タクシー利用者の不満、2人に1人が「捕まえるのに時間がかかる」と回答
日常生活でタクシーを利用する会社員に対し、 タクシー利用に関する不満を尋ねたところ、全体の約半数が「捕まえるのに時間がかかる」と回答しました。
次いで「料金が高い」、「捕まらないエリアや時間帯がある」と続きます。コロナ禍でドライバーが減少しタクシーが不足している状況や、運賃改定による影響を感じている人が多いことが見て取れます。
「ライドシェア」の認知度は7割超、サービス未経験者の反応は「利用してみたい」が約半数
「ライドシェア」についての認知度の調査においては「知っている」が回答者の73.0%となり、認知率は7割を超えていることが分かりました。
9月22日に政府よりライドシェアの解禁に向けた議論に着手する方針が表明され、国内でのライドシェア解禁に関する議論が活発化してきたことにより、ニュースなどを通して関心度が高まっている可能性が考えられます。
「ライドシェア」を知っていると回答した方に対して、ライドシェアの利用経験を調べたところ、38.2%が海外で利用したことがあると回答。
また、未経験者で「利用してみたい」と回答した割合が「利用意向なし」を大きく上回っており、国内のライドシェア解禁に期待している人が多くいることが見受けられます。
ライドシェアの安全性については「中立」が最多、肯定的な意見が上回る
ライドシェアの安全性についての意見を尋ねてみると、「中立」が全体の約4割と最も多い結果となりました。
「安全だと思う」、「比較的安全だと思う」を合わせると、肯定的な人は41.4%、否定的な人は「比較的危険だと思う」、「危険だと思う」を合わせて20.7%と、現時点では肯定的に受け止めている人が多いという結果になりました。
ライドシェアに最も期待するのは「利用のしやすさ」、次いで「料金の安さ」
ライドシェア解禁に際して、期待するメリットについて調査した結果、1位は「利用のしやすさ」、次いで「料金の安さ」となりました。
タクシーの利用時に感じた不満の上位だった、「なかなか車が掴まらない」「料金が高い」という状況をライドシェア解禁によって解消してくれるという期待が高いことがうかがえます。
また、4位には「新しい雇用の創出」が選ばれており、一般ドライバーが乗客を運ぶサービスが新たな雇用を生み出すことに期待している声もありました。
ライドシェア導入のデメリットは「タクシー業界の衰退」、「安全性の低下」が上位に
反対にライドシェア解禁に際してのデメリットについて調査したところ、1位は「タクシー業界の衰退」、2位が「安全性の低下」、3位が「交通渋滞の増加」という結果になりました。
ライドシェア解禁となった場合、タクシーの利用頻度が減り業界の衰退に繋がるのではないかと考えている人が3割近く、「安全性の低下」をやや上回る結果となりました。
ライドシェアが解禁された場合、「ドライバーとして利用検討したい」が4割超え
ライドシェアが解禁された際に、乗車客とドライバーのどちらの立場で利用を検討するか尋ねてみると、「乗車客」が最も多く、続いて「ドライバー」、「両方」となりました。
ドライバーとして利用を検討したい人が4割ほどいることから、「ライドシェア」の導入に対し、移動手段の増加、利便性の向上だけではなく、収入源が増えることに期待している人もいることがうかがえます。
引用元:https://app-liv.jp/articles/145668/