マツダフレアワゴンとはどんな車?
■主な特徴
5ドアで収納性や利便性の高いマツダのフレアワゴンは、全車エコカー減税対象となっている。その大きなカギとなるのが、走行性能や環境性能を格段に向上させたS-エネチャージだ。この軽量でコンパクトなシステムによってクルマの発進から加速までを、1回のモーターアシストあたり最長30秒でアシストし、低燃費の向上に繋がっている。
さらにクルマの減速時に発生するエネルギーを活用して、発電と充電を繰り返すよう設計されている。ここには少しでもエネルギーを無駄にしないコンセプトが息づいているのだ。また、クルマの停止からエンジンの再始動までがとても静かでスムーズで、ガソリン車であることを忘れてしまいそうになるだろう。
■燃費性能もすごい!
全車エコカー減税対象のフレアワゴンは、抜群の燃費効率を誇っている。その要となるのがS-エネチャージだ。クルマの加速時にモーターによってエンジンをアシストすることで、燃料の無駄な消費を抑えているのだ。
さらに減速時に発生するエネルギーから発電して、アイドリングストップ車専用鉛バッテリーと、S-エネチャージ車専用リチウムイオンバッテリーに充電してくれ、またアイドリングストップシステムによって、ブレーキから減速して13km/h以下になるとエンジンを自動停止するようになっている。さらなる低燃費化へつなげる優れたシステムだ。
■R06A型エンジン搭載
フレアワゴンのスムーズでパワフルな走行性の主役は、なんといってもエンジンとトランスミッションだ。R06A型エンジンを搭載することで、静粛性とパワフルな走りを実現し、そのうえ回転トルクの摩擦を低減する副変速機構付CVTによって、変速ショックのないシームレスな走りを体感できる。
ISG(モーター機能付発電機)についても、環境性能を重視したフレアワゴンならではのエンジン特性だ。発進から加速にかけて専用モーターでエンジンをアシストすることで、低燃費化のさらなるレベルアップに貢献している。
マツダフレアワゴンの車内空間
■シートアレンジは快適!
運転席は、体格に合わせてシートの位置をきめ細かく調整できる運転席シートリフターを採用している。また後席はリアシート左右独立シートスライド機構で、シートを後ろにスライドさせて足元スペースを広げたり、また必要に応じて前にスライドさせて荷室を広げたりることも可能だ。
そしてリアシート左右独立リクライニング機構を採用していて、一人ひとりにあわせた快適な座り心地を実現することができる。また、目的に応じて様々なシートアレンジが可能で、長い荷物を積むような場合も安心だ。
■ラゲッジスペースは広く、有効活用できる
リアシートは2アクションで簡単にたたむことができ、大容量のラゲッジスペースがすぐに確保できる。また最大荷室開口幅1,130mm、荷室開口高1,110mmという大きな開口部で、自転車のような大きな荷物の積み下ろしにもとても便利だ。
さらに荷室開口地上高535mm(2WD車)という低床設計のため、重い荷物を積むときも高く持ち上げる必要がなく、楽に乗せることができる。スペースだけでなく積み下ろしにも配慮した、使う人の身になった設計と言えるだろう。
■細かいところまで工夫されているインテリア!
車内は全席ゆったりした設計で、前後のシート間隔も広く、快適な空間だ。制振材や防音材を適切に用いることにより、静かな車内を実現している。車内には、使う人の身になった便利な収納スペースがたくさんある。
インパネトレイ(助手席)やインパネドリンクホルダー、インパネアンダートレイ(運転席)を全車標準装備しており、いろいろなものの格納にたいへん便利なのだ。また、大きなガラスエリアを確保したパノラマビューで、前後左右の視界が広く、安全性と開放感に貢献している。
■その他の快適性能
後席の乗降ステップ高は340mm(2WD車)と低く、そしてつかみやすい位置に乗降グリップが装備されているためつまずきにくく、楽々乗り降りが可能だ。スライドドアイージークロージャーは、後席のドアを軽く閉めれば自動的にドアが閉まる機能で、XSおよびカスタムスタイル全車に標準装備されている。
また、車種によって「ナノイー」搭載のフルオートエアコンを装備していて肌や髪にやさしい弱酸性で、室内の空気を快適に保ってくれる。
マツダフレアワゴンの装備紹介
■ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステム
安全性能の一つに、ダイナミック・スタビリティ・コントロールシステムがある。このダイナミック・スタビリティ・コントロールシステムは、横滑り防止機構と呼ばれるものだ。コーナーなどで雨が降っている時に横滑りをしそうになった時に、その横滑りを抑える働きがあるのだ。
ディスチャージヘッドランプ&オートライトシステムは、従来までの白熱電球と違い、HIDランプを使ったものになる。今までの白熱電球よりも2倍の明るさを持っており、しかもオートライトシステムで自動でライトの切り替えを行ってくれる。
■デュアルカメラブレーキサポート搭載!
衝突安全性能としてデュアルカメラブレーキサポートがある。これは、フロントガラスのミラーあたりに、二つのカメラを搭載し、人の眼と同じように距離や形をとらえることが可能だ。これにより人や車に接近した場合は自動でブレーキがかかるようになっている。
また、万が一衝突事故を起こした場合に、軽量衝撃吸収ボディが衝撃を吸収してくれて運転手や同乗者を助けてくれる。固定ロアアンカレッジ&トップテザーアンカレッジは、チャイルドシートを載せるときに固定するためのものになっている。
■運転支援の装備も豊富!!
運転支援としては、クルーズコントロール、ステアリング シフトスイッチ、モーターアシストの3種類が存在する。クルーズコントロールは、長距離ドライブをサポートするもので、長距離走行中にアクセルを踏み続けることをなく、スイッチひとつ押せば設定された速度を自動的にキープすることができる。
ステアリング シフトスイッチは、ステアリングにシフトアップとシフトダウンのスイッチが付いているものだ。また、モーターアシストは減速時には電力を使うようにし、加速時にはモーターアシストを利用するようにすることができ、低燃費を実現してくれるよう搭載された装備だ。
■マツダフレアワゴンのバリエーションとそれらの価格
マツダフレアワゴンのバリエーションについてはグレード3つがある。一つが最もシンプルなグレードであるXGで、価格は136万800円だ。次にXSは、価格が146万8800円だ。このモデルは、Sエネチャージ搭載のハイグレードモデルだ。3つ目はカスタムスタイルXGとXSだ。
XGの価格は162万円で、XSは172万2320円となっていて、3つの種類の中で一番グレードが高いモデルだ。それぞれにCTVやSチャージ、デュアルカメラブレーキサポートが装備されているのも魅力的な部分だろう。