【最新情報】トヨタのSUV RAV4ハイブリッド 新型 この春欧州発売!
トヨタのSUV、RAV4。このRAV4ハイブリッド新型がこの春欧州にて発売されます。さらにトヨタは、RAV4ハイブリッド新型の燃費も発表しました。
2019年春に日本でも発売されるとあって今大注目のRAV4。本記事では欧州仕様のRAV4ハイブリッド新型に焦点を当てました。
■トヨタのRAV4とは
RAV4(ラヴフォー)は、1994年に誕生したトヨタのクロスオーバーSUVです。
モノコック構造の乗用車をベースにし、今注目度の高いクロスオーバーSUVの元祖として世界で人気を博した世界戦略車。
初代のRAV4は、日本でいう「5ナンバーサイズ」に収まるコンパクトサイズのクロスオーバーSUVでしたが、北米市場の要求などにより、モデルチェンジのたびにボディサイズを拡大し、2代目以降は3ナンバーサイズになりました。
主要市場の欧米においては他の同社製SUVと比較し、コンパクトなサイズになっています。
このRAV4の人気は、後のホンダ『CR-V』や日産『エクストレイル』誕生のきっかけとなったとも言われている、まさにSUVを語る上では外せない車ですね。
■RAV4ハイブリッド 新型 新世代ハイブリッドシステムを搭載
まず、注目したいのが最新のハイブリッドシステム。
新型RAV4ハイブリッドには、2.5リットルガソリンエンジンとモーターを組み合わせた新世代のトヨタハイブリッドシステムを搭載すると言われています。
小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による新型2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジー効果により、優れた動力性能や低燃費を高次元で追求しました。
パワーコントロールユニット(PCU)やニッケル水素電池などの主要コンポーネントは、よりコンパクトかつ軽量で、電気的および機械的損失を低減するように設計。
トランスミッションはCVTを組み合わせています。
■RAV4ハイブリッド 新型 新世代ハイブリッドシステムによりパワーも向上!
直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステム全体で、215hp(FF)/219hp(4WD)のパワーを引き出します。
先代の197hpを上回るパワーを獲得。
この効果で、新型は0~100km/h加速を8.1秒で駆け抜けます。
ちなみに欧州での環境性能の見込み値は、NEDCの複合モードで燃費22.7km/リットル、CO2排出量100g/km以下となっています。
また、エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を大幅に向上させました。
燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、優れた動力性能と低燃費の両立を目指しています。
トヨタによると、クラス最高の環境性能が目標とのこと。
■RAV4ハイブリッド 新型 電気式4WD「E-Four」の最新版を搭載
また、新型RAV4ハイブリッドの4WDには、電気式4WD「E-Four」の最新版を搭載します。
電気で駆動する後輪の最大トルクを、従来の1.3倍に増加しているのが特徴。
走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を追求。
先代と比較して、後輪に配分できるトルクは30%増加しています。
運転条件に応じて、前後のトルク配分を100対0から20対80まで可変できるとのこと。
■【おまけ】気になる!E-Fourって?
E-Four(イーフォー)とは、トヨタがハイブリッドカーに採用しているモーターを使用した「電気式4WDシステム」のことです。
普通の4WDシステムでは、前方にあるエンジンの動力をプロペラシャフト(車体中央を前後にはしる回転軸)を通じて後輪に伝えますが、E-Fourはモーターが直接、後輪を駆動しています。