トップへ戻る

軽自動車の維持費は?必要な費用と普通車との維持費の違いを解説

軽自動車の維持費は?必要な費用と普通車との維持費の違いを解説

車を所有しているなら、維持費が必要となります。保険や税金、燃料代や駐車場など必要な費用は多岐に渡ります。車の維持費は車種によって、また大きさによって変わってきますが、軽自動車の維持費はどうでしょうか?必要な費用や普通自動車との維持費の違いまで解説します。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

軽自動車の維持費

ホンダ N-BOX、N-BOXカスタム

軽自動車の維持費は、年間でおよそ30万円から40万円ほどかかるとされています。毎年必要となる税金や車検、またガソリン代や駐車場代などが内訳です。維持費を抑えることができるものもあれば、税金などの費用が定められているものもあります。

毎月支払う費用や、車検や税金などのように年ごとに支払うものがあります。軽自動車の維持費を毎月必要な費用と年間で考える費用に分けてどのような費用を想定しておくべきなのか見ていきましょう。

毎月かかる費用

車を維持するのに毎月必要な費用として、ガソリン代や駐車場代などがあります。

駐車場代

駐車場代は住んでいる環境によって変わります。戸建てであれば駐車スペースがあるケースもあります。賃貸物件でも駐車スペースが家賃に含められていることもあれば、月極駐車場を借りる必要がある場合もあります。

平均的な金額を算出するのは難しいものです。地方でも駅前であれば、1万を超える金額になりますが、駅から離れているエリアであれば、5,000円ほどと安くなります。駐車スペースは軽自動車だからと言って安くなるわけではありません。しかしスペースが狭いところを軽自動車専用として、安く貸している場合もあります。

ガソリン代

ガソリン代は、走行距離によって変わります。消費ガソリン量とガソリン単価で計算できますが、車両重量が軽い軽自動車は燃費がよい傾向にあります。

軽自動車でも軽量で燃費性能が優れているモデルであれば、ハイブリッドカーに迫る燃費を出すこともあり、ガソリン代を抑えられるでしょう。最近のモデルなら燃費もよいので、給油回数も抑えられます。

年間でかかる費用

年間で必要となる費用を見ていきます。毎年、もしくは車検のように2〜3年に1回は必要になる費用があります。

車検代

新車登録から初回の車検は3年後、その後は2年ごとに車検を受ける必要があります。車検時には、最大で31,340円の法定費用(重量税はエコカー減税により異なる)の他に、点検料やメンテナンス費用が必要です。

平均すると約5万円ほどが必要です。さらに消耗パーツの交換などを含めると10万円弱かかることもあります。車のコンディションによって費用が変わるとはいえ、前もって考えておく必要がある維持費用です。

軽自動車税

軽自動車税は、1年に1回支払うもので、一律10,800円です。普通自動車は総排気量によって税額が変動するのですが、軽自動車は一律の料金です。自家用の貨物車(商用車)の軽バンなどに乗っているのであれば、軽自動車税は5,000円。

毎年4月1日時点で車を所有しているなら、翌年3月までの費用として支払います。年の途中で軽自動車を購入した場合でも、翌年の4月1日まで支払う必要はありません。

軽自動車税は、13年を経過すると高くなります。乗用車で12,900円になるので、いきなり高くなっても驚かないようにしましょう。

自賠責保険

自賠責保険は、加入が義務付けられている保険です。強制保険といわれることもあります。新車購入時や車検時に次回車検までの費用を支払います。軽自動車の24か月分の料金は、21,140円です。一般的には車検時にまとめて支払うので、自賠責保険料だけを支払うことは少ないでしょう。

整備代

メンテナンス費用は、各種の消耗品や交換すべき部品の費用です。定期的に交換するものとして、エンジンオイル、バッテリー、ブレーキオイルなどがあります。走行距離や期間によって変える必要があるものや数年に1回だけ交換すべきものまでさまざまあります。

新車から10年、もしくは10万kmを超えるとゴムの部品などが劣化するので、メンテナンス費用が高くなりがちです。安全に軽自動車に乗るためにも、整備代は抑えないようにしましょう。

任意保険代

新車購入時や車検時に支払う自賠責保険に加えて、任意保険にも加入します。自賠責保険の保険金には、支払限度額があり、賠償額が足りなくなります。そこで、ほとんどの運転者は任意保険に加入するのです。自賠責ではカバーできない補償を受けます。

任意保険は、車の運転者や車種、事故の有無によっても変わります。年間で2万円ほどから5万円、もし20歳前後であるなら10万円以上のこともあるでしょう。車両保険などの内容によっても振れ幅があります。

軽自動車と普通自動車の維持費の違い

トヨタ プリウス

軽自動車と普通自動車で維持費が異なる項目として、以下の3つがあります。

・ガソリン代
・自動車税
・車検代

ガソリン代は、車両重量が軽い軽自動車は燃費で有利になるので、費用が抑えられがちです。普通自動車でもハイブリッドカーであれば、燃費がよくなります。通常のパワーユニットであれば軽自動車の方が燃費がよい場合が多いです。

自動車税は、軽自動車は一律で10,800円、普通自動車は25,000円からと最低でも14,200円の差があります。以前は、排気量が1リットル以下のコンパクトカーの自動車税は29,500円でしたので、差額が少なくなりました。年間で必要になる費用ではありませんが、車検時の法定費用にも違いがあります。

・軽自動車の法定費用

自賠責保険:21,140円
印紙代:1,400円(保安基準適合証を持っている場合は1,100円)
重量税:最大で8,800円(エコカー減税により異なる)

最大で31,340円です。

・小型乗用車の法定費用

自賠責保険:21,550円
印紙代:1,700円(保安基準適合証を持っている場合は1,100円)
重量税:25,200円(エコカー減税により異なる)

最大で48,450円です。

軽自動車とコンパクトカーであれば、約17,000円の差額となっています。

軽自動車とコンパクトカーの維持費の差額が少なくなっていますが、大排気量の普通自動車とは維持費が異なります。

車の維持費を節約するポイント

《写真AC》ガソリンスタンド

法定費用など定められている費用もありますが、軽自動車の維持費も抑えることは可能です。費用を抑えるために、どのような点に気を付けるとよいでしょうか?

税金

新車を購入する予定であれば、環境に配慮した車種を選ぶことで、減税や免税施策が利用できます。基準を満たした車種の自動車重量税や自動車税が減免されます。

エコカー減税とグリーン化特例は期限が決まっているのは注意点。エコカー減税を適用させるには2021年4月30日、より幅広い車種が減税対象となる現在のグリーン化特例は2021年3月31日までが購入期限です。新車購入を予定されているなら、制度を利用することで税金を抑えられます。

保険代

保険の内容によって金額が変わるので、見直しをすると任意保険の費用が抑えられます。もちろん節約しようとして、補償内容を狭めてしまうと、万が一のときにカバーできない事態になりかねません。運転者や年齢の限定など補償内容に影響を与えない範囲にするか、よく考えてから保険の見直しをするようにしましょう。

ガソリン代

ガソリン代を節約するには、まず燃費がよくなる運転を心がけましょう。「急」がつく運転を避けたり、ルートを選ぶなどして、燃費を改善させます。他にも、ガソリンスタンドが発行しているクーポンなどを利用してガソリン代を抑えましょう。

まとめ

軽自動車の維持費をご紹介してきました。法定費用などは毎年、もしくは2〜3年ごとに必要となります。またガソリン代や駐車場代は毎月必要となるでしょう。

抑えられる費用がある一方で、車検は公道を走行するのに必要ですので、前もって費用を用意しておく必要があります。維持費が安いといわれている軽自動車ですが、必要な維持費を理解しておき楽しいカーライフを送りましょう。

  • MOTA 車買取
  • カービュー査定

関連するキーワード


軽自動車 維持費

関連する投稿


【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」vsスズキ「スペーシア」どっちが人気? 軽自動車No.1となったのは?

【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」vsスズキ「スペーシア」どっちが人気? 軽自動車No.1となったのは?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2024年12月新車販売台数ランキングによると、やはりホンダ「N-BOX」のトップ独創状態は変わらずで、圧倒的人気ぶりを見せつけていました。また、3位までの上位陣には今回も入れ替わりはなく、当面の間この状況が続くことが予想されます。さらに、生産再開により上り調子だったダイハツ車も、一定の落ち着きを見せたようで大きな変動はなくなりました。


【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

【2025~2026年 新車情報】新型車とモデルチェンジ予定の車を総まとめ

2025年から2026年以降に登場予定の新型車とフルモデルチェンジ・マイナーチェンジの発表があった新車情報をまとめて紹介。新情報は追加・更新していきます。(2025年1月20日更新)


【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」がやっぱり超人気!人気の軽スーパーハイトワゴンSUVの影響は?11月の軽人気ランキングはどうなった?

【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」がやっぱり超人気!人気の軽スーパーハイトワゴンSUVの影響は?11月の軽人気ランキングはどうなった?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2024年11月新車販売台数ランキングによると、やはりホンダ「N-BOX」が相変わらずトップを死守、不動の人気ぶりを見せつけているほか、3位までの上位陣には入れ替わりがありませんでした。一方、ダイハツ「ムーブ」が先月に引き続き順位を上げており、ついに4位になりました。


【軽自動車販売台数ランキング】一番売れてる“軽”はホンダ「N-BOX」!一方日産の軽は厳しい?

【軽自動車販売台数ランキング】一番売れてる“軽”はホンダ「N-BOX」!一方日産の軽は厳しい?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2024年10月新車販売台数ランキングによると、やはりホンダ「N-BOX」が相変わらずトップを独走しているほか、4位までの上位陣には入れ替わりがなく、盤石さを見せつける結果となりました。一方、ダイハツ「タフト」や「ムーブ」が順調に順位を上げており、ダイハツの再興が見て取れます。


マツダ新型「フレアワゴン タフスタイル」発表! SUV風の軽スーパーハイトワゴン誕生

マツダ新型「フレアワゴン タフスタイル」発表! SUV風の軽スーパーハイトワゴン誕生

マツダは2024年10月17日、フルモデルチェンジを果たした新型「フレアワゴン タフスタイル」を発表。同日より、全国のマツダ販売店を通じて、販売開始されました。


最新の投稿


ソニー・ホンダ新型「AFEELA 1」世界初公開!これまでにない"高性能セダン"誕生へ

ソニー・ホンダ新型「AFEELA 1」世界初公開!これまでにない"高性能セダン"誕生へ

2025年1月6日、ソニー・ホンダモビリティ株式会社(SHM)は、アメリカ・ラスベガスで行われたCES2025にて、「AFEELA」ブランドとして販売する最初のモデル新型「AFEELA 1(アフィーラ ワン)」を発表しました。日本市場への納車開始は2026年内を予定しているといいます。


【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」vsスズキ「スペーシア」どっちが人気? 軽自動車No.1となったのは?

【軽自動車販売台数ランキング】ホンダ「N-BOX」vsスズキ「スペーシア」どっちが人気? 軽自動車No.1となったのは?

全軽自協(全国軽自動車協会連合会)が発表した2024年12月新車販売台数ランキングによると、やはりホンダ「N-BOX」のトップ独創状態は変わらずで、圧倒的人気ぶりを見せつけていました。また、3位までの上位陣には今回も入れ替わりはなく、当面の間この状況が続くことが予想されます。さらに、生産再開により上り調子だったダイハツ車も、一定の落ち着きを見せたようで大きな変動はなくなりました。


EV車を週に1回以上充電するユーザーが約7.5割!自宅充電は少数で、約8割のユーザーが目的地までの経路上の充電スタンドで充電【ゼンリン調査】

EV車を週に1回以上充電するユーザーが約7.5割!自宅充電は少数で、約8割のユーザーが目的地までの経路上の充電スタンドで充電【ゼンリン調査】

株式会社ゼンリンは、電気自動車(EV車)を保有しているユーザーを対象に「EVの利用実態把握およびニーズ調査」を実施し、結果を公開しました。


はたらくクルマの自動車保険は事業用車両の強い味方!特徴や口コミを紹介

はたらくクルマの自動車保険は事業用車両の強い味方!特徴や口コミを紹介

事業用車両の自動車保険(任意保険)に加入しようとした場合、自家用車両に比べて情報や選択肢が少ないことに気づくでしょう。また、自家用車両では当たり前になってきているネットで簡単に手続きできる保険会社も少ないのが現状です。そのような中で「はたらくクルマの自動車保険」は、黒ナンバーや緑ナンバーといった事業用車両に特化した自動車保険で、比較や見積りから加入までネット上で簡単に行えるサービスを提供しています。そこで本記事では、「はたらくクルマの自動車保険」について特徴や口コミをもとに解説します。これから事業用車両の自動車保険への加入を検討している方や保険内容を見直したい方は、ぜひ参考にしてくださいね。


【新車販売台数ランキング】トヨタ「アルファード」の人気がスゴイ!500万円を超える高級車が3位にランクイン

【新車販売台数ランキング】トヨタ「アルファード」の人気がスゴイ!500万円を超える高級車が3位にランクイン

自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表した2024年12月の新車販売台数ランキングによると、トヨタ「アルファード」「ヴォクシー」といったミニバンの順位が大幅に上昇、先月に引き続きトヨタ勢の盤石さを見せつけたほか、ホンダ「フリード」「WR-V」などのホンダ勢も僅かですが上昇しています。しかしながら大きな変動はあまりみられなかったようです。


MOTA 車買取