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ホンダ オデッセイ|燃費、価格、おすすめグレードなど徹底解説!

ホンダ オデッセイ|燃費、価格、おすすめグレードなど徹底解説!

オデッセイは発売以来、四半世紀にわたり、ホンダを代表するミニバンとして人気を博してきました。そして今なお、前進し続けています。 今回は、オデッセイの歴史から、2020年11月におこなわれたマイナーチェンジの内容を中心にまとめました。

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ホンダ オデッセイとは、どんなクルマ?

《写真提供:response》《写真提供 M-TEC》無限 オデッセイ

ホンダ オデッセイは、ステーションワゴンのように流麗でスタイリッシュなプロポーションと、精悍で力強い存在感を合わせ持つ、ホンダのミニバンです。しかし、オデッセイを見ると、ミニバンと聞いてイメージする姿より、はるかにスマートに感じるでしょう。

それはオデッセイ特有の、低床・低重心・低ルーフなスタイルからくるものです。同時に、走りへのこだわりが強く、超低床プラットフォームの採用を受け、ドライバーの目線は低くく、カーブではボディの横揺れがかなり抑えらて、ミニバン離れした走りの楽しさを体感できます。

この記事では、1994年10月の発売以来、四半世紀が過ぎても今なお、ホンダの代表的な車種として君臨し続けるオデッセイについて紹介します。

オデッセイの歴史

初代オデッセイ

《写真提供:response》ホンダ・オデッセイ初代

オデッセイの誕生は1994年。低床・低重心・低ルーフのミニバンとして衝撃を与え、低ルーフミニバンブームの火付け役となりました。

開発は、アコードのプラットフォームをベースにおこなわれ、後席はスライドドアではなく、ヒンジ式ドアが採用されています。

ワンボックスカーでは、どうしても見劣りしていた走行性能も、低重心による恩恵や、4輪ダブルウィッシュボーンを採用したことで、高い次元のものとなりました。これにより、当時低迷していたホンダの業績が回復するほどの大ヒットとなります。

2代目オデッセイ

《写真提供:response》original【上海ショー2001】ホンダ『オデッセイ』中国生産決定

1999年にはフルモデルチェンジがおこなわれ、2代目オデッセイが登場。初代と同様、4輪ダブルウィッシュボーンと、ヒンジ式ドアが採用され、デザインやコンセプトは継続されました。

一方、走りはよりスポーティーなものへと変貌を遂げ、安全装備で運転席と助手席にi-SRSエアバッグシステムが標準装備されました。

3代目オデッセイ

《写真提供:response》originalホンダ『オデッセイ』完全復活か---目標の3倍受注

2003年、3代目オデッセイが登場します。大きな変更点は全高で、もともと低かった全高がさらに低くなり、1,550mmになりました。

この変更で、日本の機械式立体駐車場の高さ制限の平均値である「1,550mm」をクリア。

これで、たとえばファミリーでマンション住まい、ワンボックスカーを欲しいけれど、自宅の駐車場は機械式立体駐車場のため購入できない、といったニーズにも対応できるようになりました。

4代目オデッセイ

《写真提供:response》original【ホンダ オデッセイ 新型詳報】軽快で上質なアブソルート

2008年にもフルモデルチェンジがおこなわれ、4代目オデッセイが登場します。

これまでよりもさらに全高が低く、1,545mmとなりました。4輪ダブルウィッシュボーンとヒンジ式ドアは引き続き採用され、3代目のエクステリアやコンセプトを色濃く残しています。

5代目オデッセイ

《写真提供:response》ホンダ オデッセイ ハイブリッド アブソルート EX ホンダセンシング

現行モデルにあたる5代目オデッセイが登場したのが2013年。これまでにないほどの、大幅な変更が加えられました。先代までの全高を一気に100mm以上も高くし、これまでずっと採用されてきたヒンジ式ドアをやめて、後席は両側スライドドアへと変更されています。

2017年11月には、5代目オデッセイ最初のマイナーチェンジがおこなわれ、全車に「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が標準装備されました。

2020年11月のマイナーチェンジで、アブソルートのみに!

《写真提供:response》ホンダ オデッセイ アブソルート EX

オデッセイアブソルートは、2代目が2001年、マイナーチェンジした際に登場したスポーティーモデルです。通常のオデッセイと比べて、上位グレードにあたり、専用スポイラーやアルミホイールなどが採用されてきました。非常に人気の高いグレードです。

ところが、2020年11月のマイナーチェンジで、オデッセイのラインナップはすべてアブソルートに集約されました。余談ながら、現行オデッセイにはサイドリフトアップシート車と助手席リフトアップシート車の福祉車両ラインナップもありますが、こちらもアブソルートになっています。

オデッセイの詳細情報

エクステリアデザイン・室内空間

《写真提供:response》ホンダ・オデッセイ改良新型、純正アクセサリー装備車

オデッセイのボディサイズは、「全長4,855mm・全幅1,820mm・全高1,695mm~1,725mm」です。全高の1,695mm~1,725mmというのは、駆動方式による違いで、FFであれば1,695mm、フルタイム4WDを選択すると1,725mmです。

競合するミニバンの、トヨタ ノアやヴォクシー、日産 セレナ、ホンダ ステップワゴンと比べると、全長は長く、全幅は広く、全高は低いという特徴があります。

現行型となった5代目オデッセイのエクステリアデザインのコンセプトは、「ソリッドストリームライン(Solid Streamline)」で、ミニバン特有の四角いデザインではなく、セダンから乗り換えても違和感のないミニバンを目指しています。

ホンダ独創の超低床プラットフォームを活かし、広くゆとりのある室内空間を実現しながらも、流麗で力強いプロポーションを実現。結果、他のミニバンとは一線を画すほどストリームラインが強調され、高級感のあるエクステリアとなりました。

2020年11月には、現行モデルで2度目のマイナーチェンジが実施され、フロントグリルが大型に、ヘッドライトは薄型になって、フロントフェイスが刷新しています。あわせて、リアコンビランプが立体デザインになるなど、リア回りも変更されました。

低床の見た目からは想像もできないほど、オデッセイの室内は広々としています。とくに、現行モデルの5代目オデッセイは、ホンダの最上級ミニバンであったエリシオンと統合したことにともない、内装の高級感と広さが増しました。

とくに、7人乗りモデルに搭載される『2列目プレミアムクレードルシート』は、まるで飛行機のファーストクラスに座っているかのような、身体が包み込まれるフィット感を実現してます。3列目シートを格納すれば、2列目シートは前後に700mm以上スライドができるので、快適性も高く、たとえば車中泊をしたいといったニーズにも力を発揮するでしょう。

ボディカラー

《写真提供:response》ホンダ オデッセイ 改良新型

前述の、2020年11月におこなわれたマイナーチェンジにともない、それまで6色だったボディカラーが,
5色に整理されました。現在選ぶことのできるカラーは、

・プラチナホワイト・パール[有料色](税抜:4万円)
・スーパープラチナ・メタリック[有料色](税抜:4万円)
・プレミアムスパークルブラック・パール[有料色](税抜:4万円)
・プレミアムヴィーナスブラック・パール[有料色](税抜:4万円)
・オブシダンブルー・パール

です。オブシダンブルー・パール以外は、すべて有料色というラインナップです。

オデッセイらしい上品な雰囲気をまとうプラチナホワイト・パールは高い人気ですが、重厚感あふれるプレミアムスパークルブラック・パール、大粒形ガラスを純金でコートしたプレミアムヴィーナスブラック・パールも深い味わいがあり、どれも魅力的で迷ってしまうでしょう。

燃費

《写真提供:response》燃費は?乗心地は? ホンダ オデッセイハイブリッド で鬼怒川へ…温泉宿で愛犬と過ごす

オデッセイは、ガソリン車とハイブリッド車が選択でき、燃費も大きく異なります。ガソリン車を選択した場合、燃費は「11.6~12.8km/L(WLTCモード)」です。ハイブリッド車を選択した場合、燃費は「19.8~20.2km/L(WLTCモード)」です。

最近人気のSUVでは、燃費のいいクルマも多数登場していますから、ガソリン車の「11.6~12.8km/L」は燃費が悪いように感じるかもしれません。

しかし、競合するミニバンのもっとも燃費が劣るグレードを見てみると、トヨタ ノアとヴォクシーが「12.2km/L(WLTCモード)」、日産 セレナが「11.8km/L(WLTCモード)」、ホンダ ステップワゴンが「13.0km/L(WLTCモード)」ですから、オデッセイがとくに劣るというわけではありません。

もちろん、ハイブリッドを選択すれば、かなり低燃費です。

ラゲッジスペース

《写真提供:response》ラゲッジネット

オデッセイの開口部は、正方形に近い形をしており、しかも超低床プラットフォームなので、荷物の積み下ろしがしやすい形状です。

ガソリン車(FF)の測定値では、開口部の高さは1,030mm、開口部の最大幅は1,160mm、開口部の地上高は525mmです。3列目シートは、立てたままでも十分な容量ですが、シートアレンジによってさらなる大容量スペースが生まれます。

インテリア

《写真提供:response》フルシートカバー革調タイプ

インテリアデザインのコンセプトは、『モダンスイートルーム』。先代にあたる4代目オデッセイのインテリアデザインのコンセプトが『先進さ』であったのに対し、今回は高級ホテルのスイートルームのように、いつでも新鮮で常に清潔感があり、それでいて飽きの来ないデザインを目指しています。

価格

2021年5月現在、新車本体価格は、税抜き価格で317万7,273円~416万3,637円となっています。

ガソリン車とハイブリッド車で、価格が大きく変わってきます。

中古車情報

2021年5月現在、オデッセイの中古車本体価格(response中古車価格)は、税抜:7万円~税抜:453万6,364円となっています。

オデッセイは発売から25年以上が経過しているため、いわゆる「型落ち」のモデルは、かなりお手頃な印象です。また、現行モデル(5代目)も、発売開始から7年以上が経過しているため、マイナーチェンジ前のものは、ねらい目になるかもしれません。

オデッセイのエンジンと、おすすめグレード

《写真提供:response》ホンダ オデッセイ アブソルート EX

オデッセイのエンジンには、「2.4リッターDOHC i-VTECエンジン」と、2モーターハイブリッドシステムe:HEV搭載の「2.0リッター直列4気筒エンジン」の2種類があります。

ガソリンエンジンを搭載するグレードは、福祉車両を除くと、

・「ABSOLUTE(アブソルート)」
・「ABSOLUTE・EX」

の2種類です。そしてABSOLUTEには「FF 7人乗り」「FF 8人乗り」「4WD 8人乗り」が、ABSOLUTE・EXには「FF 7人乗り」「4WD 8人乗り」がそれぞれ選択できます。ミッションはすべてCVTです。

一方、ハイブリッドを搭載するグレードは、

・「e:HEV ABSOLUTE」
・「e:HEV ABSOLUTE・EX」

の2種類となります。e:HEV ABSOLUTEには「FF 7人乗り」「FF 8人乗り」が、e:HEV ABSOLUTE・EXには「FF 7人乗り」が用意されています。

e:HEVモデルのミッションは、はすべて電気式無段変速機となります。

おすすめグレード「e:HEV ABSOLUTE・EX」の特徴

《写真提供:response》ホンダ オデッセイ 改良モデル(ハイブリッド アブソルート EX)のフロントマスク

おすすめグレードは「e:HEV ABSOLUTE・EX」です。それは燃費の違いだけでなく、装備にかなりの差があるからです。

オデッセイは、全車にHonda SENSINGが標準装備されていますが、グレードによってその中身が少し異なります。適正な車間を保ち、運転ストレスを減らしてくれる「渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)」が搭載されているのは、ハイブリッド車のみ。

また、信号待ちなどの完全停止時にブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持し続けてくれるオートブレーキホールド機能や、電子制御パーキングブレーキもハイブリッド車だけです。

さらに、LEDアクティブコーナリングライトや、後退出庫サポートは、ハイブリッド車のなかでもe:HEV ABSOLUTE・EXだけですし、ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、100ボルトAC電源、独立したエアコン調整を可能にするトリプルゾーンコントロール・フルオートエアコンディショナーも、e:HEV ABSOLUTE・EXだけです。

2021年5月現在、新車本体価格は税抜:416万3,637円となっています。最上位モデルで、それなりの価格になりますが、e:HEV ABSOLUTEが税抜:389万6,364円であることを考えると、税抜差額の約27万円を埋めて余りある装備内容といえるかもしれません。

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まとめ

今回は、ホンダ オデッセイについてまとめました。運転のしやすさ、高い走行性能、乗り降りのしやすさ、カッコよさなど、オリジナリティにあふれたクルマといえるでしょう。

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