トヨタが次期型ランドクルーザープラドを予告!?
《画像提供:Response》
トヨタにはランドクルーザーという世界中で人気の本格SUVがありますが、そんなランドクルーザーの派生モデルとして1990年に、登場したのがランドクルーザー プラドです。
現在販売されているモデルは、2009年に登場した4代目。なかでも、2度目のマイナーチェンジモデルをうけ2017年に登場した後期モデルです。
2009年登場ということは、2023年は登場から14年経過していることになり、それまでのモデルチェンジサイクル絡みても、長らくモデルチェンジがおこなわれていないといえます。
また、兄貴分に当たる前述のランドクルーザーは、2021年6月にも新型モデルとなる300系が登場しているため、SNSや各紙などでは、弟分のランドクルーザー プラドもモデルチェンジが控えているのではないかと噂されていました。
そんな噂の“次期型”ランドクルーザー プラドについて動きがあったのは、2023年6月13日。トヨタはヨーロッパ法人を通じて、歴代「ランドクルーザー」のエンブレムが次々と再生される意味深長なGIF画像と「次の冒険の準備はできていますか?」というメッセージをあわせて投稿したのです。
実はヨーロッパでは日本で言う「ランドクルーザー プラド」が「ランドクルーザー」の名前で販売されており、これを次期型ランドクルーザー プラドの登場予告と見立て話題になったのです。
そして、2023年7月6日、トヨタは米国法人を通じて、「Legend Reborn(伝説の復活):All-New Toyota Rugged SUV is on the Horizon(全く新しいトヨタの頑丈なSUVが地平線の上にある)」という文言と、その新型車と思われるシルエットが移し出された画像を公開。
画像では、古い40系とも見えるランドクルーザーと向かい合うように、配置された新型車のシルエットが見えます。
アメリカでは先代ランドクルーザー(200系)まで販売されていたため、ランドクルーザー300系がアメリカで販売されると見えなくもありませんが、すでに登場している300系と公開された画像のシルエットが異なるもののため、ランドクルーザーの再登場というわけでもないように見えます。
また、公開されたシルエットは、どちらかといえば2023年6月9日にも公開された新型のレクサス GXにも似た形状に。
GXはランドクルーザー プラドの兄弟車であるため、同様のシルエットをもつことは十分以上に考えられることです。やはり、アメリカで公開されたティザー画像は、次期型ランドクルーザー プラドという見方が自然でしょう。
トヨタからはそれ以降も具体的な説明はありませんが、まもなく次期型ランドクルーザー プラドが登場する可能性は、大いにあるといえるでしょう。
次期型ランドクルーザー プラドはどんなモデルになるのか
では、実際次期型ランドクルーザー プラドが登場するとして、どのようなモデルとなるのでしょうか。
基本骨格は、新型GXと共通することは容易に想像できます。つまりボディサイズも大きくは変わらないはずです。
新型GXのサイズを見ると、全長4,950mm×全幅1,980mm×全高1,870mm。現在のランドクルーザー プラドのサイズが全長4,825m×全幅1,885mm×全高1,835-1,850mmであることを考えると、かなりの巨大化することが予想できます。
また、新型GXのパワートレインには、3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンと2.4リッター直列4気筒ターボエンジン+モーターのハイブリッド仕様の2種類が用意される予定で、駆動方式はいずれも4WD。次期型ランドクルーザー プラドのパワートレインもこれに準ずるものか、デチューンされたものなどが搭載される可能性もあります。
エクステリアについては、シルエット以外不明ですが、GXの形状と今回のティザーから、様々な予想デザインを作成する企業・個人がおり、CGが公開されています。これらからも、現在のモデルより、よりゴツゴツとした印象の車になることが感じられます。
前述の通り未だ、トヨタから正式な発表はありませんが、ランドクルーザー プラドの次期型は「ランドクルーザー250」に名称を変えるともいわれており、その登場に期待がかかっています。どのようなモデルとなるのか、今から楽しみですね。