カーオーディオを取付けたい人はどんな人?
カーオーディオの持ち込み取り付け対応店を探す人は埼玉、神奈川、大阪、名古屋、広島、福岡と、偏りなく全国的に多い様です。気候や環境に左右される物ではないので、当然と言えば当然ですね。
但し、カーオーディオは「ラジオが聴ければよい」という人から、「車内を最高の環境に整えたい」という人まで様々です。
オートバックスでのカーオーディオの取り付け費用は?
カー用品販売店大手のオートバックスでも、もちろんカーオーディオの取り付けを行っています。オートバックスの公式サイトを見ると料金は下記の様です。
※いずれもオートバックスの店舗で購入した製品の取り付けの場合。
他店(Amazonでのネット通販を含む)
持ち込みでの取り付けの可否については最寄り店舗へご確認下さい。
■オーディオ取付(ヘッドユニットの取り付け・交換のみ)
【目安工賃】5,000円~(税込5,400円~)
【目安時間】60分~
※別途、車種別取付けキットや配線が必要になる場合があるとの事です。
詳細は最寄りの店舗へ問い合わせ下さい。
■スピーカー取付
【目安工賃】4,000円~(税込4,320円~)
※セパレートタイプは8,000円~(税込8,640円~)
【目安時間】60分~
■カスタムオーディオ作業
オートバックスでは、デッドニングやモニター埋め込み等の作業も行っているとの事です。料金や価格はケースにより異なるので、最寄り店舗へお問い合わせ下さい。
【目安工賃】各店舗にお問い合わせ下さい。
【目安時間】各店舗にお問い合わせ下さい。
カーオーディオの取り付け工賃、持ち込みの場合はいくら?
別のショップで買ったオーディオを持ち込む場合、一般的に取付工賃は、取り付けを行うショップで購入した場合の2倍が相場の様です。
オートバックスでは、Amazonで購入したカー用品の取り付けをしていたが…
オートバックスでは、2018年12月までAmazonで購入したカー用品の取り付けを行っていましたが、現在はAmazonで購入した商品を含め、パーツ持ち込みでの取り付け依頼の受付は、各店舗の判断にゆだねている様です。
これからAmazonの通販サイトでカー用品の購入を考えている人は、必ず先に最寄り店舗に確認してから購入した方がいいですね。
"【サービス終了のご案内】
2018年12月25日(火)をもって、当サービスの受付を終了しました。
恐れ入りますが、受付可否を含めて、最寄りのオートバックス店舗までお問い合わせ願います。"
■「ジェームス」でのカーオーディオ取り付け工賃は?
オートバックスの他にも、全国展開しているカー用品店として「ジェームス」があります。しかし、こちらは公式サイトにも各種工賃は掲載されておらず、残念ながら直接、最寄の店舗へ問い合わせるしかない様です。
カーオーディオの取り付け工賃は、結構高い?
カーオーディオの取り付けは、他のカー用品の取り付けに比べてかなり高額になる事が多くあります。カーオーディオを安く買えて喜んでいたら、工賃だけで数万円請求されて、びっくり!
なんて事もありえます。
「これまでにもほかのパーツを取付けてもらったショップから、今回も安いだろう」と安心せず、必ず取り付け作業を依頼する前に、料金を確認しましょう。
カーオーディオの取り付けを自分でしたい!
ショップに任せるのではなく、カーオーディオの取り付けを自分でしてみたいという人もいるかもしれません。
もちろんその方が費用は抑えられますが、特に配線の仕方などは一つ間違えると車両火災につながる恐れもあります。
慎重に作業を行う事はもちろんですが、少しでも不安を感じる場合は無理せず、専門的な知識を持ったプロのいるショップに任せるべきです。
※ここから下は全て作業する人の自己責任になります。記載通りに作業した場合でも、不具合が生じる恐れがあります。その場合でもいかなる責任も負いかねます。
カーオーディオシステムは、主にスピーカー、パワーアンプ、ヘッドユニットの三つの装置で構成されています。今回はこの3つの装置の交換手順を説明していきます。
■スピーカーの交換
理由としては・・交換する事で、「音が変わった」と一番実感できるのがスピーカーであると言われているからです。
ドライバーと「内張りはがし」以外に特別なツールは必要ないので、DIYでカーオーディオを交換しようとしている人は、スピーカーの交換から行うのが良いでしょう。
1.フロントドアのスピーカーを交換するには、まずドアの内張をはがす必要があります。
内張りを留めているネジの位置は車種によって異なるのですが、ドアノブやひじ置き部分に隠されている事が多い様です。
ネジを隠している目隠しを外す際にも、「内張りはがし」は役に立ちますので、是非この機会に用意しておきましょう。
内張りを留めているネジを全て外したら「内張りはがし」を内張りとドアの間に差し込み、てこの原理で、内張りを浮き上がらせていきます。
内張りとドアの間に手が入るだけの隙間が出来たら、内張り全体を上方向へ持ち上げます。すると、上部の引っ掛かっている部分も外れます。
2.内張りをはがす事が出来たら、純正スピーカーを留めているネジを外します。
※固定しているネジを外す際、無くさない様に注意しましょう。
【注意】
ネジではなく、リベットでスピーカーが固定されている場合は、スピーカーを取り外す為のツールとして、電動ドリルとニッパーが必要となります。
リベット留めのスピーカーを外す手順は次の通りです。
1.まずリベットを”切る”必要があります。
電動ドリルでリベットの中央部分を削ります。
2.そして、リベットの頭の部分が削り取れたら、残っている部分をニッパーで処理します。
3.元々ついているスピーカーのケーブルのカプラーを抜きます。カプラーは力任せに引っ張るのではなく、押し込みながら引っ張るのでないと抜けません。注意しましょう。
4.カプラーが抜けたら、純正スピーカーを抜き取ります。
純正スピーカーを抜き取ったら、ドアの鉄板に残っている出っ張り(リベットのねじ込まれていた樹脂製の部分)をニッパーでもぎ取ります。
5.バッフルボードを取付けます。
純正スピーカーと社外スピーカーではネジ穴の位置が違う為、バッフルボード(スピーカーを取付ける土台の様な物)という部品を間に挟む必要があります。スピーカーの付属品のバッフルボードの形状・大きさが合う有場合は、別途購入する必要はありません。
もしもスピーカー付属のバッフルボードが合わない車種の場合(プリウスなど)は、そのメーカー・車種に適合したバッフルボードを購入する必要が生じます。価格は3,000円程度です。
ドアの鉄板の縁(スピーカーを取付ける穴)へスポンジを貼り、バッフルボードをネジ留め、またはボルト留めするのですが、その際、バッフルボードの”溝”に注目して下さい。スピーカーケーブルを通す溝ですので、ここにスピーカーケーブルを通してから、ネジ留めして下さい。スピーカーケーブルを通さないと、作業をやり直す事になります。
6.バッフルボードへスピーカーを取付けます。
バッフルボードの穴の縁にも、スポンジを貼り、スピーカーをバッフルボードへネジ留めします。
7.スピーカーの表面の縁にもスポンジを貼ります。
8.内張りを戻して、作業完了です。
■パワーアンプの取り付け
音はケーブルの中を信号として流れます。この信号を増幅する役割を持ったアンプを『パワーアンプ』と呼んでいます。
パワーアンプの電源は、エンジンルーム内のバッテリーから直接引っ張ってくる事になります。これを"バッ直"と呼びます。
エンジンルームから車内への配線引き入れるための穴があり「配線通し」を使い電源ケーブルを通すのですが、この穴はゴムグロメットがはまっているので、運転席の又は助手席の足元にもぐって手で探れば見つかるはずです。
※車種によって位置は若干、異なります。
パワーアンプとバッテリーをただ繋いだだけだと、常に電気が流れる事になってしまう為、電源の供給をON/OFFする為、ヘッドユニットとRCAケーブルで接続します。
【注意】
車のボディにパワーアンプのマイナス端子からグランドケーブルをつなぐ必要がありますが、ボディの鉄板部分が塗装されている場合は、先ずヤスリをかけて金属部分を露出させる必要があります。忘れないようにしましょう。
パワーアンプの置き場所は?
大型のパワーアンプはトランクルーム/ラゲッジスペースに設置するよりないですが、小型のパワーアンプなら、運転席のシート下に設置するのが一般的な様です。
『スピーカーコード』でパワーアンプとスピーカーを接続します。
■ヘッドユニットの交換
パワーアンプとスピーカーをつないだ後、最後に、カーオーディオシステムを操作する為の装置である『ヘッドユニット(メインユニット、または本体と呼ばれる事もある)』を交換しましょう。
ヘッドユニットには主に1DINタイプと2DINタイプがあります。
間違える人はいないかもしれませんが、当然、1DINタイプ用のスペース(幅180mm×高さ50mm)に、2DINタイプのヘッドユニット(幅180mm×高さ100mm)は、入らないので確認してから購入しましょう。
作業手順
1.純正ヘッドユニットを固定しているねじを外し、ユニットを手前に引き出します。ネジは、グローブボックスを開けて右側を見るとヘッドユニットを留めているネジが見えると思います。
2.純正ヘッドユニットを外したら、ケーブル類を取り外します。
3.社外品ヘッドユニットへ『ハーネス』を間に挟んで『RCAオーディオコード』、『システムリモートコントロールコード』、『バスブーストコントロールケーブル』を接続します。作業の為に必要がある場合は、コンソールを取り外します。
※取り外し方は車種によって全く異なりますが、ここでも「内張りはがし」は役に立ちます。
4.新しいヘッドユニットとケーブル類を接続してからヘッドユニットを固定します。
※作業する際は傷を付けたり無理に力を加えない様に気を付けましょう。
尚、車にナビが標準装備で取り付けられていて取り外す事が出来ない車種の場合は、ダッシュボードやグローブボックスを加工してもらってスペースを造り、1DINのヘッドユニットを取付ける人もいる様です。
【その他】
ヘッドセット自体が金属で、それを金属製のステーで車両に固定されていますので、アース線はつながなくても音は出ます。
しかしオーディオのハーネスから伸びている先端がクワガタの様な形のケーブル(アース線)を車両の金属部分に一緒に留める(共締めする)事で、より確実にアースを取る事が出来ます。
■おすすめツール『エーモン 内張りはがし プラスチック製ソフトタイプ』
・価格 670円
・全長 約210mm
・ソフトタイプでコンソールパネルを傷つけることなく作業できます。
まとめ
カーオーディオの世界は、とても深淵で、魅力的な世界です。とてもその魅力を語り切る事は出来ません。一人でも多くのユーザーが、良きカーショップ、良きカーオーディオの師と出会える事を願っています。