マクラーレン新型スーパーカーGTが登場!カシミア素材がオプションで追加!?
マクラーレンオートモーティブは5月15日、新型スーパーカーのマクラーレン『GT』(McLaren GT)を発表しました。
■マクラーレンGTとは
マクラーレンGTは、既存のマクラーレン「スポーツシリーズ」と「スーパーシリーズ」に並ぶ位置づけとなります。
グランドツーリングセグメントのあり方を、再定義することを目指して開発されました。
マクラーレンGTは、総額およそ12億ポンドを投資する「Track25」ビジネスプランにおいて、第4のニューモデルとなります。
マクラーレンのハイパーカー、『スピードテール』と同じDNAを持つグランドツアラーです。
マクラーレンGTは、カーボンファイバー構造を核とし、重量は1530kg。
マクラーレンオートモーティブによると、最も重い競合モデルよりも200kg以上の軽量化に成功したとのこと。
カーボンファイバー製コア構造に、高い強度を持たせたことにより、ガラス張りのCピラーとリアクォーターウインドウをデザインに組み込むことが可能に。
後方の視界が広くなったことで、広いキャビンにより多くの光が射し込む設計としています。
■全長はマクラーレンの他のどのモデルよりも長い
マクラーレンGTのデザインの特長が、フロントの「ハンマーヘッドライン」。
リアには、ボディーと一体化した固定式のリアウィング、大型ディフューザー、存在感のあるエグゾーストテールパイプを採用。
マクラーレンオートモーティブによると、スーパーカーの性能を備えたグランドツアラーと主張するデザインを目指したとのこと。
ボディサイズは全長4683mm、全幅2045mm、全高1213mm、ホイールベース2675mm。全長はマクラーレンのスポーツシリーズ、スーパーシリーズのどのモデルよりも長く、フロントとリアのオーバーハングも、従来のマクラーレン車よりも長くなっています。
■0-100km/h加速3.2秒、最高速326km/h
ミッドシップには、「M840TE」型4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。このエンジンは最大出力620ps/7500rpm、最大トルク64.2kgm/5500~6500rpmを発生する。3000~7250rpmの幅広い領域において、トルクの95%を引き出す特性だ。
この新しいエンジンに、7速SSGトランスミッションを組み合わせた。動力性能は0~100km/h加速が3.2秒、最高速が326km/h。燃料タンク容量は72リットルで、マクラーレンオートモーティブによると、燃料満タン状態で、666km走行できるという。
■量産車世界初のカシミア内装が選択可能
また、インテリアには、ナッパレザーのトリムを標準装備。仕様に応じて、上質なソフトグレインレザーかアルカンターラが選択可能です。2019年末ごろには、カシミアもオプションに追加される予定だ。カシミア素材が量産車に使用されるのは、世界初なんだとか。
エンジンの高さを低くし、エグソーストの位置に工夫を加えることによって、ラゲッジスペースの容量、形状、使いやすさを追求。ゴルフバッグまたは185cmのスキー板2セットとブーツ、手荷物が積載可能。フロントにも150リットルの収納スペースがあるため、収容容量は合計で570リットルに。全体がガラス張りのテールゲートの下に、420リットルの収容スペースを配置。テールゲートにはソフトクローズ機能が標準装備されており、オプションで電動式に変えることも可能です。