ダイハツのタントとはどんな車?
ダイハツタントとタントカスタム
■新型タント、フルモデルチェンジでどう変わった?
2019年7月のフルモデルチェンジでは、これまでのタントならではの広い室内空間はより広く、ピラーインドア「ミラクルオープンドア」といった特徴をさらに使いやすくして、新しい装備や機能も充実させています。
そして、子育てファミリーだけではなく、若年、子育てから子離れ、高齢者まで、幅広いユーザーが安心して運転できるように「スマアシ」を始めとした安全装備もさらに進化させています。
■タントとタントカスタムとの違いは?
タントカスタム
標準車の「タント」と上級装備車の「タントカスタム」は、そのキャラクターの違いがひと目でわかるように違いを鮮明にしています。女性が好むような、親しみやすいシンプルなイメージの「タント」。
ちょっとダーティーで押し出しが強く、上質で洗練された大人っぽいイメージとなっている「タントカスタム」は男性に人気があります。2つのタントは同じ車種とは思えないほどの違いがあります。
ダイハツの新型タント最新情報
ミラクルオープンドア
■ダイハツ 新型タントスペック(ボディサイズ・燃費・エンジンほか)
※基本スペックほか情報は公式サイトより(情報は2020年2月現在のもの)
ボディサイズ
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,755mm
軽の規格いっぱいに利用しているため、旧モデルと比べても5mm高くなっているだけですが、ドアパネルのデザインの違いなどによって、旧モデルのオーナーには大きくなったと感じられるかもしれません。
■燃費はいいの?
エンジンは旧型と変わっていませんが、世界初となる半球型燃焼室や複数回点火(マルチスパーク)などを採用して、より燃焼効率が向上させることで基本性能を磨き上げています。
エンジン形式・排気量:直列3気筒・658㏄
最高出力:
通常エンジン:38kW[52PS]/6900rpm
ターボ仕様:47kW[64PS]/6400rpm
最大トルク:
通常エンジン:60N・m[6.1kg・m]/3600rpm
ターボ仕様:100N・m[10.2kg・m]/3600rpm
燃費
JC08モードと比べてWLTCモードで燃費が大きく落ちるのは、WLTCモードが停止時間が短い測定方法の為で、タントだけでなく、停車前アイドリングストップなどで燃費を稼ぐ軽自動車には非常に不利に働くからです。
その反面、郊外モードと高速道路モードでは、他のモードより燃費が伸びており、新型タントはロングドライブや高速道路などでより燃費が良い車だということが分かります。街乗りメインの車だと思っていたらこれは意外です。
JC08モード燃料消費率:23.8~27.2 km/L
WLTCモード燃料消費率:18.8~21.2 km/L
市街地モード(WLTC-L):16.7~18.6km/L
郊外モード(WLTC-M):20.1~21.6km/L
高速道路モード(WLTC-H):19.0~21.6km/L
■内装
タントのインテリア
タントカスタムのインテリア
「タント」は、使いやすさを重視した機能的なデザインと明るく清潔感のある空間で、インパネにグリーンもしくはネイビーのアクセントカラーを施し、落ち着いたグレー基調のトリムとフルファブリックシートを採用。
シートは撥水加工されているので、お子さんが汚してもさっと拭き取れる機能性と明るさが特徴となっています。
「タント カスタム」は、専用ファブリックとソフトレザー調のシートや、革巻きステアリングホイール、ピアノブラック加飾やシフトノブのメッキ加飾など、専用装備が採用されるなど質感にこだわった高級感が特徴になります。
どちらも見た目を裏切らない内容とイメージになっています
■外装
タントカスタム
「タント」は、気取らずに楽しさを表現し、愛嬌あるフルLEDヘッドランプでシンプルでアイコニックなフロントフェイスと、視認性を高めたLEDリヤコンビネーションランプを採用し、包み込まれるような安心感のあるデザインとなっています。
「タント カスタム」は、厚みを持たせたフロントグリルやサイドのボディ形状、ボディレリーフを一体感のある造形として、存在感あるスタイルとなっています。
また、アダプティブドライビングビーム(ADB)を採用したLEDヘッドランプと、クリアクリスタルLEDリヤコンビネーションランプを採用し、先進機能形を表現している点も特徴です。
■安全装備
スマートアシストのツインカメラ
旧型でも採用された「スマアシ」が「次世代スマートアシスト」に強化され、車線逸脱抑制制御機能、標識認識機能及び軽自動車で初となるADB(アダプティブドライビングビーム)が追加されるとともに、誤発進抑制機能にはブレーキ制御が追加されています。
また、全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)、LKC(レーンキープコントロール)、サイドビューランプ及び軽自動車初採用となる駐車支援システム「スマートパノラマパーキングアシスト」で構成された運転支援機能「スマートアシストプラス」も採用されました。
■ボディカラー
ボディカラーは「タント」が9色、「タント カスタム」は8色に加え、ブラックマイカメタリックと組み合わせた2トーンカラーの3色がサイドガーニッシュを装着してメーカーオプションで設定されます。
■注目装備
①運転席ロングスライドシート
ロングスライドシート
運転席と助手席にはスライド機構が採用され、運転席は最大540mmものロングスライドが可能となっています。また、運転席と後席のウォークスルーや、運転席に座ったまま後席にアクセスできるなど、荷物や乗車人数など状況に応じて自在にシートアレンジして使用できます。
②パワースライドドア ウェルカムオープン機能
パワースライドドア ウェルカムオープン機能
軽自動車として初搭載された「パワースライドドア ウェルカムオープン機能」は、クルマを離れる際に運転席側のインパネに用意された予約スイッチを押しておくと、電子カードキーを持ってクルマに近づくだけで、ドアを自動で解錠しオープンしてくれます。
両手が荷物などでふさがっていても、キーを取り出すことなくスマートに乗り込める便利機能です。
■グレード別価格
タントカスタム
■新型タント
L(スマートアシスト非装着車)
2WD:1,243,000円 4WD:1,369,500円
L
2WD:1,331,000円 4WD:1,457,500円
X
2WD:1,490,500円 4WD:1,617,000円
X“セレクション”
2WD:1,490,500円 4WD:1,617,000円
X ターボ
2WD:1,589,500円 4WD:1,716,000円
X ターボ“セレクション”
2WD1,544,500円 4WD:1,765,500円
■新型タントカスタム
カスタム L
2WD:1,578,500円 4WD:1,705,000円
カスタム X
2WD:1,699,500円 4WD:1,826,000円
カスタム X“セレクション”
2WD:1,721,500円 4WD:1,842,500円
カスタム RS
2WD:1,782,000円 4WD:1,908,500円
カスタム RS“セレクション”
2WD:1,853,500円 4WD:1,974,500円
■中古車価格
現行モデル2019年7月以降:109.9~229.9万円
旧モデル2019年7月以前:1.0~177.8万円
さすがに新型はまだ高値ですが、ものによっては新車よりかなりお買い得感のある車のあります。半年しか経過していないので新車と変わらないので、検討の余地は大いにあります。
※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2020年2月現在)
■新型タント、おすすめグレードはX ターボ“セレクション”
ダイハツ タント Xターボ セレクション
新型「タント」を買うなら、おすすめグレードはズバリ!X ターボ“セレクション”です。2019年12月に追加設定された新グレード「セレクション」シリーズは、パックオプションの「コンフォータブルパック」が標準装備され、パックオプションを装着した場合よりも割安な価格に設定されたお得なグレードとなっています。
コンフォータブルパックは、360°スーパーUV&IRカットガラス(フロントクォーター/フロントドア/リヤドア/リヤクォーター/バックドアウインドゥ)と、格納式シートバックテーブル(運転席/助手席)となっています。
なぜ、カスタムではないのかといえば、同じ仕様のカスタムより20万円も安くて、非ターボのカスタムと変わらない価格であることです。カスタムのスタイルにこだわらなければ絶対におすすめです。
■発売日は?
新型「タント」の発売日は2019年7月です。まだ発売から半年が過ぎたばかりのピカピカの新型車であり、あと少なくとも4年、長ければ5年は今のモデルのままです。
■納期
新型「タント」の納期は2ヵ月から3ヵ月とされていますが、グレードやボディカラーなどによっては
早まる場合があるので、営業スタッフに納期の速いグレードがあるか聞いてみるといいかもしれません。
ダイハツの新型タント 発売後の反応は?
タントカスタムのインテリア
2019年11月にはホンダの「N-BOX」を抜いて、販売台数トップとなった新型「タント」ですが、2020年1月度の販売台数は1万2332台で、ライバルの軽ハイトールワゴンの中では、4位ですが、ホンダの「N-BOX」以下は僅差の大混戦。
しかし、日産「デイズルークス」と姉妹車の「ekスペース」が3月にフルモデルチェンジされることが決まっており、新型「タント」を含む軽ハイトールワゴンはさらなる販売競争にさらされる様相です。
1位ホンダ N-BOX 1万8953台
2位日産 デイズ 1万4266台
3位スズキスペーシア 1万2411台
4位ダイハツタント 1万2332台
■口コミ・試乗記
■口コミ
タントカスタムのインテリア
ダイハツ公式ホームページより引用
車内の高さもあり夫婦二人共に身長が高いので乗り降りが楽に出来るし、買い物袋を両手に持ったままでドアが自動に開くので扱いやすい車です。
軽自動車でも室内が広いので、母親や妹たちと出かけても、ゆったりと乗れるし、荷物も沢山載せられるから、家の片づけででたゴミなども捨てに行きやすい。