年間で最も美しいコンセプトカーに選ばれる 2年振り2度目の受賞
マツダは、フランス・パリで開催された第33回Festival Automobile International(国際自動車フェスティバル)」において、現地時間の1月30日に「VISION COUPE(ビジョン・クーペ)」が「Most Beautiful Concept Car of the Year(年間で最も美しいコンセプトカー)賞」を授賞したことを発表しました。
マツダのコンセプトカーは「RX-VISION」で第31回にも同賞を受賞しており、通算で2回目の授賞です。
2009年に同社のデザイン本部長に就任し、デザイン・ブランドスタイルを担当する前田 育男(まえだ いくお)常務執行役員は
「VISION COUPEでは光のリフレクションで生命感を表現するという、魂動デザインの新しい方向性に挑戦しました。日本の繊細な美意識を反映したこのクルマが、RX-VISIONに続き芸術の都パリで認められ大変光栄に思います。今後も日本の自動車メーカーとしてのアイデンティティーを持ち、世界を魅了する美しいクルマを作っていきたいです」
と述べています。
VISION COUPE(ビジョン・クーペ)とは?
東京モーターショー2017で世界初公開されたビジョン・クーペ
今回ご紹介するマツダのビジョン・クーペは、2017年東京モーターショーにて世界で初公開された、マツダの次世代デザインの方向性を表した4ドアクーペです。
2010年からデザイン哲学としてきた「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」を基本に、日本の美意識である「引き算の美学」「余白の豊潤」を大切にしたデザインになっています。
「ビジョン・クーペ」と「RX-VISION」の比較
2015年に「Beautiful Concept Car of the Year(年間で最も美しいコンセプトカー)賞」を受賞したFR式のマツダ「RX-VISION」と「ビジョン・クーペ」を比較してみましょう。
■フロントデザインの比較
2017 VICION COUPE
2015 RX-VISION
フロントは2015年のコンセプトカー、「RX-VISION」よりもボンネットの凹みがなくなり逆に丸みを帯びたデザインになっています。
マツダの特徴であるファイブポイントグリルは、ヘッドランプに繋がるようなデザインで、「RX-VISION」の方が切れ長になっているのが分かります。
■サイドデザインの比較
2017 VISION COUPE
2015 RX-VISION
どちらもマツダらしいロングノーズのデザインですが、ビジョン・クーペは横から見た時の凹み部分がより絞られて陰影がでるようなデザインになっています。
■リアデザインの比較
2017 RX-VISION
2015 RX-VISION
2ドアと4ドアのため単純な比較はできないものの、
リアは「ビジョン・クーペ」が全体的に四角みを帯びたデザインになっています。
360°動画でその曲線美をご堪能あれ
マツダの公式Youtubeでは、ビジョン・クーペの360°動画を公開しています。
前田育男デザイン本部長、ビジョン・クーペへの想いを語る
2009年にマツダのデザイン本部長となり、2010年にはマツダのデザイン哲学「魂動-Soul of Motion」を発表した、前田育男氏がビジョン・クーペへの想いを語る動画はこちら。
2015年に発表されたRX-VISIONの360°動画はこちら
まとめ
いかがでしたか?
マツダのコンセプトカーは2回の「最も美しいコンセプトカー」を授賞しています。
今後もマツダの掲げる「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」デザインにこれからも期待したいですね。