2025年のお盆休みはいつからいつまで?今年は最大9連休も可能!
お盆の時期は毎年カレンダーによって微妙に変わりますが、基本的には8月13日から16日までの4日間が「お盆期間」とされています。しかし、会社や学校の休暇設定、土日との並びによっては大型連休になることもあり、交通機関の混雑にも大きな影響を与えます。
2025年(令和7年)のお盆は、うまく有給休暇を組み合わせれば最大で9連休も可能となるため、全国的な人の移動が予想されています。特に新幹線の予約は例年以上に競争が激しくなることが見込まれます。

2025年(令和7年)お盆期間 カレンダー
2025年お盆の新幹線混雑状況をズバリ予測!

2025年のお盆は最大9連休も可能な日並びとなっており、それに伴って全国的な人の移動が増えることが見込まれています。とくに新幹線は移動時間を短縮できる手段として、毎年お盆期間中は大変混雑します。
今年2025年も例外ではなく、下り線と上り線それぞれでラッシュが予想され、混雑のピークは日付や時間帯によっては大幅に変動することが考えられます。
ここからは、下り線(地方への帰省)と上り線(都市部へのUターン)の両方向について、過去の混雑傾向を踏まえた2025年の新幹線の混雑日予測を紹介します。
■新幹線 下り線(帰省ラッシュ)の混雑予測
お盆期間中、もっとも混雑が集中するのが下り線です。2025年のカレンダーを見ると8月9日(土)から10日(日)にかけて、多くの人が一斉に移動を始めると予測されます。この期間に東京駅や新大阪駅、名古屋駅などの主要ターミナルでは、始発からホームに長蛇の列ができます。
特に、東京から名古屋・大阪・広島・博多方面へ向かう東海道・山陽新幹線は混雑の中心となります。「のぞみ」や「ひかり」はすでに7月中旬には指定席が満席になることも多く、座席予約は早めの行動がカギとなります。また、東北新幹線の「はやぶさ」や「やまびこ」、上越新幹線の「とき」なども、関東圏から地方へ帰省する利用者で混み合います。
過去の傾向では、連休初日の下り線はほぼ全列車で満席、さらに自由席も立ち乗りで乗車する人が多く見られました。とくに家族連れや荷物が多い方にとっては、立ちっぱなしの移動は体力的にも厳しいものがあります。
また、混雑は時間帯によっても差が出ます。午前9時から11時の便が最も集中する傾向があり、早朝や夕方以降の便はやや混雑が緩和される可能性もあります。ホームへの移動も含め、少しでも快適に移動したい場合は、時間帯をずらして指定席を予約をするのも有効な手段です。
■新幹線 上り線(Uターンラッシュ)の混雑予測
お盆期間の後半にあたるUターンラッシュでは、地方から都市部へと戻る新幹線の上り便が一気に混雑します。2025年は最大9連休が実現できる日並びのため、8月17日(日)を最終日に設定する人が多いことが予想されます。その結果、8月15日(金)から17日(日)の3日間がUターンのピークになる可能性が高いです。
とくに帰省先から首都圏へ戻る路線、たとえば大阪・名古屋から東京へ向かう東海道新幹線や、仙台・盛岡から東京方面への東北新幹線では、上りの便が非常に混み合うことが予想されます。
例年、Uターンラッシュの特徴としては「午後から夜にかけての便」が混雑しやすいという傾向があります。これは、朝のうちに帰省先で最後の用事をすませてから移動しようとする人が多いためです。反対に、朝7時前後の早い便や、夜20時以降の便は多少混雑が緩和される傾向があります。
家族連れや高齢者と一緒に移動する場合、混雑の時間帯をずらして指定席を予約する、または、あらかじめ早めに駅へ到着しておくなどがおすすめです。
お盆の新幹線は早めの指定席予約がカギ!予約は乗車日の1か月前からスタート

お盆期間など、新幹線の混雑が予想される時期に確実に座って移動するには、「指定席の予約」が最も信頼できる方法です。指定席はインターネット予約や駅の窓口など、どこで申し込む場合も乗車日の1か月前(前月同日)の午前10時から一斉に受付開始となります。
※東海道・山陽・九州新幹線に限っては、席数を限定して乗車日の1年前の午前5時30分から予約できる仕組みがありますが、全座席が選べるのは他と同様、1か月前からです。
たとえば、8月10日に新幹線を利用する場合は、7月10日の午前10時から指定席の予約が可能になります。
もし確実に座席を確保したい方には、パソコンやスマートフォンで利用できる「事前申込サービス」の活用がおすすめです。このサービスを使えば、販売開始日の1週間前から予約リクエストを出すことが可能となります。
ただし、事前申し込みが利用できる期間や条件は路線ごとに異なるため、利用前に各サイトで確認しておくと安心です。
予約・お支払い方法、予約条件│e5489ご利用ガイド:JRおでかけネット
https://www.jr-odekake.net/goyoyaku/e5489/reservation/e5489とは山陽・九州新幹線(新大阪~鹿児島中央)・北陸新幹線(金沢~東京)とJR西日本・JR四国・JR九州エリアの特急列車(一部快速列車含む)を便利におトクに利用できる会員制ネット予約サービスです。(JR東海・JR東日本(一部エリア)のきっぷも予約可能です。)
前述のように、お盆のピーク期間には帰省やUターンの利用が集中するため、指定席の予約は非常に混み合います。予約が遅れると、同行者と座席が離れてしまうケースも考えられます。
スムーズな旅を実現するためにも、できるだけ早い段階でお盆の予定を立て、予約開始日にあわせて申し込みを済ませておきましょう。
指定席が満席でもあきらめない!自由席を確保するためのコツ

お盆期間の新幹線は、指定席予約の競争が非常に激しく、出遅れてしまうと希望する便や時間帯の指定席を確保できないことも多々あります。
お盆のような混雑時には、自由席もすぐに埋まってしまうため、戦略的に行動することが大切です。ここでは、自由席で確実に座るために効果的な方法を紹介します。出発駅での行動や、車両選びなど、ちょっとした工夫で快適な移動が実現できます。
■始発駅で並ぶ
自由席で座れる確率を高めたいなら「始発駅で並ぶ」というのが最も確実な方法のひとつ。たとえば、東海道新幹線では東京駅が始発駅にあたりますが、新大阪駅に向かう場合、品川駅からの乗車より、山手線で始発駅の東京駅に移動してから乗車する方が自由席に座れる確率が上がります。
始発駅では、乗車する列車の発車時間の少なくとも30〜60分前には自由席車両の乗車口に並ぶようにしましょう。特に混雑が予想されるお盆期間中は、早い人では1時間以上前から列を作るケースもあります。列の前方に並ぶことで、車内での確実な着席が狙えます。
また、列に並ぶ際には、自由席車両の位置を事前に調べておくとスムーズです。新幹線の自由席は、列車ごとに決まっており、通常は1〜3号車が自由席というパターンが多く見られます。JR各社の公式サイトや駅の案内板でも確認可能です。
さらに、ホームによっては日陰がない場所に並ぶことになるため、夏場の炎天下では熱中症にも注意が必要です。飲み物やタオル、帽子などを用意して体調管理にも気を配りましょう。
始発駅を利用するもうひとつの利点は、混雑する途中駅での乗車よりも余裕をもって行動できる点です。指定席が取れなかった場合でも、「始発駅で早めに並ぶ」という選択肢を意識することで、ストレスの少ない移動が実現できるはずです。
■座席数が多い車両に並ぶ
自由席で座れる確率を上げたいなら、「座席数が多い車両」を狙って並ぶという工夫も有効です。新幹線の車両は、奇数号車にトイレや洗面所が設置されています。 トイレや洗面所が設置されている車両はその分座席スペースがなくなり、座席数が少なくなっています。
たとえば、N700系の場合、自由席として使われている1〜3号車のうち、2号車は他の車両よりも座席数が多く設定されており、同じ人数が並んでいても着席できる可能性が高まります。
このような情報は、JRの公式サイトや時刻表アプリで確認できるので、事前に調べておくことで、どの車両に並べばよいかを把握でき、無駄な移動や迷いを避けられます。
自由席で着席するためには、情報戦も重要です。どの車両が自由席で、どこに座席が多くあるのかを知っているだけで、混雑時のストレスはかなり軽減されます。また、出発直前に情報を見て列に加わるのではなく、早めに駅へ着いて余裕を持って行動することが、確実な座席確保への近道となります。
まとめ

2025年のお盆は、最大9連休が可能な日並びになっています。それに伴い、新幹線を利用した帰省や旅行を計画する人が全国的に増えることが予想され、例年以上の混雑も予想されます。
指定席を予約するのがストレスのない移動方法ですが、予約開始日に出遅れてしまうと、希望日時の指定席が埋まってしまう場合も。自由席で座れる確率を上げる方法も紹介しましたが、できるだけ早めにお盆の予定を立て、予約開始日にあわせて指定的の予約を済ませておきましょう。
お盆期間中の移動は、計画と情報収集が鍵を握ります。紹介した内容を参考に、快適な新幹線移動で快適なお盆休みをお過ごしください。