ドアミラーの修理が必要な状況とは
ドアミラーの修理が必要な状況とは?
ドアミラーの修理が必要になる状況とは、どのようなことが考えられるでしょうか?
ドアミラーは車体の外側に取り付けられている構造上、こすったりぶつけたりすることが多いパーツです。ミラー部分が割れたり、外装ごと外れたまま放置して走行していると道路交通法の整備不良に該当し罰則の対象となります。
また電動で開閉するタイプのドアミラーでは、ぶつかった衝撃などで動かなくなる可能性も。そうなると本来の役割である後方確認が十分にできないなど、安全を担保できない状態になるので修理が必要です。
車のドアミラーは運転をするうえで重要なパーツですので、故障や破損の際には必ず修理を行いましょう。
ドアミラー破損個所別の修理方法と費用
ドアミラー破損個所別の修理方法と費用
ドアミラーが破損したり動かなくなった時、どのような修理をしたらいいのか。その方法と費用について解説していきます。
■カバーに傷がついたとき
ドアミラーを壁や電柱などでこすってしまいミラーカバーに傷がつくことは、比較的起こりやすいトラブルです。
ドアミラーの傷あとが軽度でコンパウンド修理で済む場合は、お店に依頼したときの費用は2,000円から1万円前後。この費用は、もちろん傷の大きさ・広さによって変わります。
修理にかかる時間は半日から1日程度の即日修理が一般的ですが、余裕をもって2日くらいを想定しておくと安心です。
ドアミラーのカバー自体を交換するような傷であっても、電動ユニットなどに異常が無ければパーツ交換の作業になり、修理としては比較的簡単な部類です。お店に修理を依頼したときの費用は、車種やドアミラーの形状にもよりますが、1万円前後で収まることもあります。
修理自体にかかる時間は半日から1日程度ですが、パーツの取り寄せが必要になる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
■カバーが割れたとき
ドアミラーをぶつけてしまった結果、衝撃でミラーカバーが割れてしまうことがあります。
この時のドアミラーは、こすった時以上の衝撃を受けているので、電動ドアミラーであれば開閉や角度調整が問題なくできるか確認しましょう。
動作に問題がなければ、修理はカバーの交換で済むので修理費用は1万円で収まることも。修理期間も長くて2日程度です。
■鏡が割れたとき
ドアミラーの鏡の部分が割れてしまった時の修理方法も、カバーが割れた時と同様に交換対応となります。
お店にお願いしたときの修理費用は、1,500円から2,000円が相場。期間もカバー交換と同じく、長くても2日程度です。
■ドアミラーが動かないとき
電動のドアミラーだと、カバーや鏡に傷がついたり割れた場合とは別に、電気系統が故障して動作しなくなることがあります。
これは外装の修理とは異なり、ドアミラー内部の電子機器の故障となります。電装品の修理は専門性の高い知識や技術、設備が必要となりますのでお店に依頼することをおすすめします。
この場合の修理は、ドアミラー内部の電動ユニットごとの交換となる場合が多く、修理費用は1万円から3万円程度が相場です。
修理にかかる時間は、作業だけだと通常1日ですが、パーツの有無によっては取り寄せの必要があるので、お店に確認しておきましょう。
ドアミラーの修理を依頼するところ
ドアミラーの修理を依頼するところはどこ?
ここではドアミラーの修理を依頼できるお店について解説します。それぞれのお店の特徴を知り、いざという時の参考にしてください。
■ディーラー・整備工場
ドアミラーの修理が必要になったとき、自動車を購入したディーラーや普段からお世話になっている整備工場にお願いできると安心ですよね。
ディーラーは純正の部品を揃えることができ、故障前と同じドアミラーにしてもらえる安心感がありますが、費用設定に融通が効かず割高になる傾向があります。
また、ディーラーとしての修理規定がしっかりしていて、小さな傷程度の故障でもドアミラー丸ごとの交換対応になるなど、細かな対応には不向きな面も。
その点、整備工場では費用面でも修理方法の面でも柔軟に対応してもらえることが多く、ドアミラーの修理に向いている依頼先だといえます。しかし、パーツの取り寄せや、他のお客さんの対応もある場合には、想定より修理期間が長くなる可能性があります。
■カー用品店
ドアミラーの修理をカー用品店にお願いするメリットは、ズバリ対応力。全国展開しているような大手のカー用品店には優秀なカーメンテナンスのスタッフがそろっているので、安心して修理をお任せできます。
また、カー用品店は日ごろからさまざまな車の修理やメンテナンスに対応しているため、ドアミラーに関わるパーツの在庫も多く、ノウハウが蓄積されているので柔軟な対応も期待できます。
自分でできるドアミラーの修理
自分でできるドアミラーの修理とは?
ドアミラーのカバーに少し傷がついた程度であれば、自分でコンパウンドを買ってきて磨くことで傷をなおすことができます。
また、ドアミラーのカバーや鏡が割れて交換修理が必要な場合も、自分で交換することも可能です。インターネットでも自分の車の型式や年式などを検索すれば、適合するドアミラーのパーツが販売されているので、自分で修理したい方は、そちらを購入するのもよいでしょう。
しかし、電動部分に関する故障の場合、自分で修理することはおすすめできません。
修理に必要な工具や知識が多く、ドアミラーの傷や破損に比べて修理の難易度がグっと高くなり、コスパの面でもよいとはいえなくなるからです。電動部分に関しては、お店とよく相談して修理の方針を決めましょう。
ドアミラーの修理に保険は使えるの?
ドアミラーの修理に保険は使えるの?
自身の車への補償がついた自動車保険に加入していれば、ドアミラーの修理に保険を利用することも可能です。
しかし、ドアミラーの修理にかかる費用は高くても3万円程度なので、保険を使わない方がよいと思われます。なぜなら、保険を利用することによって翌年の等級が下がり、保険料が上がってしまうからです。
翌年の保険料がドアミラーの修理費よりも上回ってしまうと、結果的に支出が多くなり損になります。ドアミラーの修理に必要な費用を調べ、等級が下がった時の保険料と比べた結果を確認し、保険を使用すべきかどうか慎重に判断しましょう。
まとめ
対処法を身につけてよりよいカーライフを
車のドアミラーは外側に飛び出すような構造上、どうしても傷がついたり破損しやすいパーツです。こすったり、ぶつけてしまった時は慌ててしまうものですが、そんな時ほどいったん冷静になることが大切です。
ドアミラーの故障にもいくつかのパターンがあるので、どのような修理方法があり、修理にかかる費用はどれくらいなのか知っていれば、慌てずに対応することができます。
ぜひ今回のドアミラーの修理に関する記事を読むことで、余裕を持ったカーライフが送れることを願っています。