はじめに
国土交通省が全国41地域に導入する図柄入り自動車用ナンバープレートのデザインを公表しました。
各地域の魅力溢れる名産品、景勝地などが入った個性的なデザインのご当地ナンバーが目白押しです。
2018年10月頃から順次、交付されるそうです。
そんな41地域のデザインについて筆者の独断と偏見により、勝手にベスト10を選んでみました。
ベスト10
■【1位】長崎(長崎県佐世保市等):ステンドグラス
個人的に1位はダントツで長崎です。
ステンドグラスの向こう側に平和記念像、チャペル、風車に青い空が印象的で爽やかなデザインですね。
長崎は一度行ったことがありますが素敵な街でした。
■【2位】岩手(岩手県宮古市等):銀河鉄道の夜
2位は岩手の銀河鉄道の夜です。
岩手といえば宮沢賢治、宮沢賢治といえば銀河鉄道の夜ということで、銀河鉄道と星のグラデーションが素敵なデザインですね。
■【3位】つくば(茨城県つくば市等):筑波山
3位はつくばの筑波山です。
筑波山の山頂から太陽が昇る「ダイヤモンド筑波」が素敵ですね。
カラーリングもグラデーションが掛かっておりセンスを感じます。
■【4位】新潟(新潟県新潟市等):萬代橋、トキ
4位は新潟です。
萬代橋とトキがバランスよく配置されており万人受けしそうなデザインに仕上がっています
■【5位】平泉(岩手県一関市等):世界文化遺産「平泉」
5位は奥州平泉です。
世界文化遺産「平泉」イメージさせる豪華なゴールド仕様です。
2011年に世界遺産に登録された平泉の「中尊寺(金色堂)」をイメージした模様で、円は平和を意味したデザインだそうです。
賛否あるかもしれませんが、一つくらいこういう派手なのもあってもいいかなって感じました。
■【6位】富山(富山県全域):立山連峰
6位は富山です。
富山の立山連峰、富山湾に県鳥のライチョウという3つの特産地や動物をモチーフとしたデザインでうまくまとまっています。
3位の筑波山もですが、山はナンバープレートに似合いますね。
立山の標高が3015mのため、サンプルデザインの数字も3015にしているというのもいいですね。
■【7位】金沢(石川県金沢市等):雪つり、梅鉢紋
7位は金沢ナンバー。
梅鉢紋と兼六園の雪吊りの様子がシンプルにまとまっており、美しいデザインに仕上がっていますね。
こちらも万人受けしそうな感じで人気が出そうです。
■【8位】熊本(熊本県全域):くまモン
8位は熊本。
ゆるキャラは若干安易かなとは思いましたが、人気キャラのくまモンをそのまま出すのだけでなく、ナンバープレートから覗く感じでさり気なく登場させている点と、中央のくまモンのシルエット、そして外側には熊本藩の大名だった加藤家の家紋「蛇の目紋」と細川家の家紋「九曜紋」が描かれているという凝りようです。
熊本の綺麗な水をイメージした淡い青色が使われた爽やかなデザインも好印象ですね。
くまモン好きにはたまりませんが、万人受けは難しいかもということでこの順位とさせて頂きました。
■【9位】滋賀(滋賀県全域):琵琶湖
9位は滋賀です。
滋賀県のシンボルとも言える琵琶湖を背景にしたデザインで琵琶湖のブルーの湖がとても綺麗ですね
■【10位】徳島(徳島県全域):阿波おどり
10位は徳島です。
日本の伝統芸能「阿波踊り」をモチーフにしたデザインをさり気なくデザインに組込みスッキリしたデザインが素敵ですね。
全体的に目立った「ゆるキャラ&マスコット」のデザイン
以上、筆者個人が独断と偏見で選んだランキングTOP10ですが、全体的に思ったことは「ゆるキャラ」等を含むマスコットキャラクターを利用したデザインが多いなという点です。
以下、ゆるキャラ等のキャラクターを利用したデザインの一覧です。
越谷(埼玉県越谷市):ガーヤちゃん
杉並(東京都杉並区):杉並続くみどりいっぱいのまち
福山(広島県福山市等):広島東洋カープ カープ坊や
豊田(愛知県豊田市):豊田スタジアムとグランパスくんファミリー
春日井(愛知県春日井市):春代、日丸、井之介、道風くん
愛媛(愛媛県全域):みきゃん
熊本(熊本県全域):くまモン
以上、ゆるキャラ等のキャラクターを利用したデザインを連ねてみました。
福山ナンバー、豊田ナンバーの2つに関してはファンにとっては堪らないデザインだと思いますが、筆者個人としてはゆるキャラのナンバープレートのデザインも可愛いとは思うのですが、男性的には選びにくい・・・と思ってしまうのが正直なところです。
また、インターネットやSNSでの反応を見ていて思ったのは(こちらも筆者主観ですが)、「車好きな方はやや否定的」な反応で、それ以外の方は肯定的な反応という印象を受けました。
現在は41地域で2018年10月から交付開始、その後17地域の新規ご当地ナンバーが図柄入りで追加となるようですが、10月からの反応次第では追加の募集なども出るのではないでしょうか。
また、札幌(北海道)=時計台、青森=ねぶた、秋田=なまはげ、栃木=日光東照宮、沖縄=シーサー等々、やれば良かったのにと思う地域も複数あります。
世間的にも感心を持たれた方は多いと思いますが、全国の自動車ユーザーの皆様がどのように反応をしめし、どの程度の普及となるのか注目していきたいと思います。
最後に
図柄入りナンバープレートは各地域の特色が出たデザインで見ていて楽しいですね。
住民からデザイン案を募ったり、アンケートで選出したりと決まるまでには苦労もあったと思います。
そんな図柄デザインに勝手にランク付けしてしまいましたが、あくまで筆者個人の主観ですのでご容赦頂ければと思います。
図柄入りナンバープレートですが、昨年ラグビーW杯、東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートと違い、登録車と軽自動車との区分を明確化するために、軽自動車の図柄入りナンバープレートには、「黄色」の縁取りを施されることになりました。
区分を明確化することはシステム的に必要なのかもしれませんが、デザイン的に黄色の枠は強調しすぎる感があり全体のデザインのバランスが崩れるようにも感じますし、軽自動車オーナーからすると区別されたようで少し残念な気がします。
軽自動車ユーザーの方で、純粋に普通車と区別されたくない方で白ナンバーが良い方はラグビーW杯、東京2020オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートの寄付金なしバージョンを選ぶ方が増えるかもしれないですね。
地方版図柄入りナンバープレートの交付開始に伴い、新たな地域名表示を導入してほしいとの要望が高まっているそうで今後、全国17地域の追加も予定されているようで楽しみです。
今回紹介しきれなかった楽しいデザインのナンバープレートも沢山ありますので全41地域の図柄入りナンバープレートについては以下のまとめ記事をご覧ください。