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運転中の携帯・スマホ利用はホントに危険!事故件数は年間5000件・・・

運転中の携帯・スマホ利用はホントに危険!事故件数は年間5000件・・・

「ながら運転・ながらスマホ」という言葉を皆さんご存知でしょうか?運転中の携帯電話、スマホの利用はとても危険な行為です。しかし、この行為が違反と知っていながらか、気づかずか、運転中に携帯・スマホを利用してしまっている方も多いはず。こちらの記事では様々な団体・機関で行っている取り組みなどを紹介しています。

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


運転中の携帯、スマホ利用。事故防止のポケモンステッカー!

日本自動車工業会は、スマートフォン(スマホ)などを運転中に使用して交通事故を起こすケースが社会的な問題になっていることから、ドライバーに対して「ながら運転」防止を呼びかける広報啓発活動を展開します。

ながら運転防止のチラシ

同機関で2016年に実施した運転中の携帯・スマホなどを利用する「ながら運転」に関するアンケート調査の結果では、年齢や性別問わず、約70%にも及ぶドライバーが「ながら運転」を行っていることも明らかになっています。

ながら運転防止のためのステッカー

このことから自工会ではポケモンの「ながら運転防止ステッカー・チラシ」を合計25万部、自動車保有台数や交通事故が多い東京都、埼玉県、愛知県の3都県で配布するようです。

他にも7月7日から3カ月間、俳優の平岡祐太さん、ものまねタレントで俳優の福田彩乃さんを起用し、YouTubeを通じて動画を配信し、「ながら運転」の危険性と防止を訴えています。

ものまねタレント福田彩乃さんはこの動画を通じて、運転中に2秒間目を離している隙に時速40kmの車の場合、約22mも車が進んでいることなどの危険性を訴えています。

俳優の平岡祐太さんは「ながら運転」による交通事故は全国で年間約5000件発生していることをこの動画を通じて伝えています。

ニュースについてはこちらから!

スマホなどの「ながら運転」防止の啓発活動、ポケモンも登場---自工会 | レスポンス(Response.jp)

https://response.jp/article/2017/07/07/297127.html

日本自動車工業会は、スマートフォン(スマホ)などを運転中に使用して交通事故を起こすケースが社会的な問題になっていることから、ドライバーに対して「ながら運転」防止を呼びかける広報啓発活動を展開する。

運転中の携帯・スマホ利用。どれだけ危険かをテスト・検証

また、JAFでは運転中の携帯電話、スマホ利用の危険性について、ユーザーテストを2016年10月に行っています。これはアイマークレコーダーという装置を用いて、人が車の運転中に携帯やスマホをチェックしている時の視線や運転の違いをはかりました。

これは「通常の運転」「メールアプリ使用」「ゲームアプリ使用」「ハンズフリー装置で通話」の4パターンで、試験を行ったものとなっています。

ユーザーテストにおいて以下のような結果が出ています。「ながら運転」はどのような操作方法でも危険を及ぼし、正しい運転を妨げ交通事故に繋がる可能性があることがわかります。

・運転中の「ながらスマホ」は、文字や画面を見ることに集中してしまい、急な飛び出しなどに反応できず衝突する危険性が高くなる。
・「ハンズフリー装置での通話」も含め、「ながらスマホ」では視線は前方の狭い範囲に集中し、上下左右に配られない。そのため、信号や一時停止を見落とすことが多くなる。
・ブレーキや発進のタイミング、ウインカーの遅れなど、運転操作に影響を及ぼし、周囲に危険を与える。
・周囲の情報(他者(車)や死角等)を認知するために一瞬の目視確認は必要であるが、運転中にスマホ画面を見たりスマホ操作することで正しい運転操作はできなくなる。

運転中の携帯電話やスマホ利用「ながら運転」はどんな罰則!?

道路交通法では「ながら運転」に関して第71条五の五で禁止されており、国土交通省サイト内にても、下記のように記されています。

道路交通法では、運転者が自動車走行中に、カーナビの画面を注視したり携帯電話を使用したりしてはいけないこととなっています。

操作は安全な場所に停車して行い、運転中には操作しないようにしましょう。
画像を見る時間はできるだけ短くしましょう(状況により異なりますが、1秒以内が望ましいといわれています)。
視線の移動が大きくならないよう、表示パネル(モニター)は運転視野の妨げにならない範囲でセンターパネルの上部付近に取り付けましょう。
取扱説明書に従い正しく取り付けましょう(走行中はテレビ等の映像表示や煩雑な操作ができませんが、配線の取り外し等不正な改造は絶対に行わないようにしましょう)。

道路交通法では、自動車が動いている状態での「通話」(傷病者の救護などの緊急事態を除く)と「画像の注視」することを禁止しています。また、携帯電話、スマートホンの使用等で交通の危険を犯した場合と、携帯電話の使用等で交通の危険を犯していないが携帯電話を利用していた場合の2つのパターンで、引かれる点数と反則金が変わってきます。

反則によって引かれる点数と反則金

携帯電話の使用等(交通の危険):ー2点
反則金:9000円

携帯電話の使用等(保持):ー1点
反則金:6000円

携帯電話の利用しながら運転するという危険な行為を犯してしまうと、このような反則が出ます。このような点から見ても、「ながら運転」はするべきではないということがわかります。皆さんも危険なので、絶対にしないようにしてくださいね!!

過去にJAFが行ったアンケートでは…

自工会ではポケモンのステッカー・チラシを自動車保有台数や交通事故が多い東京都、埼玉県、愛知県の3都県で配布することを決めていましたが、JAFのアンケートの中で興味深いものがあります。

このアンケートは居住する都道府県の交通マナーに関するアンケートとなっていて、実施された期間は2016年6月15日から30日までの16日間にJAFのホームページ内で実施されたもの。

JAFが行ったアンケート中のQ4「運転中に携帯電話(スマホ含む)を使用しているドライバーが多い。」の解答上位10県。

JAFが行ったアンケート中のQ4「運転中に携帯電話(スマホ含む)を使用しているドライバーが多い。」の解答の中で、「とても多い」もしくは「やや多い」を選んだ人のランキング上位10県がこちらです。自工会が決めた東京都、埼玉県、愛知県の3県の内で愛知県だけがこちらのランキングに載っています。

東京都と埼玉県については上位10県には入っておらず、東京都は44位で37位という結果でした。それを考えると、上位の都道府県でも配ってみては…と感じてしまいました。

JAFで行ったアンケートに関しては、下記にもありますので是非ご覧ください。

運転マナーが悪い都道府県ランキング!1位は・・・

http://matome.response.jp/articles/103

2016年の6月15日から30日の16日間、JAFのホームページ内で実施されたアンケート結果です。お住まいの都道府県の運転マナーランキングは・・・!?

【動画も話題】岡山は日本一ウインカーを出さない県!?運転マナー…

http://matome.response.jp/articles/475

こちらの記事では、2016年の6月15日から30日の16日間、JAFのホームページ内で実施された交通マナーに関するアンケート結果を、「ウインカーを出さない車が多い」といった質問別に分けランキング化しました。話題になっている岡山トヨペット作成の動画も合わせて掲載します。

9割以上が守っていない交通ルール!?信号のない横断歩道について

http://matome.response.jp/articles/658

2017年6月9日から、JAFが「信号機のない横断歩道における実態アンケート調査」を実施しています。2016年6月に実施された交通マナーに関するアンケートでも取り上げられていた問題ですが、「横断歩道」に関する法律・ルールを再度知っていただくと共に、関連するデータ等を記事にしています。アンケート結果も随時反映します。

いかがでしたでしょうか?

「ながら運転」はとても危険です。が、充分注意していないと気づかぬうちに運転中にスマホを利用してしまう可能性のある行為です。

安全な運転で誰かを傷つけることのないようにするためにも、運転中に「スマホを見てしまう」などの行為には十分気をつけてカーライフを満喫してください!!

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