5月18日 英国ロイヤルウェディング!
(c)Getty Images
5月18日、英国のヘンリー王子とメーガン・マークルさんの結婚式がウィンザー城内のセント・ジョージ礼拝堂にて行われました。ニュースなどで見たという方も多いのではないでしょうか。
そんなおめでたい式の中、お二人が乗りこんだ青いスポーツカー。
こちら、なんの車かみなさんはわかりましたか?
ヘンリー王子とメーガンさんが乗りこんだのはジャガーのE-TYPE ZERO
(c)Getty Images
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クラシックな雰囲気と美しい流線形がまさにイギリスの風景と、ロイヤルなお二人にマッチしている、青いスポーツカー。
気になるこの青い車ですが、ジャガーのE-TYPEです。
しかも、この車、ただのE-TYPEではないんです。
■ジャガー E-TYPE ZEROとは
お二人が乗っていた、ジャガーのE-TYPE。
1961年に発表された「E-TYPE」は、時代を経てもなお「最も美しい自動車」としてたびたび選出されています。
かのフェラーリの創始者エンツォ・フェラーリ氏からも「世界で最も美しい車」と称賛されたほど。
ジャガー・ランドローバー・クラシック(世界中のジャガーおよびランドローバーのクラシック・モデルの 愛好家向けに、正規クラシック・モデル、エキスパートによるサービス、純正パーツ、卓越したユーザーサポートを行っている。)は、ジャガーを代表するスポーツカーである「E-TYPE」に、電動パワーユニットを組み合わせた「E-TYPE ZERO」を製作しました。
公開されたジャガー「E-TYPE ZERO」は、本来の「E-TYPE」のドライビングフィールと美しいスタイリングに、EVという並外れたパフォーマンスが備わったもの。
そのスペックは、0-100km/h(62mph)加速はわずか 5.5 秒で、オリジナルの 「E-TYPE Series 1」と比較しても約1秒も速くなっているといます。
ジャガー E-TYPE
■ジャガー E-TYPE ZERO パワートレインにもこだわりが
「E-TYPE ZERO」のために、出力 220kWの電動パワートレインを特別に開発した。リチウムイオンバッテリーパックは、オリジナルの「E-TYPE」に使用していた 6 気筒の XK エンジンと同じ寸法かつ重量もほぼ同じにしているという。この電動パワートレインは、XKエンジンとまったく同じ場所に配置できるよう、電動モーター(および減速ギア)もバッテリー・パックの真後ろに置き、「E-TYPE」のギアボックスと同じ場所になるように設計されており、総重量はオリジナルよりも46kgの軽量化を達成した。
また、現行のガソリン・エンジンやトランスミッションと同じの重量・寸法を持つ電動パワートレインを使用しているため、サスペンションやブレーキなどの車体の基本構造を変更する必要がないのも特徴ですね。
さらに前後重量配分も変わらず、オリジナルの「E-TYPE」のような走りとハンドリング、乗り心地、ブレーキングも体験できるとのこと。
なお、航続距離は270km(約 170 マイル)という実用的な数値を達成しており、バッテリーは家庭用電源で一晩で充電できます。(電源に応じて通常 6~7 時間)
最後に
ジャガーが誇る、美しい自動車・E-TYPEの電気自動車、E-TYPE ZEROについてご紹介しました。
もし、ヘンリー王子とメーガンさんの結婚式のニュースを見かけたら、美しい名車、E-TYPE ZEROにも注目してみてくださいね。