日本初公開!フェラーリ ポルトフィーノ
フェラーリは2月19日に、新型2+2シーター・カブリオレクーペのフェラーリ『ポルトフィーノ』を都内で日本初公開しました。
■フェラーリ ポルトフィーノとは?
ポルトフィーノという車名は、イタリアの漁村で、リグーリア海岸に面するリグーリア州ジェノヴァ県のコムーネのことです。
この景色は日本人にもおなじみ、東京ディズニーシーのテーマポートである「メディテレーニアンハーバー」のモデルになっています。
2014年に発売された、フェラーリの「カリフォルニアT」の後継車です。
(c) Disney
ポルトフィーノは、現行の『カリフォルニアT』の後継モデル。車名のポルトフィーノとは、イタリアの港町で、イタリア屈指の高級リゾート地の名前に由来している。
カリフォルニアT
カリフォルニアT
カリフォルニアTのハイライトは、車名の「T」が意味するように、ターボエンジンの搭載にある。新開発の直噴V型8気筒ガソリンターボエンジンは、排気量が3855cc。従来の4.3リットルV8自然吸気ユニットと比較して、排気量はおよそ440ccダウンサイジングする。
新V8ターボエンジンは、最大出560ps/7500rpm、最大トルク77kgmを発生。従来の4.3リットル(最大出力490ps、最大トルク51.5kgm)比で、排気量を縮小しながら、パワーは70ps、トルクは25.5kgm上回る。トルクは従来比で49%も向上。フェラーリは「リッター当たりの出力は145ps。カテゴリー最高レベル」と胸を張る。
動力性能は、0‐100km/h加速3.6秒。従来の3.8秒から、2秒の短縮を実現した。最高速は312km/hから316km/hへ。それでいて、フェラーリによると、燃費はおよそ15%改善。CO2排出量は20%削減し、250g/kmとしているという。なお、シャシーのセッティングも見直された。
■フェラーリ ポルトフィーノ パワートレイン
ポルトフィーノのエンジンはどうなのでしょう。
ポルトフィーノは、V型8気筒3855ccターボエンジンを搭載し、「このクルマに合うよう完全に再設計されている」そうです。
その結果、最高出力600馬力、最大トルク760Nmを発揮するほか、「ゼロターボラグ、そしてわずか1秒未満の瞬時のスロットルレスポンス」も実現しています。
■目指したのは比類ないパフォーマンスと極上の居住性
フェラーリ 極東・中東エリア統括CEO ディーター・クネヒテル 氏
フェラーリの極東・中東エリア統括CEOを務めるディーター・クネヒテル氏は、「このクルマが目指したのは一切の妥協をしないということだった」とした上で、「比類ないパフォーマンスと極上の居住性との両立。それに加えドライビングエモーションまで実現したクルマは、現在の市場には存在しなかった。この目標を達成するために私たちは、すべてを刷新し、このクルマを一から造り直す必要があった」と強調しました。
またクネヒテル氏は「ポルトフィーノで実現したことのひとつは、2つのボディタイプを1台で実現するモデルであるということ」とポルトフィーノを紹介。
■ポルトフィーノは1台で2つのボディタイプを兼ね備える車
2つのボディタイプとは「流線型をさらに追求したシルエットを持つリトラクタブルハードトップを備えたファストバック・クーペ、もうひとつはエレガントなスパイダーであるということ」と説明し、さらに、
「ポルトフィーノは最もパワフルなコンバーチブルとしてリトラクタブルハードトップ、広いトランク、そしてちょっとしたドライブにも対応するゆとりのコックピット・スペース、それに加えて2人乗りのリアシート、これらの利点を同時に提供しているモデルとなっている」と解説していました。
さらにクネヒテル氏は、大幅な軽量化を行ったとも説明。
「それぞれひとつひとつのディテールを見直し、『カリフォルニアT』に比べて80kgの重量削減を図った。全く新しいアルミ製シャシーを採用し、これは軽量化だけでなく、ねじり剛性も向上している。その結果、シャープでソリッドなドライブフィーリングを楽しむことができる」とポルトフィーノについて解説しました。
■フェラーリ ポルトフィーノ エクステリア画像
■フェラーリ ポルトフィーノ インテリア画像
■フェラーリ ポルトフィーノ 価格は2530万円から
気になるポルトフィーノの価格ですが、2530万からとのことです。