スズキ ランディの概要・特徴紹介
ランディは、2007年からスズキが日産自動車からのOEMを受けて販売している5ナンバーサイズのミニバンです。ベース車は日産セレナ。
スズキの系統としては、実質的にミニバンタイプのエブリイランディの後継車になります。
メカニズム等は基本的にベース車となったセレナと同じで、フロントグリルやエンブレム類、装備の一部に違いがある程度です。
現行の3代目は、2016年から販売がはじまりました。踏み間違い衝突防止アシスト、ふらつき警報、MOD(移動物検知)機能付全方位モニターなどが全車標準装備になっています。
ランディ の基本スペック・燃費
駆動方式 FF
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4690×1695×1865mm
室内寸法(長さ×幅×高さ)3170×1545×1400mm
車両重量 1630kg
最大乗車定員 8名
燃費 15.0km/リットル
最小回転半径 5.5m
総排気量 1997cc
最高出力 150ps(110kW)/6000rpm
最大トルク 20.4kg・m(200N・m)/4400rpm
燃料タンク容量 55リットル
新車価格 2,505,600円
※2019年3月現在
■ランディ の実燃費
e燃費のユーザーからの実燃費報告によると、平均して11km/L程度になっているようです。
ランディ の新車・中古車価格
軽自動車やコンパクトカーが多くを占めるスズキの取り扱い車種の中で、ランディは最も高額な価格帯の車種になっています。
■ランディ グレード別新車価格
スズキ ランディは2020年2月に一部改良を受け、それにともないグレード別新車価格は以下のように変更になっています。
2.0S(FF):2,555,300円
2.0X(FF):2,765,400円
2.0X(4WD):3,014,000円
2.0G(FF):3,154,800円
2.0G(4WD):3,447,400円
※2020年2月現在
ランディの一部仕様変更車の主な特長
安全装備の充実
・BSI(後側方衝突防止支援システム)+BSW(後側方車両検知警報)
斜め後ろの車両と接触する危険を察知した場合、ブザーで警告を発し、ブレーキを制御することで自車をもとの車線内に戻るような力を短時間発生させ、接触を回避するようにドライバーのステアリング操作をアシストします。
・LI(車線逸脱防止支援システム)
車線から逸脱しそうになった場合、ブレーキ制御によって自車をもとの車線内に戻るように力を短時間発生させ、ドライバーのステアリング操作をアシストします。
・RCTA(後退時車両検知警報)
バックの最中、死角から近づいてくる車両を検知して警告音で注意を促します。
・インテリジェント ルームミラー(2.0G)
車両後方をカメラ映像でルームミラーに映し、常にクリアな後方視界を確保。
・アダプティブLEDヘッドライトシステム(2.0G)
ハイビームで走行中に前方の車両を検知した時、ハイビームの状態を保ちながら対向車にライトが当たらないようにコントロールします。
デザインの一新
・エクステリア
フロントバンパー、フロントグリル、リヤバンパー、ヘッドランプの意匠を変更。車体色にマルーンレッドパールメタリックとアズライトブルーパールを新たに採用。(マルーンレッドパールメタリックとアズライトブルーパールは受注生産色)スクラッチシールド加工を全車体色に施しました。
・インテリア
インパネセンターガーニッシュの意匠を変更し、よりスタイリッシュな印象としました。前席とセカンドシートに上質な印象のレザー調のシートクロスを新たに採用。(2.0G)本革巻シフトノブを新たに採用しています。(2.0G)
■ランディの中古車価格
中古車市場におけるランディの中古車価格を調べました。
その中から比較的流通が多いグレードを取り上げてみます。
2.0G (CVT) 9~79万円
2.0S 39~149万円
2.0G 35~155万円
G 218~269万円
※2019年3月現在
中古車であれば比較的安く購入することが可能です。
ランディ のデザイン
ベースとなったセレナ同様に、ミニバンクラスNo.1の広さを誇り大人数でも余裕を持った空間を確保出来るようにデザインされています。
エクステリアとインテリアについて細かくご紹介します。
■エクステリア
ボディカラーはモノトーンカラーのみの設定です。
2代目、3代目はフロントグリルは外側に広がる2本のメッキバーを採用したランディ専用のデザインになっています。
リア部分は、バックドアメッキガーニッシュを車名ロゴなしの専用品が採用されており、車名エンブレムが右下に配置される形になっています。
■インテリア
3列目シートの座席からでも、明るく開放感を感じられるように座面を高めに設定しています。
また2列目シートにはシート内蔵型シートベルトを採用し、ピラー周りをすっきりとさせています。
他にも穴開きタイプのヘッドレストなどを採用し、開放感を作り出しています。
また運転視界を確保するために、広いガラスエリアを採用しスリム化したフロントピラーなどで、右左折時に側方の安全確認をしやすいように配慮されています。
ランディーの口コミ・評価
自動車情報サイトのレスポンスにはランディに関する情報は掲載がなかったものの、
他にネットなどで掲載されていたユーザーからの口コミでは、収納が広い点や運転のしやすさを評価する声がある一方で、大きい車体のせいで小回り不利になっている点などの指摘があるようです。
まとめ
積載能力が高いので、人や荷物を運びたいという人には良い選択肢になると思います。
走りを楽しむための車と言うよりは実用性を重視した車だと言えるでしょう。
中古市場で見た場合は、ベースとなったセレナの同一クラスと比較をしてみるのも面白いかも知れません。
ただ、それほど販売量が多い車ではないため、中古市場での流通も少なめなようですのでご注意を。