石川県に道の駅は何箇所ある?
石川県にある道の駅は、全部で26箇所です。そのほとんどは日本海に近いため、新鮮な魚を扱っている施設が多いのが特徴です。特産品を販売している売店や地域の食材を利用したレストランなどは、地元の人たちからも人気があります。
中には旧鉄道駅を改装してできた道の駅や、空港の役割を果たしている道の駅、世界一長いベンチが近くにある道の駅など、ユニークな施設もあります。
石川県のおすすめ道の駅10選
ここでは、石川県にあるおすすめの道の駅を10施設選んで紹介していきます。どれも日本海に近く、アクセスも良いのでおすすめです。近くに立ち寄った際にはぜひ足を運んでみてください。
■①道の駅 千枚田ポケットパーク(輪島市)
道の駅「千枚田ポケットパーク」は、目の前に日本海が広がる石川県白米町にある道の駅です。国道249号線に隣接しているので、アクセスしやすい立地にあります。
すぐ隣には「白米千枚田」があり、その絶景は必見です。売店には数多くの地元特産品が並んでいます。
◯棚田「白米千枚田」が一望できる
白米千枚田は、日本の棚田百選にも認定されている絶景の棚田です。さらに世界農業遺産「能登の里山里海」のシンボルとしても注目されています。田んぼが海まで連なっている光景はとても美しく、まさに日本の原風景が広がっています。
時期や季節によってその姿は変化しますので、いつ行っても楽しめます。
◯レストランと売店が併設
道の駅内には「千枚田レストハウス」があり、レストランと売店が併設されています。売店ではこの地方ならではの特産品がたくさん販売されています。
レストランには軽食が販売されています。「天然ふぐの唐揚げ」や輪島名物「かかし」と呼ばれる揚げ物が人気です。
■アクセス情報
■②道の駅 能登食祭市場(七尾市)
道の駅「能登食祭市場」は、石川県七野市にある大規模な道の駅です。すぐ目の前には七尾港が広がっており、そこで水揚げされた新鮮な魚たちが販売されています。海の幸を利用した料理やお土産も大好評です。新鮮な魚を求めて、地元の人や観光客でいつも賑わっています。
◯海の特産品が大人気
道の駅内には、数多くの海鮮特産品が販売されています。一夜干しセット・能登かき・天然岩がきなどの、この地方でしか味わえない海の幸がたくさんあります。
とくに「浜焼きコーナー」が大人気で新鮮な魚介類をその場で焼いてもらえます。焼き立て新鮮な魚が食べられるのもこの道の駅ならではでしょう。
◯新鮮な魚介類を楽しもう「食祭まいもん丼」
道の駅内にあるレストランでは、新鮮な魚をお腹いっぱい楽しめます。
「加賀屋」にある「海鮮あぶり丼」は、鯛・マグロ・サーモンなどをあぶって旨味を引き出した丼です。新鮮な魚たちが美味しいのはもちろんのこと、お米やタレにもこだわりがあり、さらに旨味を引き出しています。
■アクセス情報
■③道の駅 高松(かほく市)
道の駅「高松」は、「のと里山海道高松SA」の位置にある道の駅です。上り線は「里山館」・下り線は「里海館」という2種類が存在する特殊な施設となっています。
目の前には日本海が広がっており、その雄大な景色を楽しめます。
◯上り線「里山館」には足湯がある
里山館には、この地域ならではの特産品や野菜販売コーナー、地元の食事が楽しめる食事コーナーがあります。里山館限定グルメの「とり野菜鍋定食」や「とり野菜みそラーメン」がおすすめです!
また足湯が設置されていますので、ゆっくりと過ごせます。
◯下り線「里海館」にはドッグランがある
里海館は日本海に近く、日本海を眺めるのに絶景ポイントです。里山館と同じく、地元の特産品や食事をすることができます。とくに、かほく市ブランドであるさつまいも「かほっくり」を使用したお菓子は人気です。
食事をするときには、ぜひ里海館限定の「あぶり豚のと塩麺」「里海定食」を味わってみてください。
またこちらにはドッグランがあるので、日本海を眺めながらワンちゃんたちを遊ばせることもできます。
■アクセス情報
■④道の駅 のとじま(七尾市)
道の駅「のとじま」は石川県七尾市にある道の駅で、能登島の中央に位置します。目の前に能登島の絶景を眺めながら休憩できます。
また地域活性化のために、情報発信や観光案内などの役割も果たしています。
◯道の駅初!能登牛を使用したメニューが食べられる
道の駅 のとじまにあるレストランでは、この地方で育てられた「能登牛」を使用したメニューが食べられます。
希少部位を使用した「能登牛ミスジ丼」や、能登牛が100%使用された「ハンバーグ」「能登牛コロッケ」「能登牛サイコロステーキ」など、人気のメニューが並んでいます。能登牛が食べられるのは、道の駅 のとじまだけです。ぜひ、その貴重な味を楽しんでください。
◯能登島ガラス美術館やガラス工房で楽しもう
道の駅のすぐとなりには、「能登島ガラス美術館」や「能登島ガラス工房」があります。
ガラス美術館では、さまざまなガラスの展示品が見られます。定期的にイベントが開催されており、いろいろなテーマに合わせた作品を楽しめます。
ガラス工房ではガラスのお土産が購入できたり、ガラス作り体験ができます。ここで、世界に1つしかない、自分だけのオリジナル作品を作ってみましょう。
■アクセス情報
■⑤道の駅 瀬女(白山市)
道の駅「瀬女」は、石川県白山市にあります。日本三名山の1つである「白山」のほぼ中央に位置しており、温泉街やさまざまな文化のある地域へのアクセスが非常に良い立地です。山々に囲まれた自然豊かな施設で、広々としたドッグランが整備されているのが特徴的です。
白山麓の特産品や手作り工芸品などを多数そろえており、地元の食文化や芸術を楽しめます。
◯焼き立てパンが大好評
道の駅 瀬女には、焼き立てのパンを販売しているパン屋さんがあります。地元の野菜や旬の食材を活かしたオリジナルパンが好評です。
とくに、とちの実ペーストを練り込んだ「とちの実食パン」がおすすめです。ほかにも、炊きたてのおいしいパンがずらりと並んでいますので、ぜひチェックしてみてください。
◯ペットと一緒に自然を楽しもう
道の駅には広いドッグランが併設されているので、ワンちゃんを思い切り運動させることができます。さらに野外の休憩エリアには、ペットも一緒に休めるエリアも用意されています。ぜひ、ワンちゃんと一緒に大自然を堪能してください。
■アクセス情報
■⑥道の駅 輪島(ふらっと訪夢) (輪島市)
道の駅「輪島」は、旧輪島駅の跡地を利用してできた道の駅です。平成13年に廃線となったのですが、残された駅舎をバスターミナル・道の駅としてリフォームされました。外観は旧輪島駅の雰囲気を残した作りとなっているので、とても風情ある建物となっています。外国人観光客のための観光案内所や、物産館、レストランやカフェを併設しています。
◯当時の輪島駅の雰囲気を楽しもう
道の駅 輪島は旧輪島駅を新しくして開設された道の駅です。昔に使用されていたホームや線路の一部がそのまま残されており、旧輪島駅の雰囲気を感じることができます。
現在も保存されている当時の駅名標を見てみると、次駅が「シベリア」表記になっています。当時の終着駅としてのギャグを垣間見るのも、面白いのではないでしょうか。
◯レストランやお土産屋もある
道の駅内には、レストランやお土産販売所があります。レストランは小さな規模ですが、地元の人たちも集まる地域の食堂のような温かみを感じられます。焼肉定食やうどんなど、定番の食事を味わうことができます。
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■⑦道の駅 狼煙(珠洲市)
道の駅「狼煙」は、能登半島の最先端にあります。禄剛埼灯台のすぐ下にあり、展望台からは雄大な日本海を眺められます。灯台が作られる前までは狼煙をあげて航路を知らせていたため、「狼煙」の名前が残っています。
道の駅近くにある交流施設では地元特産品の豆腐や工芸品などを購入できたり、体験交流室にて豆腐作りやきなこ作りを体験することができます。
◯禄剛埼灯台からの日本海の眺め
道の駅 狼煙は、禄剛埼灯台の入り口にもなっています。道の駅に駐車して、長い階段を登っていくと灯台に到着します。イタリア人が設計した小さな可愛らしい灯台で、2017年には「恋する灯台」として認定されています。
ここの岬は朝日と夕日が同じ場所で見られると有名ですので、時間帯をずらして海を眺めてみると面白いかと思います。
◯交流施設でさまざまな体験ができる
道の駅にある「交流施設狼煙」では、地元の新鮮な野菜や地域特産品である「大浜大豆」を利用した豆腐や、天然にがりを使用した地豆腐などが販売されています。
体験型学習教室も多く開催されており、「豆腐作り体験」「きな粉ひき体験」「農作業体験」「漁師体験」など、その種類も豊富です。きな粉ひき体験は予約不要で100円で体験できるので、ぜひ思い出作りにいかがでしょうか。
■アクセス情報
■⑧道の駅 とぎ海街道(羽咋郡志賀町)
道の駅「とぎ海街道」は、能登半島西側に位置する道の駅です。国道249号線沿いにあるのでアクセスしやすく、金沢からおよそ1時間の距離にあります。
近くには「世界一長いベンチ」でギネス記録認定したベンチや、サクラ貝を拾うことができる海岸「増穂浦海岸」などがあります。夏の時期には海水浴やキャンプに訪れた観光客で賑わいます。
観光案内所としての役割のほかにも、地元特産品やお土産の販売、レストランも併設されています。
◯特産品の甘エビを持ち帰ろう
道の駅内にある販売所には海産物のほかにも、地元で採れた野菜や、おまんじゅうなどの和菓子、さくら貝を加工したお土産などが販売されています。
とくに目玉は、地元の特産品である「活き甘エビ」を持ち帰るできるパックです。活きたままの甘エビを全国に発送することもできます。甘エビ好きはぜひチェックしてほしいです。
◯男爵ソフトクリームが人気
道の駅内にあるレストランでは、海鮮丼やカレーや麺類を食べられます。
レストランにあるメニューで人気なのが、男爵ソフトクリームです。塩をかけて食べるソフトクリームがなんともユニークです。男爵芋の味がほのかに口に広がる、優しい味付けとなっています。
■アクセス情報
■⑨道の駅 すずなり(珠洲市)
道の駅「すずなり」は、石川県珠洲市にある道の駅です。能登半島の先端東側に位置しています。旧珠洲駅の跡地であり、当時のプラットホームの名残があります。
観光案内所として機能しているほか、珠洲の名産品や特産品が充実しており豊富な品ぞろえが自慢です。
◯のと鉄道記念広場や旧珠洲駅プラットホームがある
道の駅 すずなりは旧珠洲駅を改装してできた道の駅であり、施設近くにはプラットホームや鉄道記念広場があります。
平成17年まで使われていた当時の線路やホームがそのまま保存されており、無料で自由に閲覧することができます。当時の珠洲駅の面影を感じてみるのも面白いです。
またインフォメーションが設置されていますので、観光案内所としても機能しています。
◯お土産販売所には特産品や名産品が充実
道の駅内にあるお土産販売所には、およそ800種類以上にも及ぶ商品がずらりと並んでいます。
珠洲地方でしか購入できない、オリジナルの商品が数多く取り揃えらえています。
能登地方で作れた「奥能登ビール」・種類がたくさんある「岩のり」・伝統の揚げ浜式製塩で作られた「能登塩」など、この地方でしか買えないお土産を見るだけでも楽しいです。
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■⑩道の駅 のと里山空港(輪島市)
道の駅「のと里山空港」は、能登空港の役割も果たしています。時刻が合えば、飛行機が離着陸する姿が見られます。
1階には観光インフォメーションや小さな売店、2階には広い売店、3階にはレストランがあります。
◯売店でお土産を購入できる
空港の1階・2階に売店がありますが、2階のほうが広くてお土産の種類も多いのでおすすめです。
能登でしか販売されていないお菓子のお土産はもちろんのこと、地酒ビールや干物も売られています。
1階の売店にはオリジナルブレンドの「能登空港ソフトクリーム」があり、実は地元の人たちの間で密かに人気なんだとか。牛乳の味が濃厚で、すっきりとした味わいが特徴です。ぜひ味わってみてください。
◯飛行機を眺めながら食事を楽しめる
道の駅3階にある「レストランあんのん」では、滑走路を眺めながら食事ができます。
ブランド牛が乗った「能登丼」は金賞を受賞しており、見た目に反してさっぱりとした味わいが好評です。ほかにもカレー・ピザ・能登牛のうどん・能登の地酒などが楽しめます。