スズキ アルトラパンってどんな車?
スズキ アルトラパン
スズキラパンは、「自分の部屋にいるようなくつろぎと心地よさ」をコンセプトに、女性ユーザーを意識して開発されたデザインの車です。
2002年に登場して以来人気が高く、現在は三代目モデルとなっています。
全高が1,525mmと小さめで、小回りが利き扱いやすいサイズです。車高は低めですが広い室内空間を確保し、乗り心地にも配慮されています。
■ラパンの語源は?
「Lapin(ラパン)」はフランス語でウサギという意味です。シンボルキャラクターはその名の通りウサギで、フロントエンブレムやスマートキーなどでその姿を確認できます。
使っているうちに少しずつウサギを見つけていくのも楽しみの一つ。マルチインフォメーションディスプレイでは、エンジンをかけるとウサギのキャラクターが音声と画像で分かりやすくお知らせしてくれます。
ラパンの外装・内装
スズキ アルト ラパン G
ラパンの車体には、うざぎのような「小さくて丸くてカワイイ」イメージのモチーフやデザインがたくさん施されています。
フロントには丸いライトがついた、外見も内装もカワイい女性向けの車です。ボディカラーも柔らかい色が多く女性に人気となっています。
ルーフを広くとっているため広い室内空間が確保されています。
■小さい・丸い・カワイイをイメージしたデザインの外装
スズキ アルトラパン
シンプルなのに丸みのある箱型フォルムのボディラインを採用。
輝くリングをイメージした丸いライトも特徴。車体の色も、チョコミントやピンクのネイルカラーなど8色のラパンカラーから選ぶことができます。
タイヤホイールも花をイメージしたデザインで、動くとくるくる花が回るように見えます。
■部屋の様にくつろげる内装
リビングのソファをイメージしたシート
車高は低めですが中はゆったりと空間が取られており、後部座席でも足元の空間はコンパクトカーの平均水準を上回ります。
内装にはキャメル、スカーレット、ベージュと落ち着きのある色が採用されており、部屋にいるような感覚でくつろぐことができます。
キルトのような天井、ドリンクホルダーバックをかけるフック、家具のような木目調の各種トレーなど、普段使いに便利な工夫が随所に施されています。
ラパンとミラトコットの違い
ダイハツ ミラトコット
軽自動車のアルトがベースのラパンは若い女性をターゲットとして発売されました。
ターゲットのほぼ同じこの2車種は、一見似ているようで異なる部分がたくさんあります。
■「専用装備」
発売時期が最近のこともあり、ミラトコットの方が安全装備は標準で装備されており、全般的に優れていると言えます。
ミラトコットは、歩行者検知式自動ブレーキを含む先進予防安全装備であるスマートアシストⅢが多くのグレードで標準装備化されています。
一方、ラパンにも人も車も認識する衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、標識認識機能など、必要な安全装備は搭載されており、安心して乗ることができます。
■乗り心地
両車ともインパネデザインが使われ上質感があり心地が良く、室内の広さも同じくらいです。
ラパンは若い女性を向けに作られているため、部屋をデザインコンセプトにしています。
温もりのある明るいベージュの内装で、家にいるかのようなくつろげる空間になっています。
ミラトコットはシンプルで落ち着いたカラーでラパンよりは万人向けと言えます。シートの位置はラパンの方がやや高めになっており、より部屋の中にいるような感覚を与えてくれます。
■燃費性能
燃費性能は、ラパンのCVT 2WDモデルでJC08モード燃費が35.6km/Lに対し、ミラトコットの2WDモデルのJC08モード燃費は29.8km/Lとなっており、ラパンの方が圧倒的に優れています。
ラパンにはエネチャージと呼ばれる低燃費技術が使われています。減速時に発生するエネルギーを利用して発電し、ガソリンを使わずにエンジンが動き続ける力でオルタネーターを作動させて発現させる物です。
ラパンにもトコットにも、車が完全に停止する前にアイドリングストップする機能がついているので、ブレーキペダルを踏んで減速中、停止する少し前になると自動でエンジンを停止、無駄なガソリン消費を抑え低燃費を実現しています。
ミラトコットについて詳しく知りたい方はこちら
ラパンの評価
心地良い優しさを感じさせるインテリア
ラパンを利用しているユーザーから圧倒的に評価を受けているのはやはり燃費のようです。
静かで長時間の運転でも乗り心地が良いとの声も多いです。外見のデザインだけではない性能の高さが評価されています。
ラパンのスペック
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395mm×1,475mm×1,525mm | |
---|---|---|
ホイールベース | 2,460mm | |
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 650kg | |
燃費 | JC08モード:29.6km/L | |
エンジン種類 | 水冷4サイクル直列3気筒 | |
最高出力 | 38kW(52PS) /6,500rpm | |
最大トルク | 63N・m (6.4kg・m) /4,000 rpm | |
駆動方式 | 前輪駆動 | |
トランスミッション | インパネシフト5AGS |
ラパンの新車・中古車価格
スズキ アルトラパン X
新車の場合自分の好きなようにオプションを付けてカスタマイズできます。自分の好きなオリジナルの車を作ることが可能です。
問題は、有料オプションが多いのでオプションをつけてるうちにどんどん値段が高くなっていくことです。
中古車の場合オリジナルを作ることは難しいですが、たくさんある種類から自分の好きな物を選ぶことができるという利点があります。
■新車価格
2WD | 4WD | |||
消費税込み | 消費税別 | 消費税込み | 消費税別 | |
G | 1,127,500円 | 1,025,000円 | 1,239,700円 | 1,025,000円 |
L | 1,250,700円 | 1,137,000円 | 1,362,900円 | 1,239,000円 |
S | 1,331,000円 | 1,210,000円 | 1,435,500円 | 1,305,000円 |
X | 1,437,700円 | 1,307,000円 | 1,542,200円 | 1,402,000円 |
※上記価格はは2020年7月現在のスズキ公式サイトによります。
■中古車価格
型式 | 中古車価格 | 中古車平均価格 |
初代HE21S型(2002年~2008年) | 148円〜108.9万円 | 19.9万円 |
2代目HE22S型(2008年~2015年) | 1.5〜123.9万円 | 48.9万円 |
3代目HE33S型(2015年~) | 38.5〜161.8万円 | 105.3万円 |
初代モデルでは、安いもので1万円を切る車両本体価格が設定されているものも数台見受けられます。
もっと自分らしくおすすめラパン用アクセサリー
新型ラパンに採用されたハーマン インターナショナル製ナビシステム
ラパンでは各種アクセサリーを取り揃えています。お好きなアクセサリーを選び自分だけのオリジナルのラパンを作りましょう。
■ホイール
スズキ アルトラパン X
花のようなデザインのホイールが特徴ですが、アルミホイールのセンターキャップに取り付けるだけでおしゃれになるウサギ型のセンターキャップエンブレムもあります。
それ以外にも、クラシカルなメッシュタイプ、車体のウサギにあった肉球モチーフがラブリーなワンニャンホイール、また可愛らしいだけでなく黒のダイナミックなホイールやヘキサゴンのデザインがキュートな物など、さらにポップに仕上げることができます。
■ルーフキャリア
ルーフラックの色を車体カラーに合わせることで、目立たずおしゃれに見せることができます。
スキーやスノーボードサーフボードを乗せることができるアタッチメントも揃っています。
■シートカバー
シートカバーはスズキの純正の物も含め多数販売されています。
現在のモデルの場合純正品の種類も多いので、純正品を使用した方が元のデザインや色に配慮して作られており安心です。購入する際には対応年式に注意する必要があります。
まとめ
スズキ・ラパンモード
長年人気を維持しているラパンですが、今も燃費性能では抜群の良さを誇っています。
毎日乗る車ですから、長年乗れば乗っているほど燃費によって車にかける費用に差が出てきます。
乗っている時の居心地の良さもよく、総合力の高い使いやすい軽自動車で、日常生活にはぴったりの実用的な車と言えます。