特徴的なフロントグリルをまとめてみたよ
スペックや燃費やボディサイズや価格や、車の決め手は人それぞれかと思いますが、結局のところ、その車の外観で最後は決めてしまう…という方多いのではないでしょうか。
そんな外観をつかさどるといっても過言でないのが、そう「グリル」です。本記事では特徴的・有名なグリルたちを集めてみました。
そもそもグリルとは
グリルとは文字通り「網」のこと。
車のフロント部分に設置され、空気を外部から取り入れるための網状の部品のことを指します。
フロントグリルは正面から見た時に、まず一番に目に入ってくる程に重要な部分なので、車のスタイリングを印象づける要と言えますね。
海外の車の多くは、グリルを見るだけでどこのメーカーが手掛けているのかがわかるほどに個性を持っているところが多いです。
国産車も、近年のフロントグリルを見ていると、昔に比べてメーカーごとの統一感や、個性を感じるグリルが増えたように思います。
■①グリルと言えば!BMWのキドニーグリル
BMWの代名詞、「豚の鼻」とも揶揄されるBMWの個性的なグリル、それがキドニーグリルです。
このキドニー、英語で「腎臓」を意味しています。
2つに並んだフロントグリルが、腎臓のように見えるので、キドニーグリルと呼ばれているんだそうです。
好きな人はめちゃくちゃ好き、これぞBMWと言いますし、このキドニーグリルが好みでない人は「豚の鼻みたい」なんて、意見が真っ二つにわかれるこのグリル。
BMWのこのキドニーグリルが好きか嫌いかによって、BMWブランドへの購買意欲が大きく左右されそうですね。
■②スタイリッシュでカッコイイ!レクサスのスピンドルグリル
グリルと言えば、レクサスのスピンドルグリルを忘れてはいけません。スタイリッシュな外観に映える、これまたスタイリッシュなグリルがスピンドルグリルです。
2012年に発売されたレクサスGSより、このグリルは採用され続けています。
このスピンドルとは、紡績機の糸を巻き取る紡錘のこと。このグリルを目にするだけで、レクサスだと一発でわかりますね。
余談ですが、3月よりオープンした東京ミッドタウン日比谷内にある、レクサスミーツの中にあるカフェの名前も「THE SPINDLE」なんですよ。
そして、最新のレクサスES新型からは、新たなデザインとなったスピンドルグリルが見て取れます。
ひとつはグリル。一見したところ新型『LS』にも似た雰囲気だが、よく見るとグリル内がこれまでの網目ではなく縦スリットになっているのだ。これが見た目からわかる「レクサス初」だ(「F SPORT」ではメッシュ状のグリルとなる)。
■③好き嫌いが分かれる?アルファロメオの個性派盾型グリル
日本車ではなかなかお目にかかることのできない斬新な逆三角形のデザイン。それがアルファロメオのグリルです。
この逆三角形のような形ですが、実はこれ、盾をイメージしてデザインされています。
グリルの上にある、丸い形をしたエンブレムは、赤い十字架と大蛇をデザインしていて、イタリアのミラノ市章とヴィスコンティ家の紋章を表しています。
そしてこの盾型のグリルはこのエンブレムを戴く盾をイメージしているんだとか。
日本ではこんなに特徴的な形をしたグリルを採用しているメーカーが少ないので、人によってはこのグリルはちょっと派手かも…と不安に思う人もいるかもしれませんが、さすがはイタリア車。
実際に見ると、アルファロメオの美しい外観に、グリルもよく映えていて素敵ですよ。
■④近年存在感がアップ!日産のVモーショングリル
一度は見たことがあると思われる、日産のVモーショングリル。
日産によれば、「ブランドのメッセージが、どのクルマからも同じように伝わること。この使命を達成するため日産が導入したのが、「Vモーショングリル」「ブーメランランプ」などのデザインランゲージ。」。
実は、2010年ごろから採用されていたのですが、2017年に発売された新型リーフ以降、主張が激しいグリルへと進化しています。
過去に発売された日産車と比較してみるととてもわかりやすいので、ぜひ見てみてくださいね。
日産マーチ 3代目
比較すると明らかにグリル部分が大きくなっていますね。
■⑤縦に並ぶ7つのスロット…。ジープの7スロットグリル
ジープと言えば…この顔!
あまりにも馴染みすぎて、グリルについてあまり考えなかったという人も多いかもしれません。
縦に並んだ7つの穴が特徴的な、7スロットグリルです。このグリルはジープが著作権を保持しています。
ジープの大きさとワイルドなエクステリアであるからこそ、この7スロットグリルが違和感なくむしろ、「ジープらしさ」を表現しています。
最後に
本気記事では、グリルを見たら思わずどこの車なのかわかってしまう!?そんな特徴的なグリルをご紹介しました。
グリルは、機能はもちろんのこと、車の顔としてもとても重要な部分を担っています。今度車を見る機会があれば、グリルについてもぜひ注目してみてくださいね。