女性管理職比率10%を達成。約3割が部長級以上
2017年4月13日、日産自動車の国内における管理職以上の女性が279名となり、女性管理職比率が10.1%となり目標に掲げていた「2017年までに女性管理職比率10%」という目標を達成したことを発表しました。
右端、黄色の1.3%は女性活躍推進法に基づく「産業ごとの管理職に占める女性労働者の割合の平均値」
女性管理職は279名となり、全部門で登用されていて279名の約3割となる76名が部長級以上として活躍しています。
日産は、「ダイバーシティ ディベロップメント オフィス」を2004年10月に設立して以来、多様な人財の活躍、推進を図るダイバーシティに積極的に取り組んでいます。結果、ダイバーシティ設立当時は1.6%だった女性管理職比率が、様々な女性従業員育成支援活動によって6倍以上となり「産業ごとの管理職に占める女性労働者の割合の平均値」の1.3%を大きく上回っています。部長以上の管理職においての女性割合は2004年の5人から15倍以上となりました。
日産は、女性管理職がさらに上へとステップアップできるように、キャリアに関する面談、研修の実施や女性活躍推進に関する異業種間の検討プログラム等への参画、メンタリングプログラムの提供など、色々な施策を行っています。
さらにあらゆる部門で女性従業員が活躍できるよう、一人ひとりのキャリアにあわせた各種プログラムを実施、社内外の活動への参加の機会を継続して提供しています。くわえて、理系女子高校生向けに出張授業をするなど、将来の技術系の優秀な女性人財獲得に向けた活動も実施しています。
日産 2017年度の採用計画
2017年2月27日には、2017年度の採用計画について、新卒者と中途採用数の合計で、前年度より390名多い1420名の採用を計画していることを発表しました。
2018年春入社の新卒採用は680名(前年度比100名増)。
内訳は、事務系・技術系が430名(同80名増)、技能系が250名(同20名増)となっています。
中途採用は740名(同290名増)で、内訳は事務系・技術系が380名(同50名増)、技能系が360名(同240名増)となります。
2017年度は、技術系、技能系の採用を増やすことで、日産インテリジェント・モビリティ実現の加速とともに、生産台数の増加や技能伝承への対応を進めていくようです。
また、優秀で意欲のある女性の採用を進め、ダイバーシティを積極的に推進ていくと発表をしました。
日産は、ハッピーフライデーについてもいち早く導入するなど働き方についての改革、推進が非常に強い会社です。下記の記事にて「働き方改革」についてもまとめています。
日産の働き方改革「Happy 8」とは?概要と取り組みを調べてみた!!
http://matome.response.jp/articles/1082017年4月1日付けでゴーン社長兼CEOが退任し、後任に西川廣人共同CEOが社長兼CEOに就任するという報道がありました。こちらの記事ではそんな日産の働き方「Happy8」という制度についてをまとめます。