モーター種類 | 交流同期電動機 | |
モーター最高出力 | 9kW(12ps)/2,000rpm | |
モーター最大トルク | 200N・m(20.4kgm)/0-300rpm | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 15,436,364円(消費税抜) |
■BMW XM
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW XM
BMWをベースに高性能車を開発しているBMW M社。そのBMW M社の50周年記念モデルが、BMW XMです。BMW M社の50周年モデルが、バリバリのスポーツカーではなく、SUVというのがイマドキですね。
MXは、BMW M社の記念モデルに相応しく、BMWのSUVの中では最強の出力を誇ります。MXはPHEVなので、エンジンとモーターの2つのパワーユニットを持ちます。エンジンは4.4L V型8気筒ガソリンツインターボで489ps/650N・m、モーターは197ps/280N・mをそれぞれ発揮。パワーユニット全体としてのシステム出力は653ps/800N・mとなり、X5 M Competitionをも上回るスーパーSUVとなっています。
駆動系は、PHEV専用4WDシステムの「M xDrive」を搭載し、0-100km/hは加速4.3秒、最高速は250km/h(リミッター作動)を実現。オプションの「M ドライバーズ・パッケージ」では、リミッターが270km/hに引き上げられます。
走行用リチウムイオンバッテリーの容量は29.5kWhで、EV走行モードの最大航続距離は88kmとのことです。
《画像提供:Response》《photo by BMW》BMW XM
インテリアは、最新モデルらしく「BMWカーブド・ディスプレイ」を採用。デザインテイストは内燃機関モデルの「X」シリーズではなく、純電気自動車の「iX」に近いものになっています。ダッシュボードには、XM専用のヴィンテージ・ライクなレザーが貼られ、独特の個性を醸し出します。
シートにもMX専用の「M マルチファンクション・シート」が採用され、シートベンチレーションはもちろん、マッサージ機能まで内蔵されていて、至れり尽くせりです。
オーディオも、1,475W・20スピーカーの「Bowers & Wilkins ダイヤモンド・サラウンド・サウンド・システム」が標準装備と、BMWのありとあらゆる装備がつめ込まれています。
BMW XMのおすすめのポイント
BMW XMの最大のおすすめポイントは、そのパフォーマンスです。X5 M Competitionをも上回る、653ps/800N・mの圧倒的なハイブリッド・パワーは、他のモデルには無いXM特有のものです。
それでいてPHEVですので、バッテリーを満充電すれば88kmEV走行ができるというのも、イマドキのスーパーSUVらしいポイントといえるでしょう。
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 5,110mm×2,005mm×1,755mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 3,105mm | |
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | - | |
燃費 | - | |
エンジン種類 | V型8気筒ガソリンターボ | |
エンジン最高出力 | 360kW(489ps)/5,400-7,200rpm | |
エンジン最大トルク | 650N・m(66.3kgm)/1,600-5,000rpm | |
モーター種類 | - | |
モーター最高出力 | 145kW(197ps)/7,000rpm | |
モーター最大トルク | 280N・m(28.6kgm)/100-5,500rpm | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式8速AT | |
新車価格 | 19,363,636円(消費税抜) |
まとめ
BMWのSUVシリーズをすべて紹介しましたが、いかがでしたか?「走り」にこだわるメーカーらしい、個性的なモデルばかりでしたね。SUVには乗りたいけど、走行性能も諦めたくない!というワガママな人に、BMWのSUVは最適だと思います!
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よくある質問
■BMWの最高のSUVは?
BMWのSUVのなかで、最高のパフォーマンスを求めるのであれば、XMをおススメします。システム出力653ps/800N・mのパワーは圧倒的で、BMWのSUVで最強を誇っています。
最高の快適性を求めるのであれば、X7がおススメ。X7のエアサスは、コンフォートモードを選択すれば、乗っている人に最高の乗り心地を提供します。
最高のハンドリングを求めるのであれば、 X4M Competitionはいかがでしょうか。全高が1620mmと、SUVとしては低く抑えられて低重心ですので、スポーティなハンドリングが楽しめるでしょう。
■BMWはどこの国の自動車メーカー?
BMWはドイツのバイエルン州ミュンヘンに本拠地を置く自動車メーカーです。日本では「駆け抜ける歓び」をコーポレートアイデンティティとしており、走りの質の高さに非常にこだわるメーカーとして知られています。また、BMWは自動車とオートバイの双方を生産するメーカーでもあります。
ドイツのミュンヘンにあるBMW本社は、その独特な形状から「フォーシリンダービル」と呼ばれ、ミュンヘンのランドマークになっているとか。
BMW傘下のブランドには、イギリスの「MINI」と「ロールス・ロイス」があります。小型車として有名な「MINI」と、世界最高の高級車メーカーと言われる「ロールス・ロイス」
のブランドを両方保有しているのが興味深いですね。
《画像提供:Response》originalBMW 本社ビルがリニューアル、エネルギーと資源の節約