BMW i8クーペ 改良新型、最新コネクト採用
BMWグループは、米国で開催中のデトロイトモーターショー2018において、改良新型『i8クーペ』に、最新のコネクティビティを採用すると発表しました。
一体、最新のコネクティビティとはどんなものなのでしょうか。まとめてみました。
■BMW i8クーペ 改良新型 最新コネクティビティとは
改良新型i8クーペには、「コネクテッド・ドライブ」が標準装備されています。
この、コネクテッド・ドライブですが、コンシェルジュサービス、リモートサービス、リアルタイムな交通情報などの機能にアクセスできるもの。
内蔵のSIMカードによって、ドライバーはBMWテレサービスとインテリジェント・エマージェンシー・コールを利用する際、自動で位置検出が可能。コネクテッド・ドライブは、さまざまなアプリと統合することも可能になります。
また、BMWディスプレイキーとスマートフォン&スマートウォッチ用のBMWコネクテッドにより、いつでも車両の状態をチェックできます。
BMWディスプレイキーは、燃料レベル、バッテリー残量、航続、サービスなどの情報を、2.2インチのタッチスクリーンディスプレイに表示。
Alexa音声制御アシスタントやGoogle Homeを使用して、自宅から呼び出される機能、またはリモートサービス経由で制御される機能は、BMWコネクテッドによって表示が可能になります。
■BMWコネクテッドAppを導入
さらに、「BMWコネクテッドApp」と「BMWコネクテッド+」と命名された最新デジタルサービスも導入。
道路や走行条件を考慮したルートプランニング、充電ステーションまたはガソリンスタンドの「マイルート」への送信、テキストメッセージとライブリンクによる現在の走行状況の共有、スマートフォンまたはスマートウォッチへの経路案内のシームレスな転送、連絡先の詳細と住所のリンクをナビゲーションシステムに直接インポートできる、などのコネクティビティが利用できますよ。
BMW i8クーペ 改良新型エクステリア画像
【おさらい】BMW i8とは?
BMWのi8は、BMWが製造しているプラグインハイブリッド方式のスポーツカー。2ドアクーぺです。※ちなみに、同じくBMWが手掛けているiシリーズのi3は、電気自動車です。
ちなみに、i8は、アイエイト、と読みます。
2014年に販売開始されました。アイエイトはBMW初めてのバタフライドアの採用車でもあります。
■BMW i8 スペック/燃費/ボディサイズ/駆動方式
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,690×1,940×1,300mm(ホイールベース:2,800mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 4名 | |
車両重量 | 1,510kg | |
燃費 | JC08モード:19.4km/L | |
エンジン種類 | 直列3気筒DOHC | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 170kW (231PS) /5800rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 320N·m (32.6kgf·m) /3700rpm | |
駆動方式 | 4輪駆動 | |
トランスミッション | 電子油圧制御式6速AT |
■BMW i8 充電時間はどれくらい必要?
イエローカラーの特別仕様BMW i8 プロトニック フローズン イエロー
i8は、自宅で簡単に充電が可能です。
付属の普通充電ケーブルがあるので、それをEV専用充電コンセント(200V/15A)またはBMW i 販売店で購入可能なBMW i ウォールボックス・ピュアから充電できます。
充電に必要とする時間は約2.5〜3時間 。また、全国13,748カ所に設置している充電ステーションでも充電できますよ。
■BMW i8は走行中でも充電可能ってホント?
BMW i8 プロトニック フローズン イエロー
BMW i8は走行中でも充電を行うことができるんです!
ガソリン・エンジンとインテリジェント・エネルギー・マネジメントが走行中に必要なエネルギーのバランスを最適に確保します。
ジェネレーターを介してブレーキエネルギーが回収した電力は、高性能リチウムイオン・バッテリーに充電されます。
このエネルギーを使うことで圧倒的なパフォーマンスを発揮することができるんですね。
■BMW i8 新車価格は?
BMW i8、気になる新車価格はいくらくらいなのでしょうか。
新車価格は、20,340,000円でした。正直なかなか手が出せるお値段ではありませんが、性能や大きさ、そしてありあまる魅力を考慮するとこれくらいのお値段になるのでしょう…。
■BMW i8 試乗感想・評価は?
街中での試乗ということで、本格的なパフォーマンスについてはここでは語れないが、前述した362psについて、大したことないじゃん?と高をくくって踏み込むと、これまた驚くような加速を示す。電気の威力がこうしたところで発揮される。つまり、おお~!となるわけで、スーパーカー的アピアランスの顔を潰さない性能も見せるのである。しかし、少なくとも街中の走りにおいて、これほど気を遣わず、そして快適で、運転が楽で、同時に周囲からは間違いなくスーパーカーとして認知されるクルマは他にあるまい。そうした点でi8は周囲に対して見せる顔と、ドライバーに対して見せる顔が全く異なるクルマだった。
PHVとしては元々バッテリーをそれほど多く搭載していない関係で、フル充電で35km走れるそうだが、これに7割レート(たいていの場合、メーカー公表値の7割ほどしか走れないという)を当てはめると、24.5km。まあそんなもんかと思う。例によって、スポーツモード、エコプロモード、それにコンフォートモードの走行モードが選択できるのはBMWの公式通り。加えて電気のみで走る「e drive」が存在する。
■i8にロードスター登場!PHVのオープンスポーツ
BMW i8ロードスター
そして!!i8のロードスターが登場です。
BMWは11月29日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2017において、『i8ロードスター』を初公開しました。
『i8』のオープンモデル。クーペボディのみのi8に、ロードスターが追加され、iブランドは『i3』を含めて、3車種にラインナップを拡大することになりました。
パワートレインは、前輪をモーター、後輪をエンジンで駆動するPHVスポーツカー。エンジンは1.5リットル直列3気筒ガソリンターボで、最大出力231hp、最大トルク32.6kgmを発生。モーターは最大出力143hp。エンジンとモーターを合わせて、最大出力374hpを引き出す。
モーターとエンジンがフル稼働した状態では、0~100km/h加速4.6秒、最高速250km/h(リミッター)のパフォーマンスを実現。二次電池は、蓄電容量11.6kWhのリチウムイオンバッテリー。EVモードでは最大53kmをゼロエミッション走行可能。
また、i8ロードスターは欧州複合モード燃費47.6km/リットル、CO2排出量46g/kmと公表。全自動のルーフは15秒で開閉でき、50km/h以下なら走行中でも開閉できる。
最後に
本記事では、BMW i8の最新情報をお届けしました。最新コネクトが追加され、ロードスターも販売されるBMW i8。 プラグインハイブリッドカーに興味がなかった方でも、BMWは気になってしまう…。そんな方も多いのでは?
気になる方はぜひ一度販売店へ足を運んでみてくださいね!