シートヒーターとは?
《写真提供:response》トヨタ・プロボックス/サクシード、シートヒーター
シートヒーターとは寒い車内で、シートを温めるヒーターのことです。車にはエアコンが装備されていますが、エンジンをかけてからエアコンから温風が出るまでに時間がかかります。しかしシートヒーターは温めたいときにすぐに温かくなってくれるのが特徴です。
また別の点として、シートヒーターならエンジンの出力を下げないということがあります。除湿も兼ねてエアコンをONにしている場合はコンプレッサーを作動させる必要があり、少なからずエンジンの出力に影響があります。
しかし、シートヒーターなら電気によって熱が発生するので、コンプレッサーを動かす必要がありません。
シートヒーターの種類
《写真提供:response》シートヒーター
シートヒーターにはいくつかの種類があり、自分が何を重視するかで選択できます。どのような機能があるのか、また愛車でも使いやすいものかを考えておくと、自分に合ったシートヒーターを見つけられるでしょう。
■温度調整機能付き
シートヒーターには、加熱を行うチューブ状のものが入っています。そこから発熱するのですが、温度調整できるタイプのものなら快適な温度に調節できます。温度調節できないタイプのシートヒーターもありますが、長時間使用すると負担がかかることを考えると、温度を調整できるタイプがよいでしょう。
温度調節できないものでも、加熱温度で自動停止するものもあります。自分の使い方に合わせて必要な機能を持っているものを選択しましょう。
■マッサージ機能付き
長時間運転するなら、マッサージ機能付きを選ぶと快適にドライブできるでしょう。長時間同じ姿勢になっていますと、肩こりや腰痛の原因になってしまうことも。そこで温かくなるだけでなく、マッサージの機能を活用すると、疲れた身体をいやすことができます。
長時間車を運転する方であれば、マッサージ機能があるシートヒーターを選択するのもよいでしょう。
■クール機能付き
夏場でもシートヒーターを設置したままにするなら、クール機能付きがよいでしょう。夏場はクーラーをつければ車内も涼しくなりますが、シートと背中の間が蒸れてしまうものです。しかしシートから風が送られるクール機能付きのシートヒーターなら、背中が接している部分も快適に過ごせます。
クール機能付きのシートヒーターなら、冬以外の季節でシートヒーターを取り外す必要もないので、1年中利用できます。
シートヒーターの選び方
《写真提供:response》NV200バネット シートヒーター
シートヒーターの選び方を見ていきましょう。どのような電源を使用するのか、また設置するシートの位置も選ぶ際に重要です。
■電源タイプを選ぶ
使いやすいシートヒーターはシガーソケットタイプでしょう。車に搭載されているシガーソケットに差し込むだけでシートヒーターが利用できるので便利に使えます。電池切れになることもありませんし、誰でも簡単に電源を確保できます。
もし車にUSBポートがついているなら、USBで給電するタイプもよいでしょう。シートの位置によってはUSBポートから近いこともあります。後部座席で使用するなら、近くにUSBポートが設置されていないか確認してみるとよいでしょう。
■設置するシートで選ぶ
例えば運転席や助手席にシートヒーターを設置するなら、クッション性が高いものがよいでしょう。長時間乗車することが多い位置ですので、背面までクッションがあるものを選択すると、長時間の運転でも疲労がたまりにくくなります。
後部座席のように乗車頻度が低い位置であれば、座面のみのシートヒーターも選択できます。面積が広くないのでコストもかかりませんし、後部座席全体をカバーできるので便利です。
シートヒーターのおすすめ10選
ここからはシートヒーターのおすすめ10選をご紹介します。
■1. ホットシートヒーター
暖かく快適に過ごせる生地が使用されているだけでなく、適度な通気性もあります。滑り止めがあるので、運転中にずれることがありません。運転席と助手席のセットになっているので、1つ購入すれば、2人とも快適に過ごせます。
電源を入れると数十秒で温かくなるので、寒い車内で快適に過ごせます。低温と高温で調整できるので、気温に合わせて調整できるのも特徴。またフリーサイズなので、車種やトラックを問わずして装着できます。
■2. シートヒーター 1人掛け/2人掛け
通気性のよい素材が利用されているシートヒーター。ポリエステルファイバーで作られており、立体感があります。裏面は滑り止めがあるので、運転していてずれてくる心配がいりません。
電源を入れて加熱してからすぐに一定温度に達するので、寒い冬でもすぐに温かく過ごせます。2段階で温度調整ができるので、心地よく感じる温度に調整できるのも特徴。電源はシガーソケットから取っているので、誰でも簡単に取り付け可能です。
■3. OneV FT 車用ホットシート
車に簡単に設置できるシートヒーター。取り付けはゴムバンドを回すだけの簡単なものです。
電源を入れてから2分から4分ほどで温かくなるので、快適に過ごせます。
■4. シートヒーター COOL&HOT
暖房と冷風の両方が使えるシートヒーターです。冬の寒さだけでなく、送風があるので夏の暑さにも対応できるので年中を通して快適に過ごせます。
また装着もベルトとフックで止めるだけなので、幅広い車に対応できるシートヒーターです。
■5. シガーソケット式 汎用シートヒーター
後部座席用のシートヒーターです。1つだけで後部座席全体をカバーできるので、大人数で乗車するときも快適に過ごせるでしょう。手元にあるスイッチで操作すれば、2段階の温度に調節できます。裏面には滑り止め加工されているので、乗り降りの際にもずれにくいです。
■6. カーシートヒーター 運転席&助手席
電源を入れて30秒後から暖かくなり、3分後には60℃に到達するほどすぐに快適に過ごせるシートヒーターです。
スイッチで簡単に温度モードの切り替えができますし、自動的にオフになる機能があるので、火傷の危険もなく安心して利用できます。電源はシガーソケットです。
■7. 運転席用シートヒーター
電源を入れると1分で温かさを感じられるシートヒーター。強弱の2段階で温度調整できるので、快適に感じる温度に調節可能ですし、65℃以上になると自動でオフになる加熱保護機能もついています。電源コードはシートの左側にあるので、運転席用のシートヒーターです。
■8. Clazzio(クラッツィオ) コードレスリモコン 2席用 シートヒーター
ヒーターパネルをシートカバーに貼るだけで利用できるものです。シガープラグを差し込んで、コードレスリモコンの操作ですぐに使用できます。
運転席側と助手席側を別々でコントロールできるので、それぞれ好みの温度に調整できるシートヒーター。設定温度を簡単に調整できますし、リモコンの置き場所にも困らないのが便利です。
まとめ
シートヒーターは、タイプによって複数の種類があります。座面のみのヒーターから背面まで温かくなるもの、さらにクール機能があるものもあり、好みや使い方に合わせて選べるでしょう。エアコンを使わなくても温かくなり、快適に過ごせるので、寒い冬を乗り切るカーアクセサリーとして導入してみるのはいかがでしょうか?