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14年ぶりに刷新されたロールスロイス ファントム!新型の内装や価格は?

14年ぶりに刷新されたロールスロイス ファントム!新型の内装や価格は?

ロールスロイスファントムが14年ぶりに大きくモデルチェンジしました。新型ファントムの内装や価格はどのようなものでしょうか?ロールスロイスファントムの歴史や、新しくなったモデルの内装からパワーユニットまで、細かくチェックしていきましょう。最高級車にふさわしいだけのモデルチェンジがなされているロールスロイスの新型ファントムを徹底解剖します!


ロールスロイスファントムってどんな車?

ロールスロイスファントムとは、イギリスのロールスロイスが発売していた高級車です。その後、1998年にはBMWによってロールスロイスが買収され、2003年から現行ファントムが発売されています。

ロールスロイスの中でも、最上級サルーンがファントムになっており、特徴的なデザインやコーチドアなどロールスロイスの特徴が組み合わされたモデルです。

1998年までは、ベントレーと一体の企業だったのですが、最高級車メーカーの買収をめぐってVWとBMWが買収合戦を繰り広げます。買収自体はVWグループが買収することになったのですが、BMWがロールスロイスの商標権の問題を付き、ロールスロイスという商標権を獲得します。

BMW傘下のロールスロイスという名前で設立された高級車メーカーが、資産を受け継いだベントレーと共に作り上げたのが、現在のロールスロイスファントムなのです。

歴代のロールスロイスファントム

最初のファントムが発売されたのは、1925年の事となります。ニューファントムという名前で発売されており、主力車種のシルヴァーゴーストの後継車種としての位置を担います。後に初代モデルは、ファントム1という名前に変化するのです。

1929年に新しいモデルの、ファントム2が登場します。乗り心地や静寂性の面で性能が高いモデルとなりました。

ファントム3は1935年から1939年まで発売されます。7.3LのV型12気筒エンジンを搭載し、アイドリングであればファンの音しか聞こえないほどの静寂性が高いモデルです。ロールスロイス初の独立懸架方式を採用したモデルでもあります。

ファントム4は、イギリス女王のために製造されたモデル。18台のみが製造され、全て各国の皇室や国家君主のために製造されています。

ファントム5は、1959年に製造がスタートし、1968年まで製造されたモデルです。車内の静寂性も良く、乗り心地も良いモデルでした。

1991年にファントム6が製造終了になるまで、ロールスロイスという名前の標準ともなったファントム。しかし現行のファントムが2003年に製造されるまで、12年もの歳月が空間として空くことになりました。

新型ロールスロイスファントムが2018年1月に登場

ロールスロイスファントムは、2018年1月に8代目となるファントムが公開されました。このモデルチェンジは、実に14年ぶりのもので、2017年7月にイギリスでは初公開されていたモデルです。

先代と比較をすると、車体設計やパワーユニット、内外装のデザインが変わっているので、全く新しいモデルということになります。オールアルミ製のスペースフレームが採用されており、従来モデルと比較をすると30%高いボディ剛性を実現しています。

それでいて全体の車重としては、数十キロしか増加していないので、アルミ製のボディによる軽量化の恩恵のすばらしさが分かります。

ファントムのデザインは?

現行型のファントムも、歴代のロールスロイスファントムと同じように、パルテノン神殿をモチーフとして、フロントグリルがデザインされています。また車体の前方には、「スピリット・オブ・エクスタシー」という象徴も装着されており、ロールスロイスファントムの存在感を高めています。

ドアは乗降性が高い観音開きとなっており、オーナーが気軽に乗り込むことができるデザインです。またこのドアは、ボタン一つで開閉が可能となっているデザインです。

ロールスロイスファントムのデザインとして、ホイールベースが延長されている「EWB」やクーペタイプの「ファントム・クーペ」、さらにはオープンカーの「ファントム・ドロップヘッド・クーペ」が用意されています。

ロールスロイスファントムはその大きさが特徴

ボディサイズは、全高×全幅×全高が5770×2020×1645mmというサイズ。ホイールベースは3550mmというものですので、存在感が大きいモデルとなります。

標準サイズでも大きなボディになりますが、全長とホイールベースが220mm延長された「エクステンデッドホイールベース」も設定。長いホイールベースから生み出される走行安定性や、ラグジュアリー感が増したモデルも設定されているのです。

最高級の内装と静寂性を備えた車

新型ファントムの「プライバシー・スイート」

従来のモデルでも、非常に静寂性が優れた車体でしたが、新型のロールスロイスファントムでもその静寂性は徹底的に追及されています。ホワイトボディには、鋳造したアルミジョイントを採用したり、高性能吸音素材を使用しています。

路面からの騒音をヘビーフォームと呼ばれる発泡素材や、フェルト層を挟み込んだ合金製スキンを施しているので、静寂性が高まっているのです。ヘッドライナーだけでなく、ドアやトランク内部の空洞部分にも高吸音素材の層を設けることで、遮音性能が向上しています。

二重ガラスを採用していたり、車両全体には6mmの塗装が施されているのも、静寂性が高くなっている理由です。

タイヤには、サイレントシールを用いたロールスロイスファントム専用のタイヤを装着。タイヤ内部に、発泡体の層が組み込まれているので、空洞部分で騒音をかき消します。この仕組みによって、タイヤからの騒音が9dbほど減少されているのです。

内装は後部座席に座るオーナーのために、最高級の空間を作り出しています。高性能シアター装備なども、静寂性が高められている車体だからこそ恩恵を受けるシステムです。

新型ロールスロイスファントムのグレードと価格

新型ロールスロイスファントムの、エクステンデッドホイールベースの本体価格は6540万円となります。もちろんこれは基本価格となるので、さらにオプション代金が上乗せされます。基本的にロールスロイスファントムは、オーダーメイド販売になるので、オーナーに合わせてオプションを追加。

ファントムの通常モデルは、5460万円となります。通常モデルでも、家を購入できるほどの車体価格ですが、富裕層にはそれだけの価値がある空間を提供できるモデルです。

最高級車となるだけに、その車体価格の高さも目を見張りますが、オプション代金もオプションの数だけ高くなります。しかし加えられる装備は、職人が手作業で設置していくものばかり。技巧品も含まれる内装を考えると、価格以上のものが提供されているとも言えるでしょう。

新型ロールスロイスファントムの内装は?

最初に出迎えるのは、気持ちの良いレザーです。他の車が走っていても、車体が動いているのかと錯覚するほどの静寂性の高い車体と合わさって、快適性を高めています。

リビングのような後席

後席に座ると、リビングのソファ―に座っているかのような雰囲気がします。車内の各部の手触りが良く、車内というよりも部屋の中にいるという感じになるのがファントムの後席。

車内にはグレーのカーペットが敷き詰められており、豪邸の中に入ったというイメージを感じさせます。また天井には、星を光らせることが可能です。オーナーの生まれた時の星の位置などをオーダーすることもできます。天井にまでこだわりがあるのは、さすがロールスロイスといったところです。

乗り心地も良いサスペンションも、後席の快適性を支持しています。柔らかめのサスペンションで不要なピッチングを抑えてくれるので、長時間乗車していても疲れることがありません。ボディも剛性感がたっぷりとあり、サスペンションも理想的な作りをしている故に、これほどの乗り心地を実現しているとも言えるでしょう。

観音開きのドアには傘が!

ロールスロイスファントムの面白い部分として、観音開きのドアに仕込まれた傘です。後席のドアは、90度近くまで開くので、乗っている人がスムーズに乗り降りすることができます。

また乗っているオーナーが雨に濡れることがないように、ドアには傘が仕込まれています。しかもこの傘はボディと同色になっているので、小粋なデザインです。もちろん傘が仕込まれていると言っても、運転手が先に降りて、傘をさしてくれるでしょうから、ドアから傘を出す時に雨に濡れるという心配はいりません。

ボタンを押すだけで開閉ができ、またそのドアに傘が仕込まれていることに、高級車としてのこだわりを感じます。

ロールスロイスファントムのパワーユニットと燃費

ロールスロイファントムという高級車のパワーユニットの特徴にも、触れておきましょう。2.6トンという非常に重たい車体を引っ張るのは、6.75LV型12気筒ツインターボエンジンです。レスポンスが良く、高回転まで伸びるパワフルなエンジンは、重たい車体でも軽々と引っ張ります。

ハンドリングもしっかりとしているので、狭いワインディングでもコーナーをクリアすることができるのです。もちろんエクステンデッドホイールベースでは、車重が重い事から、ステアリングを切ってからロールが起こるまでに時間がかかります。

もちろんこの現象は、通常モデルでは抑えられているので、車体の大きさからくる特徴となります。スポーツカーとも張り合えるほどの動力性能を備えているので、ラグジュアリーに乗るには十分過ぎる性能を見せますし、ドライバー自身が運転しても楽しむことができるハンドリングとも言えます。

ロールス素ロイスファントムという使い方からすると、オーナーは後席でくつろいでいるのが、ファントムらしいでしょう。しかし時には、軽快に走りたいこともあるでしょう。その願いにも応えてくれるのが、ファントムのすばらしい点なのです。

これだけの高級車ですので、燃費の面では細かい事を気にする必要はないでしょう。大まかな数値としては、およそ3から4km/Lという数値になります。これだけの車体を軽快に走らせるには、燃費は少し犠牲になる必要があるでしょう。

さすがと言わせる世界一静かな高級車

基本価格が5千万円を超えるので、庶民の車とはいいがたいのが、ロールスロイスファントムです。世界最高級で、最高の内装の車というのも、うなずける内容となっています。

これだけ高くても、セレブから評価され、売れ続けているのは、価格に見合った価値があるからに違いありません。妥協せずに世界で最高級、そして最も静かな車を作るという職人たちの意気込みが、ロールスロイスファントムに詰め込まれているのです。

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