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往年の名車であるマツダ RX-7の人気の理由を徹底解説

往年の名車であるマツダ RX-7の人気の理由を徹底解説

スポーツカー好きなら誰もが通る日本車の名車、マツダ RX-7は、高性能なロータリーエンジンと唯一無二のスタイルで特に高い人気を誇ります。今回はマツダ RX-7が人気を博した理由と購入時のポイントについてご紹介していきます。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


マツダ RX-7はどんな車?

≪写真提供:response≫マツダ RX-7とバイク

皆さんはマツダ RX-7という車を街中で見たことがあるでしょうか。流れるようなフォルムのボンネットが特徴的な車です。スポーツカー好きの方であれば、一度はその姿を目にしたことがあるのではないでしょうか。

responseが読者向けに行った、「マツダ車オブザ平成」で記憶に残った平成のマツダ車を投票したところ、得票率がなんと41%でマツダ RX-7(1991年FD)という結果になりました。それほどまでに、人々の心に刻まれているマツダ RX-7の歴史をご紹介します。

マツダ RX-7の発売の歴史

マツダ RX-7を紹介していくうえで欠かせないのはRX-7の前身とも言える「サバンナ」の存在です。サバンナは、クーペとセダンとワゴンの3タイプで1971年に発売されました。10A型と12A型のロータリーエンジンを搭載しており、国内の様々なレースでも通算100勝を挙げるほどの実力で、当時の人々の間では憧れの車でした。

この時代、世間では環境規制が強くなっていき、サバンナにもサーマルリアクターを搭載した低公害仕様「AP」が加わるなど、走行性能と環境への配慮を両立した車として人気を博しました。

初代サバンナRX-7

≪写真提供:response≫マツダ サバンナRX-7

初代サバンナRX-7にあたる「サバンナRX-7」は1978年に生まれました。1970年代後半といえば第一次オイルショックが収まったと思えば第二次オイルショックが起きるなど、日本経済が大きく混乱した時代。そして、日本でもガソリンスタンドが閉まっていたり、アメリカのマスキー法の影響で排ガス規制がより厳しくなっていました。この状況下では、ガソリンを使うスポーツカーなどは夢の話のような雰囲気さえありました。

そんな中で、「運転する楽しみの追及」をコンセプトに作られたのが初代サバンナRX-7です。この初代は当時「サバンナ」と呼ばれ、その性能と登場は日本だけでなく世界でも驚かれるほどの名車として後に語り継がれています。

二代目RX-7

≪写真提供:response≫マツダ サバンナRX-7

初代サバンナRX-7は日本のみならず、アメリカのレース界でもその存在感を表しました。その名声をさらに高めるべく生まれたのが二代目サバンナRX-7です。初代の登場から7年が経過し、発売された二代目はその見た目も、よりスポーツカーとしての性能と存在感を高めて1985年に市場に販売されました。

初代サバンナRX-7がスポーティーながらも流麗なカーブがあったのに対し、二代目は表面の突起が無くなり、重厚さを増したデザインとなりました。また、二代目が登場して間もなくの1987年に、ロータリーエンジン生誕20周年記念として、フルオープンが可能な電動ソフトトップを持つカブリオレもラインナップに追加されました。

三代目RX-7

≪写真提供:response≫マツダ アンフィニRX-7

二代目RX-7までは名称に「サバンナ」が含まれていたのに対して、1991年に発売された三代目RX-7はサバンナではなくなり、新たに当時の販売チャンネル名であるアンフィニを冠した「アンフィニRX-7」として作られました。

初代と二代目と異なる点として、この三代目のみ3ナンバーとなったことです。車両の全長や全高、ホイールベースに関しては以前より小さくなりましたが、全幅が広がったことで3ナンバーとなりました。幅が広がったことで、走行時の安定感が上昇しスポーツカーとしてより性能の向上が計られました。

三代目はしなやかな曲線を描くボディが特徴的で、その見た目からもハイパフォーマンスのスポーツカーとして想像することができます。

マツダ RX-7の魅力とは?

≪写真提供:response≫歴代のRX-7

1970年代後半から1990年代は日本のスポーツカーが、国内のみならず世界からも脚光を浴びた時代でした。現在でこそ環境に配慮したエコな車や、SUVのような大型の車が人気を浴びていますが、この頃は日本中が走りを追求したいわゆるスポーツカーに対して憧れを抱いていた時代でもありました。

そのような時代において、第一線を走り続けてきたマツダのロータリースポーツであるRX-7は、この黄金期においても一際存在感のあるスポーツカーとしてたくさんのファンを作りました。そのような時代を築き上げた車という魅力がマツダ RX-7には詰まっています。

初代RX-7

初代RX-7であるサバンナRX-7は、低重心設計でスポーツカーとしての運動性能を極限まで考え抜いた作りをしていました。この形は、初期型で空気抵抗係数(Cd値)は0.36とかなり空気抵抗が少なくなっています。

考え抜かれたデザインの低いボンネットには、軽量かつ小型のロータリーエンジンを搭載していました。サバンナGTやカペラのレースを通して培った技術を活かして、サスペンションはフロントにストラット式、リアにはワットリンクを持つ構造で軽快な走りを実現しています。

発売から1年経った10月にはエンジンを希薄燃焼方式に変更し、排ガスも触媒方式へと変えることで燃費を向上させました。1982年に新たに加えたロータリーターボエンジンは、他の2000ccのエンジンと比べても大きな差はないものの、車両重量が圧倒的に軽いことで凄まじい加速を実現していました。

これらの技術により、RX-7はアメリカのデイトナ24時間レースなどで初参戦ながらクラス優勝するなどの快挙も成し遂げています。

二代目RX-7

二代目の構造は、車体表面の突起を減らしタイヤを収めるブリスターフェンダーを持つスタイルは、初代が小型で軽量なスポーツカーといったイメージを持ったことに対して、ガラッと印象の変わるような変更でした。

またサスペンションもリアがマルチリンク化し、エンジンも新開発13Bターボを採用。二代目はFC型と呼ばれ三代目となるFD型に変更される直前の、1991年にロータリーエンジンを積んだマツダのレーシングカーがル・マンで優勝しました。この事がより、世間のロータリーへの人気度合いを高くするニュースとなりました。

三代目RX-7

三代目のFD型と呼ばれるマツダ RX-7は二代目と同じく13B型と呼ばれる軽量なロータリーエンジンを搭載していました。この三代目の開発は、まだ二代目が発売されてから1年経った1986年から始まっていたのです。この頃には、スポーツカーがより上級者向けの車となっていく時代で、今までよりも環境規制や低燃費への要求といった、いわゆるスポーツカーらしい大排気量の車に対する疑問の声が大きくなりつつありました。

そんな中で生まれたのが、フロントミッドシップの後輪駆動である三代目RX-7でした。そしてストイックに軽量化を求め、荷重のかからない部分は軽量化し強度が必要なところには補強するという、マツダ独自のモノコックスペース構造を取り入れています。エンジンも、ツインターボチャージャーとハイスピードEGIシステムで馬力が従来よりも50psも高まる改良が行われました。

マツダ RX-7は購入できる?

≪写真提供:response≫二代目と三代目のRX-7

ロータリーエンジン搭載のマツダ RX-7シリーズですが、これをきっかけにスポーツカーに興味を持った人もいるでしょう。また、実際にドライブをして直に楽しみを味わいたい方もいると思います。では、RX-7は実際に手に入れることができるのでしょうか?

生産は終了している

このように当時スポーツカーが国内で全盛期であった時代の人々の胸に、深く刻まれるようなロマン溢れるRX-7でした。しかし2002年の8月に、初代サバンナRX-7から続いた24年間にも及ぶ歴史に終わりを告げています。そのため現在は生産が完全に終了しており、マツダのディーラーなどからは購入することができません。

しかし中古車市場では、二代目FC型三代目のFD型などのモデルは依然として取引が行われています。通常、販売が終了してから20年が経つような車は中古車市場でもなかなか見かけることはありませんが、依然として中古として値段が大きく下がらないまま取引がされていることは、当時の人気と愛を知ることができます。

パーツを買うことができる

最終型でも新車販売が終了して20年近くになるRX-7ですが、二代目FC型と三代目FD型の一部パーツを「復刻パーツ」として再度供給を再開しており、2020年12月からマツダ販売店や部品販売会社で手に入れることができるようになっています。

古い車を大切にできる社会を育み世の中の自動車文化に貢献したいというマツダの考えのもと、様々なサプライヤーの協力を得て実現。これにより現在所有している人がパーツを取り替えることで、車の寿命が延びます。そうなることでさらにRX-7が世代を超えて親しまれるスポーツカーとなっていきます。

マツダ RX-7の購入時のポイント

≪写真提供:response≫マツダ サバンナRX-7

現状、RX-7を手に入れるためには中古車市場から探すしかありません。ここではRX-7シリーズの中で比較的手に入りやすく選択肢がある二代目と三代目に絞って解説していきます。

二代目RX-7

二代目のRX-7であるFC型は1991年までの後期型のものであれば中古車市場で見つかる可能性があります。ただ後期型であったとしても、生産からかなりの年月が経っているため完璧な状態のものを見つけるのは難しいでしょう。

マツダの名車であるスポーツカーなので世の中にはコアなファンがたくさん存在します。何かしらのチューニングが施されていて、サスペンションや場合によってはエンジンまでカスタムされている可能性もあります。年式の古い車であるからこそ自分でカスタマイズして楽しむというよりは、不具合の出た部分を直しつつ現状を保存していくといった乗り方になるでしょう。

三代目RX-7

三代目のRX-7であるFD型は、販売されていた時期が二代目よりも新しいということもあり2002年までの車両が多く流通しています。値段の幅が広いものの出回っている数も多く、比較的手に入れやすいという魅力があります。

しかしノーマルの状態よりかはカスタマイズ済みの車両が多いでしょう。中古屋さんで見つける時は値段だけでなく、どのようなチューニングが施されているかというポイントも重視しなければいけません。

まとめ

≪写真提供:response≫マツダ RX-7(グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2015 参加車両)

今回は往年のマツダの名車であるRX-7について歴代のモデルをご紹介しました。マツダのロータリーエンジンと言うと、RX-7がぱっと思い浮かぶくらいの一世を風靡した人気スポーツカーです。現在は販売終了していますが、その時代を生きた人でなくとも、その魅力に取り憑かれるという人も多いでしょう。スポーツカーが気になっている方は、ぜひこのような往年の名車も視野に入れてみてください。

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