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似てる?似てない?スズキ ハスラーと「あの」ライバルを徹底比較

似てる?似てない?スズキ ハスラーと「あの」ライバルを徹底比較

ポップなCMでもおなじみのスズキ ハスラー。実用性重視のつまらなさとは無縁で、CMのフレーズ通り「遊べる軽」の代表格として高い人気がありますよね。しかし、その人気を横目で見たかどうかはわかりませんが、ガチンコのライバル、ダイハツ タフトが登場しました。直接対決させて、どちらがおすすめなのか見ていきましょう。

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人気者はツライ? スズキ ハスラーとその追っかけたち

ダイハツ タフト(上段)、スズキ ハスラー(下段)

ダイハツ タフト(上段)、スズキ ハスラー(下段)

スズキ ハスラーは、2014年に初代が登場して以降、軽のクロスオーバーSUVとしては独占的ともいえる人気を博してきました。

スズキの軽自動車ラインナップのSUVとしては、本格派のジムニーや、過去にはKei(ケイ)というクロスオーバーモデルはありましたが、普通車で大流行のクロスオーバーSUVに関して手薄な状況が続いていました。

そんな中登場した初代ハスラーは、ジムニーほど居住性や乗り心地を妥協する必要がなく、しかし既存の軽乗用車よりも高めに取られた最低地上高が雪道などに有効となっており、トールワゴンスタイルの広々とした室内も相まって、非常な人気モデルとなりました。

そんな初代に代わって、満を持して2020年1月に発売開始となったのが、2代目となる新型ハスラー。

今年8月までの軽自動車販売台数ランキングでは、年前半のコロナショックにも負けず、市場で流行しているスーパーハイトワゴン系等に次いで6位の販売台数を記録しています。(一般社団法人全国軽自動車協会連合会調べ、2020年9月現在)

スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

しかし、そんなヒット車となれば、他のメーカーも黙って見ているわけにはいきません。初代ハスラーの頃から、ライバルと呼べるような車種が登場していましたが、2代目ハスラーになってガチンコのライバルが登場しました。今年6月に発売された、ダイハツ タフトです。

タフトの見た目の印象としては、ハスラーに似ているところも似ていないところもあるといったところですが、「軽自動車のクロスオーバーSUV」というコンセプトはハスラーそのもの。どちらも今年発売ということで、まさにガチンコ対決の様相です。

そこで気になってくるのは、どちらがおすすめなの?ということですよね。両車を詳しく分析していきましょう。

■改めて、スズキ ハスラーの魅力をまとめてみた

スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

ハスラーの魅力といえば、選べる4輪駆動による悪路走破性能や、広々とした室内などのユーティリティ性もさることながら、まずはエクステリアデザインでしょう。

先代から引き継がれた丸目ヘッドライトによるかわいさもありつつ、新型ではややエッジが立てられた車体となって、かっこよさも感じさせる外観に進化。

本格派オフローダーの取り外し可能な屋根を思わせるような、ホワイトやガンメタリックでの2トーンルーフ仕様も用意され、ボディ各部に配されたプロテクター風樹脂パーツも相まって、堂々とした見た目が魅力的です。

スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

また、そんなオフローダー風の見掛けに呼応するように、4WDシステムも高い走破性を有するもの。

雪道やアイスバーンでのトラクション確保を総合的にアシストしてくれる「スノーモード」や、ブレーキLSDによってグリップ力のある車輪に駆動力を集中させる「グリップコントロール」、下り坂での車速を自動で約7km/hに維持してくれるのでハンドル操作に集中できる「ヒルディセントコントロール」が装備される4WD車は、180mmと余裕のある最低地上高も相まって、ちょっとしたオフロード走行はお手のもの。

このような本格派の機能を持ちつつ、2WD車と4WD車の価格差が、約13万円とリーズナブルなのも嬉しいところ。新開発の「HEARTECT(ハーテクト)」による軽量・高剛性なプラットフォームも合わさって、昨今急激にやってくる悪天候に遭遇しても、安心して運転できます。

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スズキ ハスラーのスペック

【スズキ ハスラー ハイブリッドG 4WD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)3,395mm×1,475mm×1,680mm
ホイールベース2,460mm
最大乗車定員4名
車両重量860kg
燃費WLTCモード:23.4km/L
エンジン種類直列3気筒 657cc
エンジン最高出力36kW(49PS)/6,500rpm
エンジン最大トルク58N・m(5.9kg・m)/5,000rpm
モーター種類交流同期電動機
モーター最高出力1.9kW(2.6PS)/1,500rpm
モーター最大トルク40N・m(4.1kg・m)/100rpm
駆動方式四輪駆動(4WD)
トランスミッションCVT
新車価格1,363,000円(消費税抜き)
(2020年9月現在 スズキ公式サイトより)

■新参者のダイハツ タフト、アピールポイントはどこ?

ダイハツ タフト

ダイハツ タフト

タフトも、初代ハスラーの成功を横目に見ながら開発されたものと思われ、外観から遊び心を感じさせるデザインが特徴的。ハスラーに比べると若干オフロード感が強く映るのは、フロントバンパーの両端から覗いて見えるフロントタイヤの印象もあるかもしれません。

ハスラーのような丸目ではないものの、タフトも親しみの持てる表情をしていますよね。カラーバリエーションとしても、SUVらしいアーストーン系のフォレストカーキやレイクブルー以外にも、とびきり爽快なレモンスカッシュクリスタルメタリックといった特徴的な色が用意されている点が楽しいところ。

ダイハツ タフト スカイフィールトップ

ダイハツ タフト スカイフィールトップ

タフトの飛び道具としては、軽自動車はおろか普通車も含めても珍しい、全車標準装備となるガラスルーフ「スカイフィールトップ」でしょう。前席の乗員に開放感を提供しつつ、停車時にフロントガラス上端を通り過ぎてしまった信号が見えるなど、普段の運転時にもメリットがある様子。

趣味性の高い車として、その車にしかないポイントがあることは非常に嬉しいところですね。スカイフィールトップはスーパーUV&IRカット機能付きガラスとなっていますが、日差しが強すぎる時はシェードを閉めることで調整が可能です。

タフトももちろん4WD仕様が選択可能なほか、ハスラーの180mmよりも大きい190mmの最低地上高や、悪路でも余裕のアプローチ/ディパーチャーアングルを備えており、アウトドアにも積極的に使えそうです。

またタフトは、駐車支援システムなどの先進装備がハスラーよりも充実しており、毎日乗るであろう軽自動車だからこそ嬉しい機能が満載です。

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ダイハツ タフトのスペック

【ダイハツ タフト X 4WD】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)3,395mm×1,475mm×1,630mm
ホイールベース2,460mm
最大乗車定員4名
車両重量880kg
燃費WLTCモード:19.7km/L
エンジン種類直列3気筒 658cc
エンジン最高出力38kW(52PS)/6,900rpm
エンジン最大トルク60N・m(6.1kg・m)/3,600rpm
駆動方式四輪駆動(4WD)
トランスミッションCVT
新車価格1,363,000円(消費税抜き)
(2020年9月現在 ダイハツ公式サイトより)

ガチンコ対決!スズキ ハスラー vs ダイハツ タフト

スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

2代目になってより洗練されたハスラーと、新型車の強みで思い切った設計が数多く見られるタフト。部分ごとに詳しく、それぞれを比較していきましょう。

■【ハスラー vs タフト】ルックス編

スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

似ているような、似ていないような、といった印象のルックス編。基本のプロポーションは「角張ったトールワゴン」といった様子で似ていますが、後発のタフトもディテール処理でうまく差別化を図っています。

ハスラーのボンネット部は、クラムシェルボンネットといって、ボディ横側にまで回り込む贅沢な設計のボンネットを採用していることもあってやや分厚く見え、タフトと比較するとノーズ部が短い印象を受けます。

また、車両の斜め後ろが確認しやすいクオーターウィンドウが装備されていることも、ハスラーのポイント。

ダイハツ タフト

ダイハツ タフト

反対にタフトは、ボンネット部の厚みが薄く、相対的にノーズ部が長いような印象を受けます。そのほか、素地仕上げの樹脂プロテクターの面積もハスラーに比べて広く、やや武骨な印象。

また、薄めなのはボンネット部だけでなく、キャビンも同様。ハスラーよりも5cm低い全高は、数値としてはほんの少しのように思えますが、並べて見比べると、ルーフ高を下げるカスタマイズ「チョップド・ルーフ」を行った車のような印象すら受けます。

■【ハスラー vs タフト】ユーティリティ編

スズキ ハスラー 荷室

スズキ ハスラー 荷室

ここは、どちらもトールワゴン系のボディだけあって、スーパーハイトワゴンやバンには譲りますが、余裕たっぷりといった印象です。

ハスラーの優位点の一つは、リヤシートのスライド機構。左右独立してスライドとリクライニングもできるリヤシートが全車標準装備されており、後席左側にチャイルドシートを装着して運転席からも手が届きやすいよう前方にスライドしたり、最も後ろまでスライドして広々とした足元スペースを楽しんだりと、状況に応じてフレキシブルに調整可能な点はポイントが高いです。

ダイハツ タフト 荷室

ダイハツ タフト 荷室

タフトの後席は、スライド機能がなく、シートバックの分割可倒のみ可能。しかし、高さが変えられる底板「フレキシブルボード」の表面だけでなく、後席シートバックの上端まで汚れが拭き取りやすい加工がされている点は、アウトドアで汚れてしまった荷物でも遠慮なく積み込めるので嬉しいところですね。

■【ハスラー vs タフト】走行性能編

スズキ ハスラー マイルドハイブリッド イメージ

スズキ ハスラー マイルドハイブリッド イメージ

ハスラーの大きな強みは、全車マイルドハイブリッド仕様ということ。モーターとしては出力が小さめなISG (モーター機能付発電機)を使用したハイブリッドシステムのため、EV走行はできませんが、減速時のエネルギーを賢く貯めて、加速時にエンジンをアシストします。

このため、ターボの4WDという燃費に厳しい仕様であっても、WLTCモード燃費は20.8km/Lとかなりの低燃費。せっかくのSUVということで4WD仕様、余裕のあるターボエンジンを選んでも、タフトのノンターボ 2WD車を超えるモード燃費を達成している点は、ハスラーが完全勝利しているポイントでしょう。

ダイハツ タフト

ダイハツ タフト

タフトは、ハスラーのようなハイブリッドシステムを持たない分、モード燃費では水をあけられてしまっています。しかし、それでも、ターボで4WDの非ハイブリッド車として立派なWLTCモード燃費 19.6km/Lを実現しています。

この低燃費は、タント、ロッキーに続く採用3台目となるダイハツの新プラットフォーム「DNGA」によって、軽量・高剛性を両立していることも理由の一つ。DNGAによる剛性強化は、普段の舗装路上での乗り心地や、オフロードでの安定性にも寄与するので、是非試乗して体感してみていただきたいところです。

■【ハスラー vs タフト】新車価格編

スズキ ハスラー ダッシュボード

スズキ ハスラー ダッシュボード

ハスラーの新車価格は、全車マイルドハイブリッド仕様ということを考えればかなりリーズナブル。税抜き新車価格が最も安いのはハイブリッドG 2WD(スズキ セーフティ サポート非装着車)の1,164,000円で
、最も高いのはハイブリッドXターボ(2トーンカラー仕様)の1,628,000円となっています。

低価格は魅力的ですが、現代の車として、予防安全装備が丸ごと無くなってしまうレスオプションは選びにくいですよね。実質的には、ハイブリッドG 2WDの1,241,000円がスタート価格となるのでは。

ハイブリッドGはノンターボエンジンにはなりますが、オートライトやフルオートエアコンなどの嬉しい装備がたくさんで、エントリーグレードとはいえ十分以上に満足できるでしょう。

ダイハツ タフト ダッシュボード

ダイハツ タフト ダッシュボード

タフトもグレード構成は似ているのですが、エントリーグレードのXではターボエンジンが選べない点がハスラーとの大きな違い。税抜き新車価格が最も安いのはX 2WDで1,230,000円、最も高いのはGターボ 4WDで1,575,000円となっています。新車価格でも、ハスラーとガチンコ勝負しつつ、やや安い、ダイハツの戦略が見てとれます。

タフトは予防安全装備「スマートアシスト」のレスオプションがないほか、スカイフィールトップや電動パーキングブレーキ、前後コーナーセンサーといった便利装備がエントリーグレードのXでも装備されており、価格差以上におトクな印象。

Xに装備されるブラック塗装のスチールホイールがタフトのキャラクターに似合っていることもあり、積極的にXを選んでも後悔せずに済みそうです。

■【ハスラー vs タフト】結論

スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

車の購入をお考えの際には様々な要素が人それぞれ影響すると思われるので、一概にどちらがいいとはいえませんが、スペックや装備だけで見比べると、ややハスラーの方が優勢か、という印象を受けます。

さすがに2世代目ということもあり、先代のネガポイントを丁寧につぶしてきたハスラーの完成度の高さは、実際に愛車に選んでも満足できることでしょう。タフトの外観や内装などはやや武骨な印象も受けますので、より柔和なイメージがお好みの方にもハスラーがおすすめです。

ダイハツ タフト

ダイハツ タフト

タフトにも独自の魅力がたくさんあることは事実。スカイフィールトップや電動パーキングブレーキといった軽自動車の枠を超えた豪華装備はハスラーでは選べないほか、より道具感の強い内外装がお好みならば、タフトを選んでも後悔することはないでしょう。

結局は両車とも完成度が高く、デザインや乗り心地のお好みで選んで問題ないということなのですが、ここまでの接近戦で遊び心あふれる2台なら、お好みのボディカラーがラインナップされているほう!といった選び方も面白いかもしれません。

タフトについてもっと詳しく知りたい方はこちら

気になるスズキ ハスラーとそのライバルの中古車価格まとめ

スズキ ハスラー

スズキ ハスラー

ハスラーは、人気車であることや新車価格がリーズナブルなこともあって、中古車になってもあまり値落ちしていない印象です。2020年9月現在、現行モデルの中古車平均価格では、税抜き価格1,375,455円となっています。

近年の軽自動車らしく、登録済未使用車もチラホラ見られ、装備に対してはおトクな値段がついている場合もしばしば。じっくり探せば、お好みの仕様を格安で購入できるかもしれません。

先代モデルでは平均価格は997,273円まで下がります。現行モデルと見た目の違いがあまり大きくなく、並べて初めて分かる方も多いかと思いますので、安価な先代モデルの中古車もおすすめです。

■ダイハツ タフト

ダイハツ タフト

ダイハツ タフト

タフトは、新型車で、発売から間がないこともあり、中古車も高値安定かと思いきや、現行ハスラーと同等の価格帯。2020年9月現在の中古車平均価格は、税抜き1,389,091円です。

先述の通り、タフトはエントリーグレードのXでも装備が充実しており、廉価なXグレードの中古車を探したいところですが、現在の中古車市場ではGとGターボが大半を占めています。もとよりタフト自体の中古車在庫数がまだまだ少ないので、もう少し経過を見守ってみたいところです。

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■ダイハツ キャスト アクティバ

ダイハツ キャスト アクティバ

ダイハツ キャスト アクティバ

変わり種としては、ダイハツ キャスト アクティバも、ハスラーと性格的に近い車でした。今年3月でアクティバは生産を終了していますが、ハスラーやタフトよりも丸みを帯びたデザインは独特のもの。

2020年9月現在、キャストの中古車平均価格としては税抜きで1,065,455円となっていますが、アクティバのターボ・4WDモデルでも100万円を切る車両も複数見受けられます。おすすめは、衝突回避支援が歩行者にも対応するなどスマートアシストの性能が向上している「SA III」のモデルです。

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■スズキ スペーシアギア

スズキ スペーシアギア

スズキ スペーシアギア

同じスズキの中でも、ライバルは存在します。人気のスーパーハイトワゴン、スペーシアに追加設定された「スペーシア ギア」は、ハスラーほどではありませんが、SUVのラギッド感の演出がうまくなされており、丸目のヘッドランプなどキュートでありながらも頼れる印象。

室内の広さではスペーシア譲りの広大なスペースを有するスペーシア ギアの圧勝。またリヤドアがスライドドアになるなど、ユーティリティではハスラーは敵わない部分が多いのですが、その分ハスラーはより趣味感が強いので、どちらも魅力的ですね。

スペーシア現行モデルの2020年9月現在の中古車平均価格は税抜きで1,319,091円。スペーシアギアは、ハイブリッドXZのターボあるなしという2グレードしかないので探しやすいのですが、新車価格の高さもあってか100万円台が中古車のスタートラインとなっています。

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