三菱のクロスオーバーSUV・エクリプスクロスが3月1日より発売
三菱自動車から、久々の新車種・エクリプスクロスが2018年3月1日より発売されました。
三菱が目指したのは、「アウトランダーやRVRなどといった実用性を重視したモデルをベースに、加えてスタイリッシュなクーペスタイルの融合させた全く新しいジャンルの車」なんだとか。
その言葉通り、エクリプスクロスは、RVRやアウトランダーなどの「オフローダーな三菱のSUV」ラインとは打って変わって、より洗練された、今までの三菱とは一味違うSUVに仕上がっているように見えます。
売れ行きも好調で、今注目のエクリプスクロス。本記事では改めてエクリプスクロスについて、様々な角度から探っていきたいと思います!
【徹底解剖】三菱 エクリプスクロス新型 最新情報
ホワイトパール
■三菱 エクリプスクロスとは
三菱のエクリプスクロスとは、同社が手掛けるアウトランダーよりも少し小型のクロスオーバーSUVです。
2017年秋に、欧州で出荷されたことを皮切りに、豪州やニュージーランド等の地域へ出荷され、2018年の3月、日本でも販売が開始されました。
三菱クーペの象徴とも言える「エクリプス」の名前になぞらえていることからもわかる通り、クーペスタイルのSUVになっているのが特徴。
また、三菱最新のデザイン言語「ダイナミックシールド」を採り入れたフロントマスクを採用しています。
プラットフォームは、アウトランダーのものを流用しています。
エクリプス
エクリプスは、1989年の初代発売以来、累計98万2024台を米国市場で販売した三菱のクーぺです。
現在、スポーツ&スぺシャルティカー市場は縮小したとはいえ、エクリプスは米国で最も成功を収めた日本のスポーツカーの1台といえます。
■三菱 エクリプスクロス 基本スペック(燃費・ボディサイズ・乗車定員他)
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 4,405×1,805×1,685mm(ホイールベース:2,670mm) | |
---|---|---|
最大乗車定員 | 5名 | |
車両重量 | 1,550kg | |
燃費 | JC08モード:14.0km/L | |
エンジン種類 | DOHC16バルブ4気筒 | |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 110kW(150PS) /5,500rpm | |
最大トルク(N・m/rpm) | 240N·m (24.5kgf·m) /2,000-3,500 rpm | |
タンク容量 | 60L | |
トランスミッション | INVECS-Ⅲ8速スポーツモードCVT |
■三菱 エクリプスクロス ボディカラー・人気色は
エクリプスクロスのボディカラーは全部で8色。
有料色となる、レッドダイヤモンド、ホワイトパール。
そして、レッドメタリック、ブロンズメタリック、ライトニングブルーマイカ、チタニウムグレーメタリック、ブラックマイカ、スターリングシルバーメタリックの合計8色です。
人気色は、レッドダイヤモンド、ホワイトパールがやはり人気のようです。
一般的に、赤色となるとなかなか手が出し辛い…。と思われる方もいるかもしれませんが、このレッドダイヤモンドは、特別に発色層の重ね塗りを施したことで、高い輝きと深みを持ったレッドに仕上がっています。
そのため、普段は赤色に抵抗がある方でも、レッドダイヤモンドなら選びやすいようですね。
実際に私も実車を目にしましたが、とても上品な赤で、幅広い年齢層から支持されるような赤色だと感じました。
■三菱 エクリプスクロス エクステリア(外観)画像
スタイリッシュなクーペフォルム、そしてSUVの機動性を兼ね備えたエクリプスクロス。
エクリプスクロスのエクステリアは、エクリプスクロスがモチーフとする「Vibrant&Defiant」つまり、躍動と挑戦を明確に表しています。
“ダイナミックシールド”と呼ばれるフロントの左右から中央のエアインテークを挟み込むメッキのモチーフが象徴的ですね。
■三菱 エクリプスクロス インテリア(内装)画像
インテリアは、上質な造りに仕上がっています。
水平基調のインストルメントパネルに、シルバーのフレームが施されたダイナミックデザイン。
コンソールには、十字方向に反応を特化させ確実な操作性を狙ったタッチパッドが備わっています。
また、スマートフォン連携ディスプレイオーディオはスマートなシステムで、Apple CarPlayにも対応しています。
■三菱 エクリプスクロス 走行性能
エクリプスクロスにはSUPER ALL WHEEL CONTROL = S-AWC(車両運動統合制御システム)が搭載されています。
常時4輪を最適制御するシステムにより、様々な走行状態で4輪のタイヤ能力をバランスよく、最大限に発揮することが可能。
これによって、あらゆる路面状況で、イメージした通りのラインをトレースできる優れたハンドリングと、路面状況の変化に影響されない高度な走行安定性を実現してくれます。
■三菱 エクリプスクロス 安全性能
エクリプスクロスは、安全性能も優れています。
エクリプスクロスは、セーフティ・サポートカーS ワイド(サポカーSワイド)の対象車。
セーフティ・サポートカーS ワイド(サポカーSワイド)とは、安全運転をサポートする先進技術を搭載したクルマのことです。
高齢運転者を含めたすべてのドライバーによる交通事故の発生防止・被害軽減対策の一環として、国が推奨する新しい自動車安全コンセプトとなっています。
安全面も充実していることがわかりますね。
■三菱 エクリプスクロス 新車価格
タッチパッドコントローラー
エクリプスクロス、気になる新車価格について見ていきましょう。
エクリプスクロスには、グレードが複数あり、Mグレードがエントリーモデルとなっています。
■G Plus Package
4WD 309万5280円
2WD 287万9280円
■G
4WD 292万2480円
2WD 270万6480円
■M
4WD 274万8600円
2WD 253万2600円
G Plus Packageには、タッチパッドコントローラーや、スマートフォン連携ディスプレイオーディオなどといった装備が備わっています。
スマートフォン連携オーディオ
■三菱 エクリプスクロス 中古車価格
では、エクリプスクロスの中古車価格はいくらくらいなのでしょうか。
さすがに、2018年3月に発売されたばかりですので、2018年5月現在のエクリプスクロスの相場はそこまで安くはありません。
おおよその価格帯は250万円~300万円程度と、新車価格よりやや安いモデルがあるかも?というのが現状のようです。
■三菱 エクリプスクロス 試乗評価・感想
存在感を感じる車
「このクルマって、斜め上から見るのがいちばんカッコイイんだね~」なんて話が出るくらいイケメンなんですよ。カッコ悪いクルマだと、こういう話になりませんからね。
エクリプスクロスの魅力の第一はこのプロポーション。「とにかくかっこいいクルマにしたかった」と開発者が言うとおり、パッと見てかっこよく、存在感を感じることができるクルマだ。
走りの軽快さはお墨付き
走らせるととにかくその軽快さにびっくりさせられる。エクリプスクロスに搭載されるエンジンは1.5リットルの4気筒ターボで、組み合わされるミッションはCVT。最高出力は150馬力、最大トルクは240Nmと現代のエンジンとしては特筆に値するほどのスペックではないが、NAエンジンのようにフリクションを感じさせずに吹け上がる気持ちよさはなかなかのもの。それでいて、2000回転くらいにちょっとトルクがググッと盛り上がるタイミングがあるなどスパイスの効かせ方もうまい。
ハンドリングも秀逸だ。試乗車は4WDなので、S-AWCが装備される。S-AWCは前後とトルク配分と左右の駆動力&制動力制御、横滑り防止制御、ABSなどを統合制御する機構。いわば味付け次第でハンドリングはある程度自由となるが、エクリプスクロスはクルマ好きが飛びつくようなスポーティでシャープな味付けが与えられた。
三菱のクルマのよさ、ハンドル切ったら切った分だけ曲がり、アクセル踏んだら踏んだ分だけ進むっていう、極端に言うと燃費より乗りやすさでしょ!的なセッティングも見事健在で、いやはや操りやすく仕上がってました。個人的には、ステアフィールがかなりフラットに感じられたので、もう少し手応えというか、ビルトアップ感があった方がいいけれど、軽すぎず重すぎずの扱いやすさは満足レベル。
■三菱 エクリプスクロス 米国でグッドデザイン賞を受賞
三菱自動車の米国法人、三菱モーターノースアメリカは4月23日、『エクリプスクロス』と『GT-PHEVコンセプト』が米国のグッドデザイン賞を受賞した、と発表しました。
米国のグッドデザイン賞は、1950年に創設され、米国で最古かつグローバルなデザインアワード。シカゴのアテナエウム博物館で組織されたメンバーは、現代デザインの意識を高め、そのデザインを称えることを目的に、グッドデザイン賞を毎年発表しています。
三菱モーターノースアメリカは、この賞は三菱自動車のデザインルネッサンスが成功したことを示すもの、としています。
■三菱 エクリプスクロス PHEV・ディーゼルも視野に
三菱自動車の益子修CEOによれば、できるだけ早いうちにエクリプスクロスPHEVモデルを発売したいと考えているとのことです。
益子CEOは「エクリプスクロスは、国内では2014年2月に『eKスペース』を発売して以来、実に4年ぶりの新型車になる。また商品刷新計画の第一弾がこのエクリプスクロス。このクルマの立ち上げが当社の国内事業の中で最も重要なプロジェクトであり、中期経営計画を達成するためにも、強い信念を持って取り組んでいきたいと考えている」と強調しました。
エクリプス クロスの国内モデルは1.5リットル直噴ターボガソリンエンジンのみの設定となっているが、益子CEOは「コアモデルについては何らかの形で電動化をしていくので、当然エクリプスクロスも電動化するが、今我々の頭の中にあるのは、PHEVのエクリプスクロスをできるだけ早い時期に出していきたいという思いを持って、これから開発に取り組んでいきたい」との見通しを示した。
また、エクリプスクロス開発担当の方によれば、ディーゼルも検討しているとのこと。
ディーゼル・PHEVモデルが気になる方は、少し時期を待った方が良さそうです。
エクリプスクロスをワールドプレミアしたときに、ディーゼルはラインナップしており、実際にその計画で動いていました。国内に関してもディーゼルを導入する計画でしたが、VWの排ガス問題や欧州におけるディーゼルの市場動向が、昨年以降、劇的に変わってしまいました。欧州でのディーゼルに対するイメージがどんどん落ちて、需要も少しずつ減ってきています。また、欧州当局の規制も厳しくなってきており、どこまでの環境対応を織り込めば間違いなく出せるのかを含めて、慎重に見極める必要があったのです。
本来1.5リットルガソリンエンジンはディーゼルの投入後に発売する予定でしたが、急遽先にガソリンを出したという次第です。直前での判断だったので我々も悩みに悩んで、開発側にも負担をかけました。今のところの目標としては、欧州向けには2018年度中にディーゼルを出し、その後、日本も検討していく予定です。時期は未定ですが十分日本にも投入する可能性はあります。
■三菱 エクリプスクロス 最新CMまとめ
最後に
いかがでしたか。
本記事では、三菱の新型クロスオーバーSUV、エクリプスクロスについてご紹介いたしました。
貴方も、じわじわエクリプスクロスが欲しくなってきたのではないでしょうか?
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