トップへ戻る

トヨタルーミー・タンクを徹底レビュー | 基本性能やルーミーとタンクの違いも解説

トヨタルーミー・タンクを徹底レビュー | 基本性能やルーミーとタンクの違いも解説

ダイハツトールのOEM車として登場したトヨタのプチバン、ルーミー&タンク。コンパクトカーの枠を超えた圧倒的な室内スペースと、1.0Lエンジンがもたらす低燃費によって人気の車となっています。本記事では今やトヨタのコンパクトカーの顔となっているこの2台を徹底レビューします。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • カービュー査定

トールワゴン型のコンパクトカー!トヨタルーミー&タンク

ルーミーとタンクそしてトールとジャスティとの関係

ルーミー&タンクは、ダイハツが開発・生産したトールをトヨタがOEM供給を受ける車種で、トヨタ店・カローラ店向けが「ルーミー」、トヨペット店・ネッツ店向けがタンクとなります。また、スバルにも「ジャスティ」として供給されており、合わせて4兄弟という事になります。

全長3.7mというコンパクトなサイズでありながらも、1.75mという軽ハイトールワゴン並みの車高とすることで同クラストップの広い室内空間を実現しています。

そして搭載されるエンジンには、燃費にすぐれたダイハツ製3気筒1.0Lエンジンと1.5L並みの力強い加速を可能にした1.0Lターボエンジンを採用し、快適な走行性能も備えています。

そして、衝突回避システムにはトヨタ車ではあるものの、コンパクトカー専用に開発されたダイハツの「スマートアシストⅢ」を採用するなど、先進の安全性能も備えています。

ルーミーとタンクの違いとは

トヨタ・タンクGコージーエディション

ルーミーとタンクの違いは、基本的にはフロントフェイスだけと言えます。しかしながらこのフェイスは車を印象づけるものなので、全く違う車と感じる方も多いかもしれません。

また、ベース車のトールやスバルのジャスティとも異なるデザインになっています。基本的には「品格と艶やかさ」を表現しているのがタンク、「ダイナミックさとアグレッシブさ」を表現しているのがルーミーとされていますが、好みによって選ぶことが出来ます。

トヨタ・ルーミーGコージーエディション

ベース車のトールは、標準車とカスタムという軽自動車の定番となっている分け方と同様に、2つの顔となっています。そして、タントの標準車はそのトールの標準車を基にしたデザインになり、ルーミーの標準車はトールのカスタムを基にしたデザインになります。

そして、メッキパーツなどでほんの少しだけ上級感を加えたのが、それぞれのカスタムモデルです

ターボがなくても力強い走りの1.0Lエンジン

トヨタ・ルーミーカスタムG-T

ルーミー&タンクが搭載するエンジンは、ダイハツ製の直列3気筒の1.0Lエンジンで、パワフルというわけではありませんが、最適化されたCVTとの組み合わせによって、街中での発進や加速に優れたパワーユニットです。

街乗りやお出かけには申し分なく、メインターゲットとされる軽自動車から移行するユーザーにとっては満足感を感じられる走りでしょう。

それでも物足りないという人にはターボ搭載モデルという選択肢があります。プラス29馬力のパワーとプラス48N・mのトルクは1.5L車と同等で、高速道路でもストレスのない加速性能を発揮します。

また、全車にフロント・スタビライザーを標準装備し、ターボ車はリア・スタビライザーも装備していることで、車高の高いボディでも安定した走行を可能にしています。

ルーミー&タンクのスペック

全長×全幅×全高:3700~3725×1670×1735
エンジン・排気量:直列3気筒・1.0L 1.0Lターボ
JC08モード燃費(㎞/L):21.8~24.6

※参照:メーカー公式サイト(2020年1月現在)

【無料】ガリバーにルーミー/タンクの中古車探しを依頼する

ルーミーとタンクの燃費は?

トヨタ・ルーミーGコージーエディション

ルーミー&タンクのJC08モード燃費は、NAエンジン車で24.6km/L、ターボエンジン車で21.8km/L。ちなみにライバル車のスズキ・ソリオの最高27.8km/Lと比較すると少し見劣りするかもしれません。

しかし、ライバルのソリオのNAエンジン車とは同等の燃費であり、ルーミー&タンクを3.2㎞/L上回るソリオのマイルドハイブリッド車はルーミー&タンクより約24万円も価格が高いことを考えると、経済性ではむしろルーミー&タンクの方が上回っているといえます。

さらに室内幅でソリオを6センチも上回る広い室内スペースを確保しているので、その点でもおすすめです。

2018年の改良で「スマートアシストIII」を搭載

タンク

ルーミー&タンクは、トヨタ車が採用する「トヨタ・セーフティーセンス」ではなく、ダイハツの先進安全装備「スマートアシスト」を採用しています。

2018年の改良において、デビュー当時に採用された、スマートアシストⅡの機能である衝突警報機能 (対車両・対歩行者)、衝突回避支援ブレーキ機能 (対車両)、誤発進抑制制御機能 (前方・後方)、車線逸脱警報、先行車発進お知らせ機能という5つの機能に加え、衝突回避支援ブレーキを対車両に加えて対人にも対応するなど機能を向上させた、スマートアシストⅢに移行し、安全性能がさらに進化しています。

ルーミー&タンクはシンプルで機能的なインテリア

ルーミー

ルーミーとタンクのインテリアはシンプルながらも機能性に優れ、すっきりと水平に伸びたインストルメントパネルが前方の視認性を確保しています。また、ガラスエリアが大きいことから視界も良く、明るく開放的な室内となっています。

また、前席のヘッドレストを外してシートを倒せば、フラットな空間にすることができます。また、車内での休憩にも便利で、背の高い大きなラゲッジルームはリアシートだけを倒すことによって、まるで収納庫のようになり自転車を積むことも可能です。

そして、低床フロアや大型アシストグリップなど、お子さんやお年寄りの方でも乗り降り簡単。さらに、広めの車幅によって、前後席間の縦移動、運転席・助手席間の横移動など、車内の行き来がスムーズになるフロントシートウォークスルーが可能になっています。

ルーミー&タンクのグレードと価格帯

ルーミーとタンクの価格は、同クラスのライバル車と比較しても、コストパフォーマンスの高い価格設定となっています。ベース価格は約149万円から上は約200万円までと幅広い価格設定がされています。

カスタムはエアロパーツやアルミホイールが標準装備となり、スポーツテイストあふれる仕様となっています。

また、特別仕様車「G"Cozy Edition"」は、「G」をベースに、専用ファブリックシートやナビレディパッケージを特別装備し、ピアノブラック塗装やシルバー加飾が施された上級仕様になっています。

※ルーミーとタンクは同価格、同装備、同グレード、同スペックとなります。

ルーミー&タンクのグレードと車両価格

ルーミー

標準車

X
FF:1,490,500円 
4WD:1,666,500円
X”S”
FF:1,556,500円  
4WD:1,732,500円
G
FF:1,716,000円 
4WD:1,892,000円
G-T (ターボ)
FF:1,837,000円

カスタム

カスタムG
FF1,870,000円  
4WD:2,046,000円
カスタムG-T(ターボ)
FF:2,002,000円

特別仕様車G“Cozy Edition”
FF:1,762,200円 4WD:1,938,200円

※参照:メーカー公式サイト(2020年1月現在)

中古車参考価格

タンク:55.0~242.0万円
ルーミー:73.9~286.0万円

※参照:レスポンス中古車検索より(2020年1月現在)

まとめ

ルーミー&タンクは、限られたスペースを無駄なく使える、ダイハツが軽自動車造りで培ったノウハウを存分に活かしたコンパクトカーです。

そして、1.0Lターボによる軽快な走りと上級クラスにも劣らない安全性能を併せ持ち、軽自動車やこれまでのコンパクトカーから乗り換えを検討している人にはおすすめの一台です。

しかし、トールもジャスティも気になりますね!

車をローンで購入するなら?カーローン申込ランキング

こちらの記事もおすすめ!

  • カービュー査定

関連する投稿


【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

【2025年最新】新車で買える!おすすめMT車(マニュアル車)メーカー別全まとめ

最近では年々その数を減らしながらも、スポーティな走りや「車との一体感をより感じやすい」「運転感覚を楽しみやすい」として、一部のユーザーから熱烈な支持を受けるMT車(マニュアル車)。そんな根強い人気もあってか、各メーカーにはわずかながらにMT車(マニュアル車)のラインアップが残っています。この記事では、新車で購入可能な現行車種のMT車(マニュアル車)をメーカー別に紹介します。スポーツカーや、SUV、軽自動車など、意外とバラエティ豊富な車種が生き残っていますので、お気に入りの1台を見つけてみてください。


トヨタ新型「ルーミー」公開!大人気コンパクトカーが進化

トヨタ新型「ルーミー」公開!大人気コンパクトカーが進化

トヨタは2024年12月9日、トールワゴン「ルーミー」の一部改良モデルを発表しました。安全性能の向上など、一部仕様変更が行われています。


釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣りに行くならこの車!おすすめグッズ5選&おすすめ車種10選

釣り人の「足」として欠かせないアイテムが「車」!車釣行派であれば愛車にさまざまなグッズを備えておくことで、快適かつ便利に釣行を楽しむことができますよね。そこで今回は、そんな釣行車に備えておきたい「おすすめグッズ5商品」と「釣り用におすすめの10車種」を紹介します!


【初めての車購入】おすすめ車種10選!失敗しない車の選び方まで解説!

【初めての車購入】おすすめ車種10選!失敗しない車の選び方まで解説!

春は進学、就職の季節。環境が一変し、通学・通勤に車を使い始める方も多いですよね!人生の新たな門出です。はじめて車を手に入れるのであれば、新車はいかがでしょうか?「こすってしまいそうだから心配」「車は足だから動けばよい」とお考えでしたら、中古車でももちろんOKです。今回は、はじめての愛車を選ぶヒントにしてもらうべく、初心者にちょうどよいサイズの車種をピックアップするとともに、選び方や購入時の注意点を紹介します。


3列シート/7人乗りSUV 国産車&外車 25車種を一覧で比較!

3列シート/7人乗りSUV 国産車&外車 25車種を一覧で比較!

ファミリーカーとして人気を博しているミニバンに待ったをかけるのが、多人数も乗れるSUV。最近では3列シート・7人乗りSUVが続々市場に導入されています。本記事では、現在日本で購入可能な、現役の国産車から外車まで、ありとあらゆるメーカーの「3列シート/7人乗り SUV」についてまとめてご紹介します。


最新の投稿


クルマを毎日利用する人の半数以上がガソリン価格に応じてクルマの利用頻度を「変えたいが、変えられない」【パーク24調査】

クルマを毎日利用する人の半数以上がガソリン価格に応じてクルマの利用頻度を「変えたいが、変えられない」【パーク24調査】

パーク24株式会社は、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象「ガソリン価格」に関するアンケート実施し、結果を公開しました。


【新車販売台数ランキング】4月はどんなクルマが売れた?トヨタ勢が強すぎてホンダ・日産が押され気味!?

【新車販売台数ランキング】4月はどんなクルマが売れた?トヨタ勢が強すぎてホンダ・日産が押され気味!?

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2025年4月の新車販売台数ランキングによると、1〜4位までは変化がなく、いつも通りの力強さを見せつけましたが、5位以下では「アクア」や「ノア」「ヴォクシー」などトヨタ勢の躍進がみられるなど、ランキングに変化がありました。


mobiAI、韓国Ciel Mobility社およびインドネシアJasnita社とオンデマンド型公共交通に関する戦略的MOUを締結

mobiAI、韓国Ciel Mobility社およびインドネシアJasnita社とオンデマンド型公共交通に関する戦略的MOUを締結

日本を拠点とするモビリティ・物流向けAIソリューション企業 mobiAI株式会社は、インドネシアの通信技術企業 PT Jasnita Telekomindo Tbkおよび韓国のモビリティプラットフォーム企業 Ciel Mobilityと、オンデマンド型公共交通(Demand Responsive Transport、以下「DRT」)事業の共同展開に関する覚書(MOU)を締結したことを発表しました。


ダイハツ新型「ムーヴ」発表へ!11年ぶりの全面刷新を実施へ

ダイハツ新型「ムーヴ」発表へ!11年ぶりの全面刷新を実施へ

2025年5月12日、ダイハツは、2年ぶりの復活、そして11年ぶりの全面刷新を遂げた7代目となる新型軽乗用車「ムーヴ(MOVE)」に関する情報を先行公開しました。発売は同年6月を予定しています。


トヨタ新型「カローラ スポーツ」発表!ガソリン車廃止しハイブリッド車のみに

トヨタ新型「カローラ スポーツ」発表!ガソリン車廃止しハイブリッド車のみに

トヨタは2025年5月9日、5ドアハッチバックの「カローラ スポーツ」の一部改良モデルを発表しました。発表同日より販売を開始しています。