クロスオーバーとスポーツは走りを強化。セダンには649万9,000円の「G」が登場
トヨタは2026年9月3日、「クラウン クロスオーバー」「クラウン スポーツ」「クラウン セダン」の一部改良モデルを発表しました。クロスオーバーは同日、スポーツとセダンは9月21日に発売されます。
現行クラウンは、セダンだけでなくクロスオーバー、スポーツ、エステートを揃える4モデル構成です。今回の改良では、そのうち3モデルのパワートレインやグレード、装備を見直し、それぞれのキャラクターをさらに明確にしています。
最も変化が大きいのはクラウン クロスオーバーです。リアまわりのデザインを改め、バイトーンではボンネットフードとベルトラインより上のキャビン全体をブラック化。ホイールアーチやバンパー下部、ドア下部のモールもピアノブラックで統一し、低くワイドに見えるスタイルへ仕立てました。カラーには、深みのある新色「ニュートラルブラック」も加わります。
2.5リッターハイブリッド車の「クロスオーバーZ」と「クロスオーバーG」には、第5世代ハイブリッドシステムを導入。システム最高出力は従来の234psから239psへ高まり、WLTCモード燃費も22.4km/Lから23.1km/Lリッターへ向上しました。力強さと効率を同時に底上げした、今回の中心的なアップデートです。
全車にパドルシフトを標準装備したほか、スポーツグレードの「クロスオーバーRS」が備えていた赤いブレーキキャリパーやディンプル加工のシフトノブ、ステアリングホイールをほかのグレードにも展開。10スピーカーと8chオーディオアンプで構成するトヨタプレミアムサウンドシステムも一部グレードに採用し、走りと室内の上質感を引き上げています。
クラウン スポーツも、2.5リッターハイブリッド車へ第5世代システムを採用しました。最高出力は234psから239psへ、WLTCモード燃費は従来の21.3km/Lから22.4km/Lへ改善。パドルシフトやディンプル加工の操作系も加わり、見た目だけでなく運転する楽しさにも磨きをかけています。
さらに、プラグインハイブリッド車には新グレード「スポーツZ」が登場しました。従来の「スポーツRS」より84万9,200円低い692万7,800円に設定され、力強いPHEVの走りを選びやすくした点がポイントです。新色ニュートラルブラックや、バイトーン車に装着できるサイドデカールの設定拡大も行われました。
一方、クラウン セダンには、ハイブリッド車の新たなエントリーグレード「G」を追加。後席装備を充実させた「Z」に対し、ドライバーズカーとして必要な装備に絞ることで、価格を649万9,900円に抑えています。
上位の「Z」ではブラックパッケージを標準化し、ディーラーオプションとして13.2型有機EL後席ディスプレイを新設定しました。ハイブリッド車のエンジンカバーも見直され、静粛性とデザイン性を高めています。
価格はクラウン クロスオーバーが517万9,900円から673万9,700円、クラウン スポーツが532万7,300円から777万7,000円、クラウン セダンが649万9,000円から853万500円です。
デザインとハイブリッド性能を磨いたクロスオーバー、PHEVの選択肢を広げたスポーツ、価格を抑えた新グレードを加えたセダン。3モデル一斉の改良によって、クラウンシリーズは用途に合わせて選びやすいラインアップへ進化しました。残るクラウン エステートの一部改良は、2026年末に予定されています。


