自動車保険は、比較検討することが大切!
《写真提供:photoAC》自動車保険は、比較検討が大事!
自動車保険は万が一の事故のときに、自分や家族、周りの人を助けてくれるものなので、しっかりと比較・検討して加入することが大切です。とはいえ、できれば保険料は安く抑え、なおかつ安心な補償内容にしたいというのが、正直なところでしょう。
そのために大切なのは、保険料だけでなく、補償内容、事故対応、評判などを吟味して、総合的に判断することです。
■自動車保険の乗り換えを検討しているなら、満期日に合わせるとよい!
自動車保険を乗り換えるなら、保険満期日を迎えるタイミングに合わせて手続きするのがスムーズです。そのためには、前もって準備し、保険満期日時点では新たな保険会社と契約が結ばれており、保険料も払い込み済みの必要があります。そうすれば、保険満期日をもって、新たな保険会社で補償が開始され、無保険期間が生まれません。
保険満期日に合わせるとよい理由のひとつは「等級」です。保険料に大きな影響を及ぼす等級は、新しい保険会社に引き継ぐことが可能です。現在が15等級で、無事故であれば、乗り換え時には16等級で新しい保険会社と契約できます。ただし、等級を引き継げるのは、「前契約満了日の翌日から7日以内」と決められています。もしそれを過ぎてしまうと、また新たに6等級からスタートしなければなりません。
別の理由は、リスク回避です。1台の自動車に対して、2つの任意保険を同時に付けることはできません。そのため、保険期間を重ねないようにしつつ、無保険の期間も生まれないようにする必要があります。この手続きに便利なのが保険満期日です。
一般的な代理店型と通販型の特徴比較
《写真提供:photoAC》自動車保険には2種類のタイプがある
自動車保険は、保険会社や割引の有無、付帯する特約などによって、コストや補償内容に差が出ます。車を購入した際に、ディーラーなどで契約した自動車保険のままだと、現在の使用状況に合っていなかったり、コスト面で何かしら損している可能性もあります。とはいえ、数多くある損害保険会社から、どこを選べばいいのか分かりにくいかもしれません。
そこで、保険会社のタイプを2つに分けて考えてみることをおすすめします。その2つとは、「代理店型」と「通販型(ダイレクト型)」です。
■代理店型の特徴
「代理店型自動車保険」は、名前のとおり、代理店を通して加入するタイプの自動車保険です。代表的なのは、東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和などです。
これらの保険会社は代理店を介して契約します。手続きは、代理店の担当者が契約者と対面でサポートしてくれます。保険料は通常、代理店手数料などの経費が含まれている分、通販型と比べて高くなっています。
もちろん、代理店型にはさまざまなメリットもあります。対面で契約手続きを進めるので、疑問にはすぐに答えてもらえますし、自動車保険の知識があまりなくても、代理店が代表的なプランを提示してくれますし、補償内容を決めるサポートも受けられます。また、事故が起こった時は代理店に連絡することで、事故対応する損害保険会社に取り次いでくれます。
通販型と比べると、割高な保険料というデメリットがあるものの、手厚いサポートで安心感があるとも言えるでしょう。自分では保険商品の比較検討しないという人や、補償内容なども含めて専門家になるべくお任せしたいという人は、代理店型保険会社の契約が向いているでしょう。
■通販型(ダイレクト型)の特徴
「通販型自動車保険」は、代理店を介さず、インターネットなどを利用して保険会社と直接契約する方法の自動車保険です。契約者と保険会社がダイレクトに契約するため、代理店手数料などのコストを圧縮できて、代理店型自動車保険と比べて割安な保険料になっています。
通販型の保険会社で代表的なのは、ソニー損保、セゾン自動車火災(おとなの自動車保険)、イーデザイン損保、三井ダイレクト損保などです。
パソコンやスマートフォンから、いつでも保険の見積もりや申し込み、継続手続きなどが行えるので、忙しくて代理店まで足を運べないという人にも便利です。また、多くの通販型保険会社で、インターネット割引を適用させています。もちろん、契約手続きで疑問点が生じたら、カスタマーセンターに電話すれば、専門スタッフが相談にのってくれます。
事故受付は、24時間365日行っている保険会社が多く、電話口で事故現場での対応アドバイスもしてもらえます。また、ロードサービスの手配やレッカー移動も電話で依頼が可能です。もちろん、保険内容に応じて、病院への連絡や修理工場へのコンタクト、相手方との示談交渉もしっかりと進めてくれます。
通販型自動車保険は、運転者の年齢と等級にシビアで、事故リスクが高いとされる若い世代や免許取り立ての人には、あまり向かないかもしれません。一方、事故リスクが低い世代のドライバーには魅力的な価格で補償を提供してくれます。
比較検討するうえでのポイント
《写真提供:photoAC》比較検討するためには?
保険会社選びにおいて、保険料に注目するのも大切ですが、自動車保険は万が一のときに備えて加入するものなので、いざというときに頼りになるかどうかは、最も大切な部分でしょう。では、どんなポイントを比較するとよいでしょうか?
まず大切なのは、「補償内容」を比較検討することです。自分の自動車利用に合っているか確かめましょう。保険会社によっては、補償内容のカスタマイズがあまりできないタイプの保険商品を販売しているところもあります。最初からフルセットの商品になっていると安心感はありますが、あまり必要のない補償にも加入しなければならなくなります。
「特約」や「サービス」にも注目できます。代表的なものが個人賠償特約やロードサービスなどです。個人賠償特約は、自動車が関係しないときにも使用可能で、日常生活の事故により、相手をケガさせたり、他人の物を壊してしまったりした場合に補償する特約です。単体で、「個人賠償責任保険」の契約もできますが、自動車契約につけることで、お得に契約できます。ロードサービスは、パンクやレッカーなどの自動車トラブルに対応し、利用しても保険等級に影響がないため、利用価値の高いものでしょう。
「口コミ」や「ランキングサイト」などを利用して、評判を比較するのも有効な手段です。客観的な評価を把握できますし、事故が起こってみないとわからない、事故対応のスピードや担当者の対応について、情報を得られます。
そして当然、「保険料」にも注目します。補償内容やサービス、評判が同じであれば、保険料が安い保険会社と契約したいと思うのは当然です。保険料がいくらになるのか、見積もりを取って確かめましょう。ただし、自分に必要な補償内容を考慮し、条件をそろえたうえで、比較検討したほうが効果的です。
各保険会社の見積もりを取ることが保険選びの近道!
《写真提供:photoAC》見積もりは大切。
安くて良い保険を契約したのであれば、1つの保険会社だけを見て契約するのではなく、複数の保険会社から見積もりを取り、比較検討することが大切です。とはいえ「一社ずつ見積もりを取るのはたいへん」という方には、「比較サイト」を利用することをおすすめします。
比較サイトを利用する
《写真提供:photoAC》比較サイトで見積もり!
自動車保険の見積もり比較サイトは、1回の入力で複数の保険会社から見積もりを取れるサービスです。
しかも、数分で見積もりを出してくれる場合もあり、たいへんスピーディーで分かりやすいという特徴があります。もし見積もり結果に納得できれば、そのままオンライン契約も可能です。比較から契約まで、すべてネット上で完結できるというのは、忙しい人に大きなメリットでしょう。
こうした見積もり比較サイトはいくつかあり、それぞれ比較できる保険会社も違います。すでに気になっている保険会社があれば、一括見積もりに含まれているか確認してみるとよいでしょう。
■比較サイトには、独自の特典やキャンペーンが充実
見積もり比較サイトは、利用することでプレゼントをもらえるキャンペーンが充実しています。
適用条件はそれぞれのサイトや保険会社によって異なります。見積もり比較サイトを経由して新規契約に至ることが条件な場合もあれば、一括見積もりの依頼だけで適用になるもの、一括見積もりを依頼した後のアンケート回答で条件達成になるものもあります。
プレゼントは、家電のほか、グルメギフト、クーポン券、食品などさまざまです。もらえるプレゼントは時期によって異なりますが、自動車保険の見直しを考えているなら、こうした特典やキャンペーンも比較するといっそうお得でしょう。
■比較サイトを利用するときの注意点
見積もり比較サイトは、一括で見積もりを取ることを優先しているので、契約の細かい部分は反映されにくい場合があり、比較の正確性に若干の難があります。たとえ主要な補償項目が同じだったとしても、条件や適用範囲が異なる場合もあります。さらに、レッカー移動できる距離が違うなど、サービス部分の充実度も、比較しにくいかもしれません。
また、一括見積もりを依頼しても、すべての保険会社から見積もりが届くとは限りません。入力した情報を元に、各保険会社が手をあげるといった対応になっていることが多いので、必ずしも依頼した会社すべてから見積もりが届くわけではないようです。「この保険会社から、確実に見積もりが欲しい」という場合には、個別にその保険会社に依頼したほうがよさそうです。
さらに、依頼する保険会社が多ければ多いほど、入力した個人情報が伝わることになります。そう考えると、手当たり次第に何社も見積もりを取るというよりも、数社に絞ったうえで比較するという使い方が妥当かもしれません。
ランキングサイトを利用する
《写真提供:photoAC》ランキングサイトとは?
ランキングサイトを利用するのも便利な方法です。すでに評判の良い保険会社が口コミや体験談からセレクトされているので、上位にあるものから選ぶ、もしくは下位にある保険会社は選ばない、といった使い方ができます。
■代表的なランキングサイト
「オリコン」には、「おすすめ自動車保険ランキング・比較」というページがあり、保険料や商品内容の充実度などの項目で、ランキング発表しています。ちなみに、2021年11月現在、自動車保険総合ランキングは、1位がソニー損保、2位がイーデザイン損保、3位がセゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)となっています。
「NTTイフの自動車保険」では、「自動車保険新規契約数 売れ筋おすすめランキング」で、1~3位がセゾン自動車火災保険、アクサ損害保険、SBI損害保険株式会社となっています。
楽天、価格.comなどにもそれぞれ同様のランキングがありますので、参考にできるでしょう。
おすすめの自動車保険ランキング2021年 オリコン顧客満足度調査|調査企業18社の比較・クチコミ・評判
https://life.oricon.co.jp/rank_insurance/【2021年最新】満足度の高いおすすめ自動車保険ランキング。調査企業18社・実際の利用者13,379人による満足度ランキングを発表。自動車保険を選ぶ前に、オリコン顧客満足度ランキングで口コミや評判を比較しよう!
自動車保険おすすめ人気ランキング 2021年|保険の比較見積もり NTTイフ
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自動車保険を8社の中から人気ランキングで比較!割引や事故対応、サポートごとに一覧で徹底比較。自動車保険の選び方や保険料が決まる要素などの役立つ情報も掲載
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■最終的には、各保険会社で見積もりを取る
見積もり比較サイトを用いるにしても、ランキングサイトで絞っていくにしても、最終的には各保険会社に見積もりを依頼することが、間違いのない契約につながります。便利なサイトを使って目星をつけ、個別見積もりの依頼を取って最終決定すると、安心でしょう。
まとめ
今回は自動車保険を比較検討することについて、まとめました。一括見積もりの比較サイトや、ランキングサイトを利用すると、目星をつけるのに便利です。
また、特典やキャンペーンを実施していることが多いので、それらお得情報も必ずチェックしましょう。