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軽商用バン、ダイハツ ハイゼットキャディー!移動販売車としても?

軽商用バン、ダイハツ ハイゼットキャディー!移動販売車としても?

ダイハツ ハイゼットキャディーは、おしゃれな外観と広い荷室スペースをもつ軽商用バンです。しかし、従来の軽バンとは異なり、人が使いやすいことにこだわって、随所に特徴をもっています。今回は、そんなハイゼットキャディーを解説します。

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ダイハツ ハイゼットキャディーってどんなクルマ?

《写真提供:response》ダイハツ ハイゼット キャディー

ダイハツ ハイゼットキャディーは、「人の働きやすさ」をテーマに、新たな商用ニーズに対応することを目指した軽商用バンです。特徴はなんといっても、軽商用車に見えないそのデザイン。それもそのはず、ハイゼットキャディーは人気軽自動車『ウェイク』をベースに開発されています。

なので、商用バンにありがちな、デザインがいまいちとか、室内空間を優先するために走りや燃費がそれほどでもない、といったところが改善され、質の高い軽商用バンに仕上がっています。

そもそも軽商用バンってなに?

軽バンはアレンジの可能性をもっている!

一般的に「軽商用バン」とは、ワンボックスもしくはボンネットがほとんどない箱型のボディをした、軽自動車規格の貨物自動車を指して用いられる言葉です。軽商用バンは、配達などで多く用いられているため、「働くクルマ」のイメージが強いかもしれません。しかし最近では、おしゃれで、一般的な使い勝手も考慮されたクルマが登場してきており、軽商用バンの可能性に注目が集まっています。

軽乗用車の中で、特に人気があるのは「スーパーハイトワゴン」と呼ばれる、高い全高により広い室内空間を実現したクルマです。実際、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2020年の車名別新車販売台数に関するデータでは、軽自動車のトップ3に、N-BOX、スペーシア、タントが入り、スーパーハイトワゴンに人気が集中していることが明らかとなりました。

一昔前の軽自動車は、狭い室内、後部座席も申し訳程度、荷物も十分に積めない、といったクルマが多かった印象があるかもしれません。しかし、現在のスーパーハイトワゴンは、コンパクトカーを超えるほどの室内空間と、運転のしやすさにつながる視界の広さや乗り降りのしやすさを実現しており、快適性が劇的に向上しています。

軽商用バンのボディサイズは、こうしたスーパーハイトワゴンとほぼ同じで、広い室内空間を期待できます。加えて、商用として荷物を積むことがメインに考えられているので、工夫の余地が乗用車よりも大きく、多くの可能性を秘めたクルマとなっています。実際、東京オートサロンでは、軽商用バンをベースに、キャンパーやサーファー用にアレンジされた、遊べる軽バンや軽トラックが数多く出展されました。

軽商用バンと、スーパーハイトワゴンの違いはなにか?

《写真提供:response》ダイハツ ハイゼット キャディー X SA II

軽商用バンとスーパーハイトワゴンの大きな違いは、人を乗せることをメインに考えているか、モノを乗せることをメインに考えているか、ということがあげられます。この違いが、クルマのボディサイズが同じであっても、作りが異なることにつながります。

たとえば、一般的な軽乗用車のスーパーハイトワゴンは、エンジンを運転席より前に搭載して、駆動をフロントタイヤでおこなうFF(フロントエンジン・フロントドライブ)が採用されています。一方、軽商用バンは、広い荷室空間を確保するために、エンジンを運転席の下もしくは後ろにレイアウトする形である、キャブオーバーもしくはミッドシップが採用されています。

駆動も、後輪を駆動させるFR(フロントエンジン・リアドライブ)やMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)が主流とされています。しかし、仮にエンジンを運転席と助手席の下に配置すると、エンジンの分だけ座席位置が高くなり、乗り降りしにくいクルマになってしまいます。

そこで、ハイゼットキャディーでは、軽商用バンとしては異例のFF(4WDもあり)を採用。まるで乗用車のような乗り心地を提供しています。もちろん、しっかりとした荷室スペースと荷室高も実現して、乗用車の乗り心地と商用バンのスペース容量を両立させました。ちなみに、FFベースの商用バンスタイルは、ホンダの人気軽商用バンである「N-VAN」でも採用されています。

ハイゼットキャディーの特徴

広い荷室スペース

《写真提供:response》ダイハツ ハイゼット キャディー

とにかく室内空間が広く、軽商用バンとしてはトップクラスの荷室フロア高595mm。はじめてスーパーハイトワゴンの後部座席を体験すると、その広さに驚く方が多いですが、同様のスペースが荷物専用となって、さら広く感じさせます。

ダンボール中(669×319×432mm)の大きさであれば約8箱、ダンボール小(497×315×293mm)であれば約18箱も積載できる容量をもっています。

低いシートで、乗り降りがしやすい

《写真提供:response》ダイハツ ハイゼット キャディー パッケージ

従来の軽商用バンは、シートの下にエンジンを置く形が多く、その場合、運転席と助手席がやや高くなって、小柄な方や女性には乗り降りがしにくいケースがありました。

しかし、エンジン位置を通常の乗用車と同じにすることで、シートを低くできて、乗り降りしやすい、人が楽に使うことのできる設計を実現。乗用車と同じ感覚で、運転や乗り降りができるため、商用バンに乗りなれていない人にも違和感がありません。

軽乗用車とそん色のないドライブ性能

《写真提供:response》ダイハツ ハイゼット キャディー スマートアシストII

ハイゼットキャディーには、e:Sテクノロジーが採用されており、ツインカムDVVT3気筒12バルブエンジン(2WD車)の場合、25.0km/リットル(JC08モード/2021年3月現在、WLTCモードの記載なし)もの低燃費。

ほかにも、一部のグレードでは先進の安全技術である「スマートアシストⅢ」が採用されています。スマートアシストⅢは、クルマだけではなく、歩行者との衝突回避もサポートし、車線逸脱警報機能や誤発進抑制制御機能など、軽乗用車と同レベルの、安心運転支援をおこないます。

軽自動車税が安い

通常の軽自動車と比較して、商用の軽自動車は自動車税が安く設定されているため、ランニングコストを抑えられる可能性があります。たとえば、2015年4月1日以降の新税率では、貨物用(自家用)の軽自動車税は「5,000円」です。

同様の条件で、乗用(自家用)の場合、軽自動車税は「10,800円」ですから、その差は倍以上の「5,800円」も違います。

良質なデザインとボディカラー

《写真提供:response》ダイハツ ハイゼット キャディー

ハイゼットキャディーは、軽商用バンといって連想する野暮ったいイメージとは異なり、洗練されたデザインです。ウェイクをベースにしているだけあり、インパネ周辺のデザインも、ウェイクと大きな違いはありません。

そしてボディカラーは、定番の「ホワイト」や「ブラック(ブラックマイカメタリック)」はもとより、「オレンジ(トニコオレンジメタリック)」や「ピンク(ライトローズマイカメタリック)」が用意されていて、おしゃれなクルマに仕上がっています。

ハイゼットキャディーのデメリットは?

2人乗り以外の選択肢がない

《写真提供:response》ダイハツ ハイゼット キャディー X SA II

ハイゼットキャディーの乗車人数は2名です。ときどき4人で乗りたいという人には向いていません。簡易的なリアシートさえなく、そもそも車検証には、乗車人数が2名となっているので、法律上乗れません。

ですから、2シーターのクルマで問題ないという方のみの選択肢になってしまいます。ファミリーカーを想定して使用することは難しいでしょう。

最大積載量が150キロ

広い荷室スペースをもつハイゼットキャディーですが、最大積載量は150キロまで。150キロと聞くと結構積めるように思うかもしれませんが、一般的な商用軽ワンボックスバンは最大積載量が350キロですから、ハイゼットキャディーはその半分もありません。

重い荷物を積む職人さんや、大型の荷物を運ぶ宅配業者さんには、不向きな車両といえるかもしれません。

ハイゼットキャディーが販売終了?!

2021年3月末現在、『ハイゼットキャディーが生産終了』との情報が飛び交っています。

ダイハツ工業の公式ホームページでは、正式なリリースがないものの、ダイハツ広島販売の店舗ブログには「ありがとうハイゼットキャディー」というタイトルとともに、

この度、ハイゼットキャディーの

生産終了が案内されました。

との言葉があり、信ぴょう性は高そうです。

実際、ハイゼットキャディーの公式ホームページを見ると「グレード・オプション・ボディカラーなど仕様によってはお客様のご要望に沿えない場合がございます。詳しくは販売会社におたずねください」となっていて、在庫のみの対応に可能性がうかがえます。

もし、ハイゼットキャディーの購入を検討していて、希望のボディカラーなどがある場合、早めに問い合わせたほうがいいかもしれませんね。

まとめ

《写真提供:response》ダイハツ ハイゼット キャディー

ハイゼットキャディーは、軽商用バンにFF(前輪駆動)をもたらし、乗用車ベースの設計、通常のスーパーハイトワゴンと同様の着座姿勢など、軽商用バンに一石を投じたクルマです。デメリットも存在しますが、特徴が多いだけに、ニーズがはまれば、使いやすいクルマでしょう。

今回の記事を参考に、ぜひご検討ください。

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