ワイルド・スピードってなに?
「そもそもワイルド・スピードってなに?」って方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はワイルド・スピードシリーズの特徴をご紹介していきます。
まずは初代ワイルド・スピードのあらすじから簡単に。
潜入捜査官のブライアン(ポール・ウォーカー)は、改造車を使った窃盗団を調べていた。
捜査の一環で改造を請け負うショップに出入りしている内にドラッグレースの絶対王者ドミニク(ヴィン・ディーゼル)と知り合う。
実はドミニクは窃盗団のリーダーであったが、二人はLAの空の下、徐々に惹かれあい親友となっていく・・・
という感じです。
なんだか「ロミオとジュリエット」みたいな感じになっていますが、当たらずといえども遠からず。
この後シリーズは長期化(15年以上でなんと8作!)していきますが、二人はくっついたり離れたり、敵になったり味方になったり、筋肉と筋肉をぶつけて語り合ったり。
シリーズを重ねるごとに、そこに家族や恋人、窃盗団の仲間たち、特殊部隊や犯罪組織まで出てきて、舞台を変え、車を変え、ド派手なカーアクションを繰り広げます。
さらに忘れてはいけないのがキャラクターを象徴する車の数々です。
登場人物はアメリカ人だけではなく(意図的に?)多種多様な人種も出てくるので、東西いろんな車が登場。マニア垂涎の車に、こだわりのクールな改造もあり、さらには公道レースに強い日本車も多く登場します。
つまり
「車!絆!筋肉!」
これこそがワイルド・スピードの醍醐味でしょう!
ちなみにワイルド・スピードは時系列順に公開されているわけでありません。
時系列順に並べてみると、
ワイルド・スピード (第1作目 2001年)
ワイルド・スピードX2(第2作目 2003年)
ワイルド・スピード MAX (第4作目 2009年)
ワイルド・スピード MEGA MAX (第5作目 2011年)
ワイルド・スピード EURO MISSION(第6作目 2013年)
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(第3作目 2006年)
ワイルド・スピード SKY MISSION (第7作目 2015年)
ワイルド・スピード ICE BREAK(第8作目 2017年)
ワイルド・スピード スーパーコンボ(第9作目 2019年)
となっています。
ナンバリングも全てについているわけではないのでわかりにくいとは思いますが、心配ご無用です。
「車!絆!筋肉!がイチバン大事」と心でわかっているあなたなら、どこから見ても楽しめること間違いなしです!
ワイルド・スピードで活躍したポールの悲劇
ワイルド・スピードで主人公ブライアンを演じたポール・ウォーカーは、自身で車のショップを開くほどの車好きで知られていました。
またプロ並みのドライビングテクニックも持っていました。
日本車も愛し、日産フェアレディZ、GT-R R33、シルビアなど、多くの日本車(特に日産車)を所有していると自身で語っています。
さらには映画にも登場したトヨタスープラもあります。実は第7作目で出た白いスープラは実際にポールが所有していたものを使ったようです。
彼のワイルド・スピードとその車たちに対する愛情は相当深いものだったことがわかります。
2013年、彼は友人が運転するポルシェカレラGTに乗っているときに事故に遭い40歳という若さで亡くなりました。
7作目であったワイルド・スピード SKY MISSIONはいまだ撮影中でしたが、代役を弟2人が演じ、CGを駆使して彼の最後の勇姿をフィルムに焼き付けました。
ワイルド・スピードシリーズの出演者は彼の早すぎる死に追悼の意を示して映画の最後に「ポールに捧ぐ」というメッセージを載せました。
【最新作】2021年 ワイルド・スピード ジェットブレイク
そして、最新作が登場です。
なお、2020年5月29日(金)より全国公開を予定していましたが、本作の全米公開日を2021年の4月2日(金)まで延期することになりました。
また、日本国内においては、調整中とのこと。詳しくは公式サイトにて情報が更新されるとのことですので、気になる方はチェックしておきましょう。今から楽しみですね。
映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』 OFFICIAL SITE
https://wildspeed-official.jp/全世界待望の“ワイスピ”が帰って来る!!ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲスらオリジナルメンバーに加え、新たな“ファミリー”も参戦し、かつてないほどのスケールで物語が展開。超ド級のアクションで再びスクリーンを駆け抜ける!2021年公開
ワイルド・スピード、国産名車12選。現在の価格も合わせて紹介
アメリカの若者たちの間でスポーツコンパクトと呼ばれる日本車が流行っている真っただ中で公開されたのが「ワイルド・スピード」でした。
スポーツコンパクトと呼ばれる日本車はフェラーリやボルシェなどと同等の性能を持っていながら価格はそれら高級スポーツカーより低く抑えられコストパフォーマンスに優れていました。
また、チューニングする楽しみも持っていました。
このような時代背景があったので同シリーズには日本車が数多く登場したのでしょう。
それではその中でも厳選した国産名車12選を紹介していきましょう。
■マツダ RX-7(1993年式)
ワイルド・スピードのシリーズを通して何度もその走りを見せているのが「マツダ RX-7」です。
マツダ RX-7が最初に登場したのはシリーズ第1作「ワイルド・スピード」です。
ドミニクが愛車として赤いRX-7を使用し、ブライアンとのレースに挑みます。
また「ワイルド・スピードX2」ではオープニングを飾るレースでも参加者の車として登場しています。
このように幾度となくシリーズに顔を出しているRX-7ですが、1993年式のものを「2型」と呼びます。前の型と比べると、主にサスペンションセッティングの変更やボディ剛性の強化、インテリアの見直しなどがされ、使い勝手の良さとインテリアの質が良くなりました。
その他にも17インチタイヤのオプション設定もされています。
この1993年式のRX-7は、フルモデルチェンジを行った3代目のモデルに当たります。
そしてこのモデルは1型から6型といった形で数年おきにマイナーチェンジもされています。
1993年式に絞って中古車を探すと200万円近い価格となり在庫台数も少なくなります。
しかし、1型から6型が該当する1991年式から2000年式までを見ると、中古車価格はおおよそ100万円~600万円の間となります。
やはり、車の状態やグレードによって価格差がでますので、予算に合わせて探してみてはいかがでしょうか。
■三菱 エクリプス
三菱エクリプスは、ワイルド・スピード第1作目に登場したライムグリーン色の車で、ブライアンがFBIの潜入調査用に8万ドルをかけてチューニングしています。
劇中では、Vis Racingのエアロパーツをまとい、APR Performance製のウィングボディを装着、タイヤまわりはAxis Sport Tuning製の18インチホイールとトーヨータイヤ製225/40ZR18という組み合わせで、レースではトップを独走しますが、結局エンジントラブルでリタイアすることになってしまいました。
その後、敵集団のジョニー・トランにマシンガンを撃ちこまれ、ニトロが爆発するという衝撃的な最期を迎えました。
三菱エクリプスは2012年12月に生産終了となっており、中古車で購入するば場合、価格はおよそ30万円~90万円が価格帯となっています。
■日産 シルビア(S14・S15 )
S14シルビア(後期) GT300仕様のザナヴィシルビア(98年)のレプリカ
S14シルビアは、先代S13の正統進化がキープコンセプトなのですが、大きな変更は全長とホイールベースを延長するとともに、拡幅されたトレッドです。
デビュー当時は「大きく重くなって軽快感も感じない」と大不評でした。
発売当時バブル崩壊による不況が続き、メーカー各社が豪華な車からコストやサイズダウンに走る中、大きいボディは歓迎されませんでした。
それゆえ、軽く小さく、ショートホイールベースで旋回性能の高い車がスポーティという先入観がある時期でした。
実際のS14は、エンジン強化もあり、軽快性や動力性能で決して前の型に劣るものではなかったので、後々高評価に繋がることになりました。
日産シルビアS15は、ワイルド・スピードX3のTOKYO DRIFTのパーキングドリフトシーンで登場しています。
映画の中ではネイビーとオレンジのカラーリングに、C-WEST社のエアロパーツを装備しています。
日産シルビア6代目のS14モデルが3ナンバーサイズとなって、従来のシルビアファンから不評を受けたこともあり、7代目のS15は5ナンバーサイズに戻る形になりました。
ボディが流麗で洗練されたクーペのS15は、当時トヨタの車種レビン・トレノのAE111とともに「自分でカスタマイズする楽しみもある」という特徴もあり、走りを楽しむ方や若い世代等から絶大な人気を誇る車になりました。
7代目のS15は、1999年~2002年まで販売されますが、その間に5度に渡る変更やモデル追加を実施しています。
日産シルビアを中古車で購入する場合、価格はおよそ30万~1080万円まで幅広い価格になっています。
■ホンダ S2000
ホンダS2000は「ワイルド・スピードX2」でスーキーの愛車として登場します。
スーキーは、派手なファッションに身を包む実力派女性レーサーで、ピンクのS2000で橋の上からジャンプするなどの大胆なアクションを披露しています。
作中での装備は、VeilSide製エアロパーツ、RO_JA製のアルミホイール(RO_JA GTM)、NX社製ナイトラス・オキサイド・システム、A'PEX製のEL式追加メーターなどが使用されています。
ホンダ創立50周年を記念して製造されたこの車種の特徴は、シンプルなデザイン、9000回転の2L直列4気筒DOHC VTECエンジン「F20C」、250馬力を誇るNAであるという点です。
デザインはスポーツカーにしてはシンプルですが、曲がりくねった道も思い通りに走ることができ、心地良い走行感覚を実現しました。
中古車価格は、およそ100万~730万円。一番新しい年式は2009年となっています。
■三菱 ランサーエボリューションⅦ
三菱 ランサーエボリューションⅦは、「ワイルド・スピードX2」の作中で、ブライアンとテズが運転している車です。映画の終盤、ブライアンがパトカーからの追跡を逃れながらジャマーを解除するシーンで登場します。
作中では、DAMD製のボディキット、ARC製のマジックウィング、Motegi Racing FF5のホイール、NX社製ナイトラス・オキサイド・システム、A'PEXi製のブーストメーターという装備になっており、フロントスカート中央にはRALLIARTのロゴが施されています。
車種の特徴としては、2.0L直列4気筒ターボエンジンを搭載し、ランエボシリーズで初めてオートマチックを採用した点が挙げられます。「本格的なスポーツカーを乗り回してみたいけど、免許はAT限定」という人も、スポーツカーのドライビングを堪能できます。
三菱のランサーシリーズのうち、エボリューションは走行性能を追求した車種です。ワイルド・スピードシリーズに登場しているのも納得ですね。
中古車価格は年式や走行距離によって、50万円~659.4万円とかなりの開きがあります。2014~2016年の年式に限ると、245.8万~659.4万円で販売されています。
■日産 GT-R (R34・R35)
日産GT-Rはワイルド・スピードシリーズの中でもX2、X3、MAX、MEGA MAXの4作品中に登場する車種です。
日産GT-Rは、元々1969年発売の日産スカイライン2000 GT-Rから数えて6代目のスポーツモデルとして2007年に誕生したものになります。この2007年に誕生したものが日産GT-R R35で、ひとつ前の1999年から2002年にかけて製造されたものがR34になります。
R34はワイルド・スピード作品中ではX2の冒頭のシーンで警察からブライアンが逃げるときにESDを撃ち込まれクラッシュしたときに乗っていた車種です。
ワイルド・スピードMEGA MAXにも登場したこの車種は直列6気筒ガソリンエンジンである「RB26DETT」を搭載しており、V型6気筒ガソリンエンジン「VR38DETT」を搭載したR35のエンジン性能には劣るものの高い操作性や機能性を有しています。
また、R34は「ワイルド・スピードスピードMAX」においてはブライアンがFBIの押収品の中からチューニングし、最後の場面ではNOSという車の急加速を補助する装置によってドミニクが大破させた車種としても知られています。
さらにワイルド・スピードMEGA MAXではブライアンの愛車としてGT-R R35が登場し、作中でドミニクが乗る車「ダッジ・チャレンジャー」とバトルしています。R35は主なグレードとして「GT-R」、「GT-R ブラックエディション」、「GT-Rプレミアムエディション」の3種類あります。
また、作中ではシルバーカラーのR35が採用されていますが、この車種のカラーはバイブラントレッド、ダークメタルグレーなど全部で10種類近くあります。
中古車の価格・相場はR35の場合、2007年式のものでおよそ400万円~600万円ほどになります。また、グレードにもよりますが2018年式のものに関しては1100万円から1900万円ほどの価格帯となっています。
ちなみにR34については現行流通している中古車は少ないですが、相場としてはおよそ500万円から1900万円の間で推移します。
■日産 フェアレディZ
日産 フェアレディZは、ワイルド・スピードシリーズ3作目の「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」に登場します。
この車種は1969年に販売が開始され、その後2000年にいったん製造中止。それから2002年にZ33(5代目モデル)として復活しました。現在ではZ34としてモデルチェンジしたものが継続して販売されています。
映画の中では主人公ショーンのライバルであるDK(ドリフト・キング)ことタカシが運転していた車がZ33で、クライマックスで大破してしまう車種です。
劇中に登場したフェアレディZの特徴としては、エアロパーツがVeil Side社のバージョン3ワイドボディキットを使用し、足回りにはRAYS製の鍛造ホイールが装着されています。
先程も紹介したようにマツダRX-7は幾度となく登場していますが、最もインパクトがあってシリーズの代名詞のようになっているのは、やはり「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」に登場した「マツダRX-7 Veilside Fortune Model」でしょう。
この車を駆っていたのがシリーズ屈指の人気を誇る「ハン」です。ハンはワイルド・スピードX3で初登場します。
彼は、マツダRX-7 Veilside Fortune Modelでカーチェイスをしているときに横から出てきた車と衝突し、爆発に巻き込まれて衝撃的な最期を迎えます。
その後のワイルド・スピードX3より時系列では前に当たる作品には、ドミニクの仲間として出ています。
劇中で大破してしまったマツダRX-7 Veilside Fortune Modelがシリーズを代表するような車として扱われている理由は何といってもその派手な外観にあります。
ボディーカラーはオレンジを基調として、随所にブラックを入れることで派手でありながら、搭乗するハンを象徴するようにクールさも醸し出しています。
このマツダRX-7の原型が思い出せないくらいのチューニングを施したのが、日本のカスタムメーカーである「VeilSide」です。
独特なエアロパーツを生み出し、「コンバットシリーズ」を世に送り出したメーカーです。ワイルド・スピードシリーズに登場する車に同社のパーツが使用されることで世界にその名が知れ渡ります。そして人気を決定づけたのが、このマツダRX-7 Veilside Fortune Modelになるわけです。
カスタム車なので全く同じものを中古車で見つけるのは難しいと思いますが、VeilSideでは150万円でカスタムも行っています。劇中車に直に乗りたい!という方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
また、映画の中には登場しませんが1969年のデビュー以来50周年を記念して2019年型のフェアレディZ(日産 370Z)も販売開始される予定です。
この車種の中古車の販売価格帯としては年式の古い1969年以降から1980年ごろのものでも430万円から1000万円程の相場でピンキリの値段となっています。
また80年代後半以降に製造されたものは80万円ほどから高くても500万円ほどで購入できるものもあります。さらに、比較的新しい2017年式以降のものはおよそ330万円~500万円ほどが相場価格となっています。
■マツダ RX-7 Veilside Fortune Model
先程も紹介したようにマツダRX-7は幾度となく登場していますが、最もインパクトがあってシリーズの代名詞のようになっているのは、やはり「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」に登場した「マツダRX-7 Veilside Fortune Model」でしょう。
この車を駆っていたのがシリーズ屈指の人気を誇る「ハン」です。ハンはワイルド・スピードX3で初登場します。
彼は、マツダRX-7 Veilside Fortune Modelでカーチェイスをしているときに横から出てきた車と衝突し、爆発に巻き込まれて衝撃的な最期を迎えます。
その後のワイルド・スピードX3より時系列では前に当たる作品には、ドミニクの仲間として出ています。
劇中で大破してしまったマツダRX-7 Veilside Fortune Modelがシリーズを代表するような車として扱われている理由は何といってもその派手な外観にあります。
ボディーカラーはオレンジを基調として、随所にブラックを入れることで派手でありながら、搭乗するハンを象徴するようにクールさも醸し出しています。
このマツダRX-7の原型が思い出せないくらいのチューニングを施したのが、日本のカスタムメーカーである「VeilSide」です。
独特なエアロパーツを生み出し、「コンバットシリーズ」を世に送り出したメーカーです。ワイルド・スピードシリーズに登場する車に同社のパーツが使用されることで世界にその名が知れ渡ります。そして人気を決定づけたのが、このマツダRX-7 Veilside Fortune Modelになるわけです。
カスタム車なので全く同じものを中古車で見つけるのは難しいと思いますが、VeilSideでは150万円でカスタムも行っています。劇中車に直に乗りたい!という方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
■マツダ RX-8
「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」でヒロイン「ニーラ」が乗っていたのが、この「マツダ RX-8」です。
ヒロインの愛車というともあってか、シリーズお馴染みのド派手なレースシーンは用意されていません。しかし、カッコよさはしっかりと盛り込まれています。タイトルに「DRIFT」と銘打たれているように、その見せ場は深夜の峠での連続ドリフトシーンになります。
このRX-8はワイルド・スピードシリーズの顔のような存在になっているRX-7からロータリーエンジンを引き継いだ車種で2003年に販売を開始しました。
このロータリーエンジンは軽量でコンパクト、そして振動が少なく、騒音が小さいという特徴を持っています。RX-7との大きな違いは乗車できる人数です。
RX-7は2人乗りを想定した2ドアのピュアスポーツカーですが、RX-8は観音開きの4ドアを採用した大人4人が乗れるセダンよりのスポーツカーです。
そのためスポーツカーと呼べるかどうか賛否が分かれるところですが、ハンドリング性能は今でも十分通じるものとなっておりコーナリングで路面に吸い付くような走りを見せます。
そして、その性能を目にすることができるのが、劇中での連続ドリフトのシーンなのです。
RX-8の中古車価格はおよそ20万円~330万円が目安となっています。年式、グレードを問わずこの価格帯となっていて、がんばれば手の届くスポーツカーです。ワイルド・スピードのニーラ仕様に挑戦してみるなんてのもアリかもしれませんね。