1台で5種類のパワートレインを展開。大型SAVの本命が電動化時代へ大きく進化
《画像提供:Response》〈Photo by BMW〉BMW X5 新型
BMWは、主力SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)である新型「X5」をグローバルで発表しました。1999年に初代が登場して以来、プレミアムSUV市場を切り開いてきたX5は、今回の全面刷新で第5世代へ移行します。
新型X5の最大のトピックは、パワートレインの選択肢を一気に広げたことです。48Vマイルドハイブリッド技術を組み合わせたガソリンエンジン車とディーゼルエンジン車、プラグインハイブリッドに加え、シリーズ初のバッテリーEV「iX5」を設定。さらに2028年には、水素燃料電池車「iX5 Hydrogen」の市場投入も予定されています。
BMWによれば、ひとつのモデルシリーズにガソリン、ディーゼル、PHEV、EV、水素燃料電池という5種類の駆動方式を用意するのはブランド初。電動化が進む一方で、地域や使い方によって最適解が変わる大型SUVらしく、かなり幅広い選択肢を持たせた構成です。
《画像提供:Response》〈Photo by BMW〉BMW X5 新型
まず内燃機関モデルでは、ガソリンの「X5 40 xDrive」に3.0リッター直列6気筒エンジンと48Vマイルドハイブリッドを搭載。システム最高出力は400hp、最大トルクは580N・mに達し、0-100km/h加速は5.3秒とされています。ディーゼルの「X5 40d xDrive」も直列6気筒と48Vマイルドハイブリッドの組み合わせで、システム最高出力は313hp、最大トルクは670N・mです。
プラグインハイブリッドの「X5 50e xDrive」は、直列6気筒エンジンと電気モーターを組み合わせ、システム最高出力489hpを発揮します。日常域ではEV走行を活用しながら、長距離ではエンジンの安心感も得られる、X5らしい万能型のパワートレインです。
そして注目の「iX5 60 xDrive」は、BMWの第6世代eDrive技術を採用したX5初のフル電動モデルです。800Vアーキテクチャーと新世代の円筒形セルを使う大容量バッテリーを備え、システム最高出力は578hp。BMWの大型SUVが、いよいよ本格的にEVの領域へ踏み込むことになります。
《画像提供:Response》〈Photo by BMW〉BMW X5 新型
エクステリアは、新世代BMWらしい垂直基調のキドニーグリルを中心に、よりシャープな表情へ進化しました。グリルには発光機能「アイコニック・グロー」も用意され、薄型のヘッドランプやすっきりしたボディサイドと組み合わせることで、堂々としながらも重たく見せない造形に仕立てられています。
インテリアも大きく刷新されました。BMWパノラミックiDriveと新しいBMW Operating System Xを採用し、必要な情報をドライバーの視界に近い位置へ表示。助手席向けの「BMWパッセンジャー・スクリーン」も用意されるなど、ラグジュアリーSUVとしての移動体験も現代的に磨かれています。
《画像提供:Response》〈Photo by BMW〉BMW X5 新型
生産は従来通り、米国サウスカロライナ州のBMWグループ・スパータンバーグ工場で行われます。シリーズ生産は2026年8月に開始され、最初のモデルは2026年11月下旬に市場投入。EVとPHEVは2027年初頭に続く予定です。
なお、現時点で日本市場への導入時期や価格、仕様は明らかにされていません。X5は日本でも人気の高いプレミアムSUVだけに、どのパワートレインが導入されるのか、今後の追加情報に注目しましょう。


