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三菱 ランサーってどんな車だったの?エボリューションとは何が違う?

三菱 ランサーってどんな車だったの?エボリューションとは何が違う?

ランサーと言えばすぐにエボリューションが思い浮かんでくることでしょうが、ランサーはエボリューションの原形モデルとしてラリーなどでも活躍した車です。その性能は当時としては、ずば抜けたものがありました。今回は三菱ランサーを見ていきましょう。

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三菱ランサーとは?

《写真提供:response》《撮影 嶽宮三郎》 三菱 ランサー1600GSR(1974年)

1973年に誕生したランサーは当初スモールセダンとして開発され、コルトギャランのミドルサイズへの転換に伴い、三菱スモールセダン部門のメイン車種として販売されていました。

発売当初より、ラリーなど競技参加を積極的に推し進めた結果、その性能の良さなどを内外に誇示し、三菱のスモールセダンとしてメイン車種となりました。

その後、ランサーセレステや、ラリーの代名詞にもなったランサーエボリューションが派生モデルとして登場しました。

歴代の三菱ランサー

《写真提供:response》嶽宮 三郎1984年式 ランサーターボ2000ECI

歴史を紐解く意味で歴代車種を紹介しましょう。

1973年に誕生した初代は1979年まで製造が続けられ、FR駆動方式を採用しました。2ドアのほか、ファミリー層を意識して4ドア車が設定されました。

1979年には初代と入れ替わる形で2代目が誕生し、名称そのものがランサーEXを襲名し、4ドアセダンに集約され2ドア車は廃止されました。ちなみに製造は1987年まで続けられました。

1988年、三菱はそれまでのサブネームを廃止して「ランサー」という車名に戻した3代目を発売しましたが、実際は同社で販売されたミラージュとの姉妹車両としての位置づけとなりました。この関係がランサーが生き残り続けたために重要な関係として結ぶことになりました。

1991年には3代目と入れ替わる形で4代目が誕生しました。しかし、ベース自体はミラージュと共通化したため実質的にはミラージュの仲間と言えます。

後継車両としてランサー・エボリューションが産声を上げました。このモデルが血筋を継承しながら今日まで発展するとは、この時誰が思っていたのでしょうか。

1995年、この年は5代目ランサーが発売されましたが、実質的には「ランサーの皮をかぶったミラージュ」としての位置づけとなり、ベースが同一化されたことを物語っています。

21世紀へ突入しつつある2000年には6代目が誕生しましたが、前期型と後期型に分類され前者がランサーセディアを、後者はランサーをそれぞれ襲名しました。

そして2007年、7代目が誕生しましたが国内向け車名は新たにギャランフォルティスとされ、ランサーエボリューション以外でのランサーの歴史は、2010年の6代目生産終了によって途絶えることとなりました

ランエボとは違うランサーの魅力

《写真提供:response》三菱 ランサーセディア

車の魅力を語る上に欠かせない存在となるのがカーレースなどといった各種モータースポーツの現場ですが、ランサーはラリーという主戦場においてライバルとなる海外の車と互角に渡り合いながら実績を上げ続けてきました。

魅力を挙げるならばエボリューションがラリーで勝つための性能を追求する目的なのに対し、ランサーは操縦安定性がよくて快適な乗り心地を常に提供するといった立ち位置がそれぞれ確保されました。

さらに世界各国を転戦しながらも実績を上げ、ラリーでの三菱の立ち位置を確立したといっても過言ではない車として、また、当時はスポーツカーブームも手伝って子供たちにとって一つの憧れを抱かせてくれる魅力的な車でした。

ランサーのラリーでの戦績

reproducible【三菱WRC】写真蔵…ランサーWRC05

reproducible【三菱WRC】写真蔵…ランサーWRC05

初代モデルが誕生した1973年にラリーベースとなる「ランサー1600GSR」が登場し、ラリーへの参戦が始まりました。

この年のサザンクロスラリーで、いきなり1位から4位までの独占という華々しいデビューを飾りました。翌年1974年にはWRCのサファリ・ラリーで6000kmを見事完走し、総合優勝でWRCでの歴史を刻むことになります。

このように初代ランサーは、1977年にその活動を一時休止するまでに通算で7回の総合優勝を飾っています。

1981年にオイルショックの影響もありラリー競技などを一時休止していた三菱は、2代目「ランサーEXターボ」をベースに開発した車でWRCへの復帰を遂げています。

その後も、ランサーエボリューションへとその活躍は引き継がれていき、2016年のランサーエボリューション・ファイナルエディションの生産中止とともにワークスによるモータースポーツ参戦は終了しました。

しかし今なおランエボの復活を望む声は多く、ラリーへの復帰も期待されています。

三菱ランサーの性能

三菱『ランサー・セディア』

三菱『ランサー・セディア』

三菱ランサーのたくさんあるグレードの中からここでは、ランサーセディアの性能について紹介します。

当時三菱初となるCVTが搭載され、様々なエネルギーのロスを低減することに成功し、燃費性能の向上を実現しました。CVTの制御をコンピューターチップで行い徹底的低燃費仕様となっていました。ちなみにこの無段変速CVTは学習制御機能を持っていました。

エンジン音は控えめで、日常で使用する分には静粛性は高く量販グレードとなるMX-Sの乗り心地はソフトで、まさに上質なファミリーセダンといった感じになっています。

三菱 ランサーのエクステリア、インテリア

三菱ランサーのエクステリア

初代は曲線メインでありながらも対照的にテールエンド部分のみ直線を使い、一つのアクセント的役割を果たしているため、目を引く個性的なデザインとなっています。

2代目は曲線ではなく直線を積極的に使っており、角ばった印象を強く受ける近未来に出てくるロボットのような印象を強く感じる意匠となっています。

3代目はミラージュとの共通化の関係で意匠もそれに近い印象を与え、初代の曲線を積極的に使ったイメージもあります。ここまでくればレース用の印象が薄れる代わりに大衆型セダンに相通じていると言えます。

4代目は3代目の反動か、デザインをミラージュから差別化。より端正でセダンらしい落ち着きのあるデザインを獲得したほか、この代からランサーエボリューションが設定され始めたこともあってか、素のランサーでもどこかスポーティな印象も感じられます。

5代目モデルではバブル崩壊のあおりを受け、ミラージュセダンとほぼ同じエクステリアの兄弟車関係に逆戻りしますが、6代目ではそのミラージュセダンを統合して一気にクラスアップを果たします。

6代目のエクステリアデザインは、全長が伸びたこともあって、伸びやかなラインでより高級感を感じさせるようになりました。当初はセディアというサブネームが付けられていたこともあり、ランサーを上級化させたい三菱の思惑が透けて見えるモデルでした。

三菱ランサーのインテリア

reproducible三菱のスポーツDNAを守る---ランサー RALLIART

reproducible三菱のスポーツDNAを守る---ランサー RALLIART

歴代ランサーのインテリアは、比較的コンパクトなボディサイズながらもゆったりと座れるインテリアが特徴的でした。

ラリーイメージのあるスポーツセダンというランサーだけに、メーターやハンドルなどは視認しやすさや操作のしやすさにもこだわりが感じられ、運転の楽しみを予感させるインテリアが備わっていました。

各世代の発売により運転席周りは更新しながらもその時代に合わせて設備までも更新され、当初の目的であるファミリー層向けのセダン車としてのフォーマットが整っています。

三菱ランサーの中古価格

中古車価格について紹介してきましょう。なお、価格はすべて車両本体価格となっているので購入の際にはご注意ください。

初代
80万円台~
2代目
120万円台~250万円台
3代目
80万円台~
4代目
現在中古車市場での取り扱いがありません。
5代目
40万円台~70万円台
6代目
10万円台~50万円台
7代目
10万円台~220万円台

※情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2021年4月現在)
※表示価格は車両本体価格です。

現在中古車市場において入手しやすい車両と言えば5代目以降となっており、初代と2代目に関しては車種自体が旧形式となるため、入手困難な形式として位置づけられています。

三菱 ランサーの評判

高性能かつ走りがスムーズで北国では雪道に強く、ラリーカーで培ったノウハウが生きています。気になる燃費についてはちょうどいいフットワークと言えるでしょう。

扱いやすく搭載されているエンジンに関しては、しっかりとした整備を心がければ問題なく作動してくれます。

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まとめ

三菱『ランサー・セディア』

三菱『ランサー・セディア』

ラリーカーとして数多くの実績がその後の世代の車を生み出すだけでなく、派生車両となるランサー・エボリューションの開発や製造にまでも反映され、開発陣の「想い」が、三菱の車全体に踏襲されながらも発展しています。

ランサーが開拓した道は決して無駄ではなく、むしろ明るい方向へと導き出した意味でも成功したモデルとして、日本におけるモータースポーツの発展にまで大きく寄与したのは言うまでもありません

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