トヨタのコンパクトカー アイゴ改良新型が欧州発売
トヨタ自動車の欧州法人、トヨタモーターヨーロッパは6月4日、改良新型『アイゴ』を発売しました。
現行アイゴは2014年3月、ジュネーブモーターショー2014で発表されました。
アイゴは欧州Aセグメントに属し、トヨタの欧州における入門モデルの役割を担うコンパクトカーという位置づけです。
トヨタとPSAグループが共同開発し、プジョー版は『108』、シトロエン版は『C1』を名乗っています。
改良新型アイゴは、現行型がデビュー4年が経過して、初の本格改良を受けたモデル。
外観は現行アイゴの特徴であるフロントの「X」を、さらに立体的なデザインに変更し、アイゴの個性を強調しています。
■トヨタの欧州入門モデルコンパクト! アイゴとは
みなさんは、アイゴを知っていますか。日本では未発売のため、あまり聞いたことがない…。という方も多いかもしれません。
アイゴ(Aygo)はトヨタが欧州で発売しているAセグメント乗用車です。
車名の由来は、英語の「I go」に由来しています。欧州市場拡大を図ろうとしたトヨタが、PSA・プジョーシトロエンと合弁会社であるTPCAを設立し、2001年からフランス政府の要請から新型車を共同開発する運びとなりました。
初代モデルは2005年に発売され、2代目の現行モデルは2014年から発売されています。4人乗りのハッチバックタイプで、駆動方式は前輪駆動です。
改良新型アイゴに迫る!
■改良新型アイゴ エクステリア画像
トヨタ・アイゴ改良新型
トヨタ・アイゴ改良新型
トヨタ・アイゴ改良新型
トヨタ・アイゴ改良新型
■改良新型アイゴ インテリア画像
トヨタ・アイゴ改良新型
■改良新型アイゴのココがスゴイ!トヨタセーフティセンスP標準装備
トヨタ・アイゴ改良新型
衝突回避支援パッケージの「トヨタセーフティセンスP」を標準装備。車速が10~80km/hの範囲で、衝突の危険を察知した場合に、「PCS(プリ・クラッシュ・システム)」が作動。
ドライバーに警告を発し、ドライバーが回避行動を取らない時には、自動でブレーキをかけます。
また、「LDA(車線逸脱警告)」は、高速道路などにおいて、自車の走行車線をモニター。
ウインカーなしで車線を逸脱した場合、ドライバーに音やサインで警告を発します。
■改良新型アイゴのココがスゴイ!NVH性能を向上
また、改良新型モデルでは、NVH性能を向上させ、快適性を追求しました。
1.0リットルの直列3気筒ガソリンエンジンは、環境性能を向上しています。
最大出力は72hp、最大トルクは9.5kgmを発生。0~100km/h加速13.8秒、最高速160km/hの性能を発揮します。
■改良新型アイゴのココがスゴイ!エコグレードでの燃費は26.3km/L
そして、「エコ」グレードでは、通常モデルに対して、燃費性能を引き上げる変更を行いました。
その内容は、低転がり抵抗タイヤやアイドリングストップの採用、エアロダイナミクス性能の向上など。
MTの4速と5速ギアは、専用レシオ化されました。
これらの変更によって、欧州複合モード燃費26.3km/リットル、CO2排出量86g/kmの優れた環境性能を達成しています。
最後に
本記事では、トヨタが欧州で発売しているアイゴの改良新型に関する最新情報をお届けいたしました。
もし、欧州に行く機会がありましたら、ぜひ探してみてくださいね。