【骨格大事】TNGAが搭載されているトヨタの車まとめ
トヨタの次世代プラットフォーム「TNGA」とは、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーの頭文字をとった略称で、プラットフォームの名称そのものを指す訳ではなく、プラットフォームを根幹とした車両作りの開発方針・開発手法です。
このTNGAが採用されているトヨタのモデルをまとめてみました。
TNGAをもっと知りたいという方はこちら
TNGAが搭載されているトヨタの車6モデル
■トヨタ プリウス(セダン)
TNGA採用第一弾のモデルが、みなさんご存知プリウス(現行モデル)です。
プリウスは、トヨタが1997年から製造・発売を開始した世界初の量産ハイブリッド専用車で、ハイブリッド専用車を中心としたハイブリッド専用車のブランド、それがプリウスです。
現行プリウス(4代目)は、2015年に発売されました。
先代と比較して、少し鋭利な雰囲気のヘッドランプになったほか、内装もグレードアップ、またトヨタの新プラットフォーム「TNGA」を導入したことでも注目されました。
TNGAを導入したことで、車との一体感の向上、静粛性の向上などを果たしています。
■トヨタ C-HR(SUV)
今現在で、TNGAが搭載されている唯一のクロスオーバーSUV、それがC-HRです。
トヨタから満を持して2016年の12月より発売された、トヨタのC-HR。
エキセントリックで圧倒的な存在感を持つSUVです。
TNGAによる新プラットフォームを採用した低重心パッケージに加え、レスポンス、リニアリティ、コンシステンシーを突き詰めた走行性能も支持されているようです。
■トヨタ プリウスPHV(セダン)
プリウス、そしてC-HRに続き、プリウスPHVもTNGAが採用されました。
また、モデルチェンジして発売されたプリウスPHV新型、PHVとしての進化はEV走行可能距離の拡大にあります。プラグインレンジは先代の26.4kmから68.2kmと倍以上に伸び、EV走行可能速度も100km/hから135km/hに上がっています。
実は、TNGAの採用により、大容量バッテリーを積めるようになったことで、結果的にEV航続距離が伸びているんですよ。
エンジンがかかっている時のHVモードでも先代の31.2km/リットルから37.2km/リットル(17インチタイヤ装着車は30・8km/リットル)と、標準型プリウスと同じ性能を維持している(以上、すべて15インチタイヤ装着車)のも特徴。
■トヨタ カムリ(セダン)
2017年7月にフルモデルチェンジした、トヨタのカムリ。このカムリにもTNGAが採用されています。
「セダンの復権」を掲げられたカムリ新型は、この時のモデルチェンジで、TNGAに基づき、「フラットフォームからエンジン、トランスミッションに至るまで、すべてゼロからつくり上げた」(吉田専務役員)と言われています。
こんなことは滅多になかったそうで、カムリのデザインについても、豊田章男社長の提案で一番カムリらしくないものにデザインされています。
■トヨタ クラウン(セダン)
トヨタのクラウンが大変身を遂げ、生まれ変わって2018年の6月より発売されました。
新型クラウンでは、ドライバーズセダンとして運動性能を高めるためにプラットフォームをゼロから見直しています。そして、この新型クラウンにTNGAが採用されました。
TNGAに基づく低重心パッケージを採用し、重心高と重量配分を最適化したことで、コーナリング時や減速・加速時において、自然で滑らかな車両挙動を実現した他、ドライバーとクルマが一体となったような、意のままの走りを体感できます。
■トヨタ カローラスポーツ(ハッチバック)
2018年、6月に発売されたカローラシリーズ、カローラスポーツ。なんとカローラシリーズとして12年ぶりのハッチバックスタイル復活となります。
TNGAプラットフォームの採用により、低重心でワイドなスポーティシルエットを実現していて、乗っていて楽しく、ワクワクドキドキする車を目指しました。
最後に
本記事では、トヨタの新しい開発方針・開発手法を元に開発された新プラットフォーム、TNGAが搭載されている車種をまとめてご紹介しました。
もしトヨタ車の購入で迷ったときには、TNGAが採用されている車の中から選んでみる、という選択もありかもしれませんね。