道の駅 もてぎとは?
もてぎのゆず塩らーめん(道の駅 もてぎ/栃木県芳賀郡茂木町)
道の駅 もてぎとは、栃木県芳賀郡茂木町(はがぐんもてぎまち)に位置する道の駅です。栃木県は質の高い農産物で知られており、道の駅 もてぎでも農産物を使ったグルメが人気を集めています。
加えて、SL真岡鐡道(もおかてつどう)が近くを走っているため、美しい自然と合わせて見ごたえのある眺望が楽しめます。さらに、見て体験して楽しめるモニュメントや展示施設もあり、空いた時間を有効に活用できるでしょう。道の駅 もてぎは休日のお出かけ先に最適の場所です。
アクセスは、自動車で行く場合なら北関東自動車道真岡I.C.から行けば約40分と最も近いです。その他、常磐自動車道からは水戸I.C.が最寄りの降り口となり、約50分かかります。ちょうど北関東自動車道と常磐自動車道の中間に位置するため、周遊旅行の中に組み込みやすい立地条件です。
公共交通機関で行く場合の交通手段は大きく分けて2つあります。その1つは鉄道路線を使う方法で、真岡鐵道「茂木駅」から徒歩12分の距離です。ただ、真岡鐵道はSLを使用した特別路線であり、基本的には土日祝日のみ運行します。
▽真岡鐡道 運行日▽
公共交通機関を使うもう1つの方法は、バスを使う方法です。ジェイアールバス関東
「笠間道」停留所から徒歩2分と近い距離にあり、便利です。バス路線を利用する際には以下の時刻表を参照してください。
▽ジェイアールバス関東 時刻表▽
近隣の大都市には県庁所在地である宇都宮があり、宇都宮から道の駅 もてぎに行くためには自動車なら国道123号線沿いを1時間ほど運転すれば着きます。
宇都宮から公共交通機関を乗り継いで行くためにはJR線を乗り継いで下館(しもだて)駅まで行き、下館駅から真岡鐵道に乗らなければいけません。この方法は全行程で3時間弱かかるうえ、真岡鐵道の運行日しか使えないため注意が必要です。
以上のアクセスルートから考えると、道の駅 もてぎに行くための交通手段では自動車がおすすめです。公共交通機関の便数は多いとは言えないため、待ち時間が長くなるかもしれません。その点、自動車なら都合に合わせて近隣の観光スポットも効率的に周れます。
道の駅 もてぎの基本情報
道の駅 もてぎでは「レストラン桔梗」ならびに「十石屋」で食事をとることができ、「バウム工房 ゆずの木」ならびに「手づくりアイスクリーム・富次郎」で軽食およびデザートを食べられます。また、「けやき(欅)」でおみやげを購入できます。
その他、真岡鐡道の撮影スポット、防災設備展示スペースである「防災館」、日本画家・古田土 雅堂(こだと がどう)の居宅であった「旧古田土雅堂邸」など見て楽しめる場所も存在し、訪れた人を飽きさせません。
アクセス情報
道の駅 もてぎ内の施設の営業時間はそれぞれ異なっており、19:00には全ての施設が営業終了します。詳しい営業時間は、以下の通りです。
●野菜直売所 8:00(お盆のみ7:30〜)〜17:00
●防災館 9:00〜17:00
●バウム工房 ゆずの木
カフェ 9:00~18:00(冬季は~17:00)
ショップ 9:00(GW・お盆のみ8:30~)~18:30(冬季は~17:30)
観光案内窓口 9:00~19:00(冬季は~18:00)
●おみやげ けやき(欅)・十石屋 9:00~19:00(十石屋LOは閉店30分前)
(※冬季は両施設とも9:00~18:00、※GW・お盆中けやきは8:30~)
●レストラン桔梗 10:00〜16:00
●手づくりアイスクリーム・富次郎 9:30〜18:00
(※GW・お盆はアイスのみ9:00~、※冬季は9:30~17:00、※土日祝は営業時間30分延長)
全体の定休日は第1火曜日および第3火曜日ですが、おみやげ屋の「けやき」および「十石屋」は営業しています。また、8月は全施設無休で営業を行います。その他、イベントなどで休みが不定期になる場合があるため、事前にオフィシャルHPから休館日をチェックしてください。
▽道の駅 もてぎ▽
道の駅 もてぎのおすすめポイント
道の駅 もてぎの中の施設で以下の場所が特におすすめです。
■① 鉄道好きにはたまらない!SL鑑賞が間近で出来る!
SL(蒸気機関車)は鉄道マニアにとってたまらない存在です。もしあなたがSL好きなら、真岡鐡道の走る時刻を見計らって道の駅 もてぎを訪れましょう。道の駅 もてぎは真岡鐡道の路線がすぐ近くを走っており、SLの走る姿を間近で見物できます。真岡鐡道は土日祝日しか走っていないため、前述の日程表を参照して運行日を確認してください。SLは道の駅 もてぎを12:00頃と14:30頃の2回通過し、前者は下り、後者は上り路線としてそれぞれ違う姿を楽しめます。
もしも時間が合えば、SLを見物しながら昼食をとってはいかがでしょうか。道の駅 もてぎの中のレストラン桔梗(ききょう)では、店内からSLの姿を見物できます。レストランのおいしい食事に旅情が加わってさらにおいしくなること請け合いです。
■② いちご王国栃木ならでは「とちおとめミルクアイス」
栃木といえばいちごを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。その期待を裏切らず、茂木町でもいちごは特産品であり、道の駅 もてぎでは「とちおとめ」をふんだんに使ったアイスクリームが販売されています。ミルクの甘みにとちおとめのほどよい酸味が加わり、アイス好き納得の味です。唯一の難点は12月~5月だけの販売で、暑い盛りに食べられないことでしょうか。夏に訪れた際は、これまた評判を呼んでいる「まるごとブルーベリー」アイスもおすすめです。
■③ ラーメン好きなら必ず食べてほしい「もてぎのゆず塩ら〜めん」
「もてぎのゆず塩ら~めん」はラーメン好きなら一度は食べてほしい味です。道の駅内の施設「十石屋」で提供されているこのラーメンはチキンベースで、野菜が多く使われているためヘルシーです。茂木産のゆずで全体の味つけがまとめあげられており、そのさわやかさはラーメンの固定観念を打ち砕いてくれるでしょう。おみやげとして販売しているゆずポン酢を買えば、自宅でも即席ゆず塩ら~めんが楽しめます。
■④ 焼きたてバームクーヘンが食べられる「バウム工房ゆずの木」
道の駅 もてぎ内の施設「バウム工房ゆずの木」では、特製の焼きたてバームクーヘンが販売されています。茂木産の米粉を使っている点で特徴的なこのバームクーヘンは、どっしりした食べ応えと軽やかな後味で人気を呼んでいます。スタンダードなバームクーヘンの他に、地元名産のいちごをトッピングしたものやアイスクリームを混ぜたものなど独創的なバウムもあり飽きさせません。カフェスペースも併設されており、「バウムインおとめパフェ」などその他のスイーツも捨てがたい味です。
道の駅もてぎでお土産を買うなら?
●かぼちゃドーナツ
茂木町の特産品ではゆずが代表的ですが、かぼちゃも名産物の一つです。道の駅 もてぎで販売されているかぼちゃドーナツは地元のかぼちゃをふんだんに使った名物スイーツです。甘さも控えめなので、甘党でない人もおいしくいただけるでしょう。道の駅 もてぎがオープンした時から販売されているオリジナル商品なので、栃木らしいおみやが欲しい方にもおすすめできます。和スイーツが好きな方は「かぼちゃまんじゅう」もおすすめです。
●もてぎジンジャーシロップ
もてぎジンジャーシロップはショウガに地元名産のゆず果汁を使用して仕上げた、フルーティなシロップです。ショウガは健康増進に役立つ野菜で、温めて飲めば体温を上げ、冷やして飲めば体温を下げる効能があります。そのため、ショウガを食べていれば一年を通して快適に過ごせます。紅茶など飲み物に混ぜる他、パンに塗って食べるなど多彩な使い方があり、活用方法に事欠きません。唯一の難点は美味しすぎてすぐに無くなってしまうことでしょうか。
●ゆずポン酢
名産のゆずの香り高い人気のおみやげです。20%以上と高い割合でゆず果汁が含まれており、しかも皮ごと絞られているために深い味をたたえています。茂木町名産のゆずポン酢と合わせて食べれば、お刺身も鍋物も全く別の料理のように別の味わいが生まれます。市販の塩ラーメンにトッピングすれば簡単にゆず塩ラーメンを作れるため、自宅でもチャレンジしたい方は必ず買って帰ってください。
●タイヤカスさきいか
茂木町には「ツインリンクもてぎ」という国際サーキット場があり、毎年モーターレースが行われています。レースファンにとっては茂木はレースの町であり、そんな茂木ならではなのおみやげが「タイヤカスさきいか」です。このおみやげはお酒のつまみのさきいかをイカスミで黒く着色したもので、レースの最中に出るタイヤの切れ端を模しています。その完成度は高く、実際のタイヤカスと見間違えそうなほどです。面白いおみやげを探している方、辛党の方はぜひ買い求めてください。
道の駅 もてぎの周辺スポット
●ツインリンクもてぎ
ツインリンクもてぎは国際レースが開かれることもある有名なサーキット場です。敷地内にはサーキット以外の施設も併設されており、モータースポーツに興味のない人も楽しめます。例えば、アスレチック場や巨大迷路など子どもに大人気のアトラクションがある他、キャンプ場や各種体験プログラムも充実しており飽きさせません。もちろん、もしあなたにバイクへの興味があるなら、さらに楽しめる場所になります。展示館「ホンダコレクションホール」では歴代のホンダの名車が陳列されており、その機能美を間近で味わえます。
▽ツインリンクもてぎ▽
●SLキューロク館
真岡鐡道の真岡(もおか)駅近くで開館しているSLの博物館です。真岡鐡道の歴史は1921(明治43)年までさかのぼることができ、真岡駅は真岡鐡道開通時から存在する由緒ある駅でした。SLキューロク館では実際に使用されていた機関車が展示されており、中に乗り込んで細部を見学できます。さらにすごい所は機関車が動態保存されている点で、土日祝日に1日3回実際に敷地内で運行させています。道の駅 もてぎとはまた違った機関車の迫力が味わえるため、鉄道ファンの方はぜひ訪れてみてください。
▽SLキューロク館▽
●やまに大塚陶芸教室
益子町(ましこまち)は焼き物が伝統産業として全国的に有名で、益子焼として親しまれています。やまに大塚陶芸教室はそんな益子町にお店を開く陶芸教室で、プロの陶芸家に教えてもらえるため安心して陶芸体験が楽しめます。ろくろや手びねり、絵付けと多様なプログラムが用意されているため、ついつい時間を忘れてのめりこんでしまうでしょう。
真岡鐡道益子駅が最寄りの駅なので、自動車を使わない旅でもアクセスしやすいです。
▽やまに大塚陶芸教室▽
●道の駅 はが
道の駅 はがは道の駅 もてぎから車で20分ほどの距離に存在します。敷地内にはレストランやアイスクリーム工房、ベーカリーがありグルメを楽しめます。人気の限定おみやげは特産の梨またはいちごを使ったお菓子「おもて梨」と「いちご一会」で、味もさることながらネーミングもすばらしくプレゼントに最適です。
天然温泉施設も併設されているため、一日の疲れを癒す目的でも立ち寄ってみてください。
▽道の駅 はが▽
まとめ
道の駅は旅の途中で立ち寄る場所と言う印象があり、道の駅自体が旅の目的地となる場合はそれほど無いかもしれません。その点、道の駅 もてぎは楽しめる要素がたくさんあり、旅の目的地としての役目を十分に果たしてくれます。
実際に訪れた時には、本記事でお伝えした以上の驚きがあなたを待っていることでしょう。食べ物など一度では味わいきれない魅力も多くあるため、ぜひ繰り返し遊びに行ってみてください。