東京オートサロン2018特別街頭検査、26台に整備命令
東京オートサロン2018の開催に合わせて、会場周辺で行われた不正改造車の特別街頭検査。
今年は35台が検査を受け、26台が整備命令を受けました。
なぜ不正改造車が東京オートサロンに集まるのか?
ご存知の方も多いと思いますが、東京オートサロン2018の公式サイトにもあるように東京オートサロンはチューニングカーの祭典として知られています。
東京オートサロンは、1983年にチューニングカーマガジン「OPTION」誌初代編集長が、カスタムカー文化を世に広めるべく「東京エキサイティングカーショー」としてスタート。
1987年の第5回からは「東京オートサロン」に名称を変更し、会場も晴海から有明、そして幕張メッセと開催場所を変え、年々規模を拡大。
不正改造車が集まるのは、東京オートサロンに合わせて自慢のカスタムカーで来場する不正改造車が後を絶たないというのが大きな理由になっています。
過去5年のデータからみる不正改造車の取締台数
こちらは2013年から2018年までの過去5年間のデータから、東京オートサロンの特別街頭検査で取り締まられた不正改造車の推移になります。
西暦 | 検査車両 | 検査車両のうち整備命令を受けた車両台数 | 検査車両に占める整備命令を受けた車両割合 |
2013 | 133 | 113 | 85% |
---|---|---|---|
2014 | 159 | 103 | 65% |
2015 | 134 | 85 | 63% |
2016 | 121 | 84 | 69% |
2017 | 64 | 44 | 69% |
2018 | 35 | 26 | 74% |
■【激減】過去5年間で最も少ない検査対象車両台数
過去5年間の推移から、2013年〜2016年は100台以上あった検査対象車両が2017年から激減していることがみて取れます。
さらに、2018年は検査対象車両がたったの26台と過去5年間で最も少ない台数でした。
検査場所や期間が毎年違うため、検査対象車両台数に影響を与えていることを踏まえても、非常に少ない台数であることがわかります。
■違法改造車の割合は5年ぶり70%超え
検査車両の中で整備命令を交付された台数の割合は60〜70%台で推移しています。
2018年は5年ぶりに70%を超える車が不正改造車として取締りを受けました。
東京オートサロン会場周辺に訪れる特別街頭検査の対象となった車の母数は少なくなっているが、その中でも不正改造車の割合は変わっていないといえるでしょう。
まとめ
東京オートサロン会場周辺の特別街頭検査、過去5年分のデータを合わせて掲載させて頂きました。
東京オートサロン開催期間に会場に訪れる不正改造車の台数は減少していますが、まだまだ取締り対象となる不正改造車は後を絶ちません。
不正改造は重大な事故につながる危険性があります。
チューニングやカスタムは、保安基準の範囲内で施すよう徹底していきましょう。。