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【知っておきたい】ガソリンの種類。レギュラーとハイオク、軽油の違いは?

【知っておきたい】ガソリンの種類。レギュラーとハイオク、軽油の違いは?

本記事では車の燃料であるガソリン種類、レギュラー・ハイオク、ディーゼル車の燃料である軽油の違いについてを説明しています。合わせてガソリン車に軽油を入れてしまう、ディーゼル車にガソリンを入れてしまうなど、指定されている燃料以外の燃料を入れてしまった場合、どうなるのかについても紹介しています。

⏳この記事は約3~4分で読めます。


車に入れる燃料、レギュラー・ハイオク・軽油の違いは?

普段何気なく入れている車の燃料、レギュラー、ハイオク、軽油の3種類の違いを正しく説明できますか?本記事ではいまさら聞きたくても聞けない、レギュラー・ハイオク・軽油の違いについてご紹介します。

まず、車の燃料として使われるレギュラー、ハイオク、軽油などの燃料は全て「原油」から蒸留し、作られます。

原油は加熱炉で350℃に加熱され、原油からでた蒸気は沸点によって種類が分けられます。

下記は、石油商業組合(鹿児島)のホームページにて掲載されているガソリン、軽油、灯油の違いの説明です。非常に分かりやすいため引用とし掲載させて頂きます。

 ガソリン・軽油・灯油などの各種石油製品は、原油から作られています。産油国から運ばれてきた原油は、製油所の加熱炉で約350℃に加熱され、蒸気(石油蒸気)になって蒸留塔に送られます。蒸留塔は上に行くほど温度が低くなるように制御されており、入ってきた石油蒸気を沸点の低いものから順に分けています。沸点30℃~180℃でガソリンなどが、170℃~250℃で灯油、240℃~350℃で軽油が留出され、蒸留塔に残ったものが重油やアスファルトになります。
 軽油は淡黄色ですが、ガソリンと灯油は無色透明です。ガソリンと灯油との見分けがつくように、ガソリンはオレンジ色に着色されています。

ここで、沸点が30℃〜180℃のものはガソリン、沸点が240℃〜350℃のものは軽油と呼ばれます。

更にガソリンは「レギュラー」「ハイオク」の種類に分類されますが、これは下記にて説明するオクタン価という値の違いによって分けられます。

レギュラー、ハイオクの違いはオクタン価にあり

大きく分けるとガソリンに分類されるレギュラーとハイオクですが、違いはそのオクタン価にあります。下記ではレギュラーとハイオクのオクタン価以外にも違う点をご紹介します。

【レギュラーとハイオクの違い】オクタン価とは

レギュラーとハイオクの違いはオクタン価という値の差にあります。レギュラーとハイオクの違いを理解するのに必須のオクタン価についてご説明します。

オクタン価とは、ノッキングのしにくさを表す数値です。数値が高ければ高いほどノッキング現象が起きにくいことを意味します。

オクタン価の数値は、自己着火しやすい性質を持つ「ノルマルヘプタン(オクタン価0)」と、自己着火しにくい「イソオクタン」という液体を混ぜた際の「イソオクタンの割合」を表しています。

例えば、ハイオクガソリンはJIS規格でオクタン価が96以上と定められていますが、それはイソオクタン96%:その他の成分4%で構成されていることを意味します。

ちなみにハイオクガソリンの語源は、「ハイ」「イソオクタン」から来ています。

ノッキングとは

ノッキングとは燃料がエンジン内部で車が意図したタイミング以外で爆発を起こすことでエンジン内部のピストンがぶつかる現象のことです。ドアをノックするように「カンカン」「キンキン」といった音が聞こえることからノッキングと呼ばれています。

オクタン価が高いハイオク

ハイオクガソリンは、オクタン価がJIS規格で96以上と定められておりノッキングが起こりにくいのが特徴です。

その特徴から国産高級車やスポーツカーに採用されています。
オクタン価を高くするための手間がかかるため価格もレギュラーガソリンと比べ高価です。

オクタン価がハイオクと比べて低いレギュラー

レギュラーガソリンはJIS規格でオクタン価が89以上と定められており、軽自動車から普通車まで多くの車に採用されているガソリンです。ハイオクガソリンに比べて手間はかからないためハイオクと比べれば安価です。

軽油

軽油はガソリンよりも沸点が高く、ガソリンを蒸留する過程で付随して生まれる燃料のためガソリンよりも価格が安いです。またディーゼル車はエンジンの構造がガソリンとは違うため燃費がいいのが特徴です。軽油の価格の安さからトラックやバスなどの公共の車に採用されることが多いです。

指定された燃料以外を給油するとどうなる?

車に合わせて設定されているハイオクやレギュラーなどの燃料ですが、もし間違えて異なる燃料を淹れてしまったらどうなるのでしょうか?下記では、燃料の入れ間違えをしたらどうなるのかをご紹介します。

ハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れるとどうなる?

ハイオク仕様車のエンジンは、ハイオクガソリンを給油することで本来の性能が発揮できるようになっています。

そのため、レギュラーガソリンを給油して問題はないものの、ノッキングが起こりやすくなり、エンジンの性能を十分に発揮することができません。

レギュラー仕様車にハイオクガソリンを入れるとどうなる?

レギュラー仕様車にハイオクを給油してもエンジンや車が壊れることはありません。

また、清掃剤などが含まれていることからエンジン内部を清浄してくれます。内部の汚れが少なくなることにより、汚れている場合と比較すると燃費の向上が見込めます。

ガソリン車にディーゼルを入れるとどうなる?

ガソリン車(ハイオク、レギュラー)に軽油を給油すると、エンジンの出力が下がり加速がしづらくなります。そのまま走行を続けるとノッキングが起こり黒煙を上げて最悪の場合エンジンが停止してしまいます。

すぐに気がついた時の対処法

乗車前に気がついた場合は、ガソリンタンクから軽油を抜き取りガソリンタンクの洗浄を行えば車へのダメージは避けられます。

黒煙があがっても乗り続けると...

給油後、そのまま走行を続けてしまうと、エンジンタンクで軽油が使われ始め徐々にマフラーから黒煙があがります。

それでも走行を続けるとやがてエンジンタンクの中身が全て軽油になり、ガソリン車の燃焼温度で燃やせる燃料がないためエンジンが停止(エンジンブロー)します。
エンジンブローとなると、エンジンの交換が必要になり非常に大掛かりな修理になってしまいます。

ちなみに、黒煙があがる理由は軽油が不完全燃焼したススの色です。
もともと燃焼温度が高い軽油が、燃焼温度が低いガソリン車のエンジンに給油されることで、完不完全燃焼を起こし燃料カスが黒煙として噴出されます。

黒煙が上がり始めたらすぐに安全な場所に停車し、JAFなどを始めとしたロードサービスに連絡しましょう。

ディーゼル車にガソリンを入れるとどうなる?

ディーゼル車にガソリンを給油すると、ノッキングが起こり白煙を上げて最悪の場合エンジンが停止し、噴射ノズルや燃料ポンプの交換が必要になります。

ガソリン車にディーゼルを入れた場合と同じくすぐにガソリンタンクから燃料を抜き取りガソリンタンクを洗浄すれば車へのダメージを避けられます。

白煙が上がっても乗り続けると...

乗車後に走行をするとガソリンが使われはじめ徐々にマフラーから白煙があがりはじめます。それでも走行を続けると、エンジンが停止します。

白煙があがる理由は、ディーゼル車は軽油自体を使い燃料ポンプなどの潤滑を行っていますが、ガソリンの場合、潤滑ができずエンジン内部で摩擦が起こります。その摩擦からオイル下がり・オイル上がりが起き、結果白煙がマフラーより噴出されます。

レギュラーかハイオクか、それとも軽油か分からない場合

最近はセルフ式のガソリンスタンドを利用する方も増え、レンタカーやカーシェアリングなどで車を借りる方も多いと思います。

もし万が一乗っている車の燃料が、レギュラーかハイオクのガソリンなのか、それとも軽油なのか分からない場合は給油口にある記載から適切な燃料を知ることができます。

まとめ

車の燃料となるガソリン、レギュラー・ハイオク、軽油の違いについてご紹介しました。

近年、軽自動車だから。と言う理由でガソリン車に軽油を入れてしまう事故が多発していますが、ガソリン車に軽油、ディーゼル車にガソリンを入れてしまうことは車にダメージを与えてしまいます。

前述していますが、必ず給油口に記載のある燃料を確認し給油するようにしましょう。

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