ほとんどの人の評価はその広さと使い勝手に集中しており、高い評価となっています。
■試乗記
走り出してまず肌で実感したのは「まるで欧州コンパクトカーのような走りではないか!」ということ。説明のなかに、ボディの曲げ剛性約30%向上、上下曲げ変位量約22%ダウン、シートロール角約9%ダウン、ロール慣性モーメント約12%ダウンなどとある。一方でクルマ全体で80kgもの軽量化も達成しているとも書かれていた。が、とにかく安定感タップリの足回りと、シッカリとした操舵感のステアリングフィールは「これがハイト系の軽自動車か!?」と思わせられるほど。
エンジン性能もNA(52ps/6.1kg・m)とターボ(64ps/10.2kg・m)とでは、パワーの伸び感ではターボが一枚上手なのは事実。しかし今回はギヤを併用したユニークなCVT「D-CVT(デュアルモードCVT)」のおかげで、通常走行ではNAでもパワーを振り絞って……といった状態を感じることなく、ストレスなく走らせられる。ターボとNAは今回の場合、性能違いというよりフィーリング違いといった印象で、故にNAを選んで「やっぱりターボにしておけばよかった」と後悔することはなさそうだ。
ターボの走行性能はもちろん、NA車でも十分満足できるとされ、操縦性も軽自動車を超える完成度としています。
まとめ
ダイハツの新型タントについて見てきましたが、まとめてみると次のようになります。
①ダイハツの新型タントは2019年7月に発売されたばかりの軽ハイトールワゴン
②新型タントはDNGAによる新プラットフォームによって、走行性能とに乗り心地が向上
③新型タントは標準タイプとカスタムという2つの個性で好みに応じて選べる
④新型タントは便利な装備と広い室内で、幅広い層に選ばれる工夫がたくさん
⑤新型タントには最新の安全装備「スマアシ」と駐車支援システムもある運転支援機能「スマートアシストプラス」も採用され、安心・安全機能が盛りだくさん
競合車種の多い軽ハイトールワゴンですが、当記事一押しの魅力的な新型「タント」を気になる方はぜひ、ダイハツのディーラーで実際に見てみてくださいね。