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Lexus LMが変えた「移動」の価値――レクサス初のラグジュアリー・ムーバー、その違いと本当の魅力

Lexus LMが変えた「移動」の価値――レクサス初のラグジュアリー・ムーバー、その違いと本当の魅力

Lexus LMは、レクサス初のラグジュアリー・ムーバーとして誕生したフラッグシップMPV。4人乗りEXECUTIVEと6人乗りversion Lの違いから、走り・快適装備・ラウンジのような後席空間まで、その魅力と他ミニバンとの違いを徹底解説。

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「ミニバン=実用車」というイメージは、Lexus LMの前では一度リセットした方がいいかもしれない。家族で使う、荷物を積む、3列シートで大人数が乗れる――そんな一般的なミニバン像とは、LMは明らかに発想が違うクルマだ。

Lexus LM の “LM” は Luxury Mover の頭文字。

その名の通り、目的は「人を運ぶこと」ではなく、“移動している時間そのものを上質な体験に変えること” にある。

レクサスのフラッグシップサルーンLSで培った快適性と、最新のハイブリッド技術、そしてホテルスイートのような後席空間――。

LMは、それらをひとつのパッケージにまとめ上げた、レクサス流の“動くラウンジ”だ。

ここからは、これまでのレクサス、そして一般的なミニバンと比べて、LMがどこまで世界を変えているのか。「違い」と「魅力」を、実車とともにじっくり見ていきたい。

レクサスLMとは何者か?――「ラグジュアリー・ムーバー」という新ジャンル

Lexus LMは、レクサス初の高級MPVとして誕生したモデルだ。プラットフォームはトヨタの大型ミニバン系をベースにしながらも、狙っている世界はまったく違う。

運転する人よりも、後席に座る人を主役としたクルマ
経営者やVIP、長距離移動が多いビジネスパーソンを想定したショーファードリブンカー
「ラウンジ」「ビジネスクラス」「書斎」として使える後席空間

レクサスはこのクルマを、単なるミニバンではなく、「Luxury Mover」=ラグジュアリーな移動のための道具として定義している。

LSやLXと同じ“フラッグシップ級”の立ち位置にLMが用意されたことからも、ブランド内での重要度がよくわかる。

違い① ミニバンの常識を超えた「後席ラウンジ空間」

4人乗りEXECUTIVEは“個室ラウンジ”。

4人乗りのEXECUTIVE仕様では、前席と後席の間をパーティションで仕切り、そこに電動式のガラス+巨大なワイドディスプレイ(約48インチクラス)を組み込んでいる。

前席とはガラスで完全に区切られ、プライバシーを確保
ディスプレイは映画鑑賞からオンライン会議まで対応
パーティション下部には冷蔵庫や収納スペースを配置

もはやこれは「後席」ではなく、移動するプライベートラウンジ/ビジネススイートと言った方が近い。

シートは左右独立のキャプテンシートで、L-ANILINE本革を贅沢に使用。シートヒーター&ベンチレーションに加え、エアバッグ状のエアブラダーが全身を押圧するリラクゼーション機能も搭載される。

長距離移動であっても、仕事後の疲れた身体であっても、ここに身を沈めれば「移動=休息」になる。

6人乗りversion Lは“ラグジュアリーな現実解”

一方、6人乗りのversion Lは、3列シートを備えたより実用的なパッケージだが、その2列目シートはやはりビジネスクラス級の独立シート。

オットマン付きのパワーシート
大型ヘッドレスト
シートヒーター/ベンチレーション/リラクゼーション機能

3列目も簡易的な“補助席”ではなく、きちんと大人が座れる設計で、「家族で乗るラグジュアリーミニバン」を求める人にはこちらが現実的な選択肢になる。

違い② 走りも“レクサス品質”――ハイブリッド+AWDの安心感

LMのパワートレインは市場によって異なるが、現行モデルの主力は以下のハイブリッドだ。

LM350h:2.5L直4ハイブリッド(2WD/AWD)
LM500h:2.4Lターボハイブリッド(AWD)

いずれも電動化されたパワーユニットで、
・静粛性
・スムーズな加速
・燃費性能
をバランスよく両立している。

特にLM500hでは、2.4Lターボエンジンにモーターを組み合わせ、4WDシステムと協調制御することで、重量級ボディを意識させない余裕のある加速と安定感を実現している。

ミニバンによくある「エンジン音が唸る」「高速でフワフワする」といった感覚は薄く、上質なサルーンに近い感覚で、ドライバー側もストレスなく運転できるのがLMならではの強みだ。

触れる部分すべてが“レクサス”

インテリアの素材も、L-ANILINE本革シート、ウッドパネル、メタル調アクセントなど、レクサス上位モデルらしいマテリアルが惜しみなく使われている。

単に見た目が高級なだけでなく、肘を置いたときのソフトパッドの感触や、スイッチ類のクリック感まで含めて、「触れるすべてが心地良い」よう設計されているのが印象的だ。

違い③ 「静けさ」と「質感」に極振りしたクルマ作り

徹底した静粛性のチューニング

LMでは、単に遮音材を増やしただけでなく、ボディ剛性の向上、サスペンション取り付け部の最適化、エンジンマウントやフロア構造の見直しなど、クルマ全体で“静けさ”を作り込んでいる。

この結果、アイドリング時や低速走行ではもちろん、高速クルージング時でも会話が自然な声量ででき、オンライン会議も問題なくこなせるレベルの静粛性を実現している。

違い④ 「どう使うか」まで設計された装備群

LMの装備は、「とにかく全部乗せました」というより、“移動中に何をするのか”から逆算されたものが多い。

大型ディスプレイ:
映画視聴、スポーツ観戦、プレゼン資料の表示、オンライン会議などに活用可能

マークレビンソン・サラウンドシステム(地域仕様による):
ラウンジのBGMのように音楽を流すことも、シアターのように没入することもできる

冷蔵庫:
シャンパンからペットボトルまで、飲み物を適温でキープ

後席専用コントロールパネル:
シートポジション、空調、照明、カーテンなどをすべて後席から操作可能

「仕事をする」「休む」「会食の行き帰りでゆったりくつろぐ」。どのシーンでも、“もはや運転時間を無駄にしない”という価値を提供してくれる。

Lexus LMはどんな人に刺さるクルマか

LMが本領を発揮するのは、次のような使い方をするユーザーだろう。

社長・役員クラスで、毎日の送迎や長距離移動が多い人
芸能・エンタメ・スポーツなどで、プライバシーを保った移動が必要な人
ハイヤー/VIP送迎を行う法人で、他社との差別化を図りたい事業者
家族構成やライフスタイル的に「最上級のミニバンで家族を乗せたい」と考える層

従来のアルファード/ヴェルファイアやハイエンドミニバンと比較しても、価格も世界観も“ワンランク上”を狙ったモデルであることは間違いない。

まとめ――Lexus LMは「移動時間を買う」クルマ

Lexus LMは、馬力や0-100km/hタイムを競うクルマではない。このクルマが売り物にしているのは、「移動中の時間の質」そのものだ。

後席はもはやラウンジ/オフィス/シアター
静けさと乗り心地は、フラッグシップサルーン級
ハイブリッド+AWDで、ドライバーにとっても扱いやすい

「ただ目的地へ着けばいい」という時代から、「移動のあいだにどれだけ回復できるか、どれだけ仕事が進むか」という発想へ。

Lexus LMは、その価値観の変化を体現する1台と言えるだろう。

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