南あわじ市の地域活性の拠点となる道の駅
道の駅福良は、もともと兵庫県南あわじ市にある福良港港湾施設である南あわじ市ふるさと活性化センターにあった、通称うずしおドーム・なないろ館という名の建物を2013年4月1日に道の駅福良としてオープンしました。
さらに2015年1月には、国が地域活性の拠点を形成する重要な施設という位置づけで選ぶ、重点道の駅候補に選定されたという経緯を持っています。
そのため、なないろ館および淡路人形座周辺が、いわゆる道の駅福良になることから、広大な敷地に多数の施設があるのが特徴です。
国道28号線の最南端に位置しており、福良湾の絶景が楽しめる道の駅です。
住所:兵庫県南あわじ市福良甲1528番地1地先
営業時間:午前9時~午後5時(年中無休)
駐車場・屋外トイレ・公衆電話は24時間利用可能です。
■アクセス情報
道の駅福良の充実すぎる施設とレジャー
道の駅福良は、南あわじ市を活性化するための拠点となる場所に選ばれたことから、ここに来れば南あわじ市でのレジャーのすべてが体験できると言っても過言ではありません。
その証拠に、道の駅とは思えない4階建ての非常に立派な建物になっており、もはやこれまでの道の駅のイメージが大きく変わること間違いなしです。
館内の1階部分には、道の駅ならではのお土産物を売るお土産屋や休憩スペースがありますが、海に近いところにうずしおクルーズの乗船場があります。
ここからうずしおクルーズに乗船できますので、鳴門のうずしおの迫力を間近に見ることができます。
また、同じく1階にはテナントエリアとして小さめの食堂もありますので、短時間の滞在で立ち寄りたいという人は、1階で道の駅の雰囲気を十分堪能できるでしょう。
とはいえ、2階は全フロアがレストランになっているため、時間があるなら広いレストランで食事をするのがおすすめです。
3階はベランダと多目的ホール、4階は福良湾を一望できる展望台が作られていますので、まさに南あわじを満喫する観光拠点としての役割を存分に果たしている、異色とも言える道の駅となっています。
道の駅福良では港町ならではの災害対策も
クルーズ船に乗ってうずしおを間近に見ることができ、晴れた日には美しい海を眺めながら1日楽しく過ごせる道の駅福良ですが、一度海が荒れたり、地震によって津波が起こったりすると被害は甚大です。
そのため、道の駅福良には福浦港における津波対策ステーションが設けられており、排水機場を設けて津波に対する備えをしています。
すぐそばにお土産物を販売する店がありながら、こうした災害に対する備えも併せ持っているという点で、もしものときには住民の避難場所としての役割も果たすであろうことは明らかです。
災害対策をしっかりとしているとわかれば、充実した施設で安心して遊べるというもので、こうした災害対策が備わっているところも道の駅福良の特徴となっています。
充実設備で1日遊べる
道の駅福良には、渦のゆと名付けた足湯施設があり、寒い時期は足湯で温まることができます。
福浦港から出向していく船を見ながら足湯が楽しめる、抜群のロケーションに作られていますので、美しい景色を眺めながら足湯を堪能するのがおすすめです。
足湯のバリエーションが豊富なところも面白く、うずしおをイメージしたお湯が渦を巻いているうずしお足浴に、蛸をはじめとする漁業が盛んな福浦港だけに、たこ壺型のユニークな足湯・たこ壷足浴もあります。
さらに対面足浴に片面足浴、手を温める手浴などもあり、足湯もこれだけあるとかなり楽しめることウケアイです。
さらに休憩テラスは更衣室まであって、利用料は無料と来れば、利用しないのはもったいないと言えるでしょう。
また、重要無形民俗文化財に指定されている淡路人形浄瑠璃の劇場、淡路人形座があり、普段なかなか触れる機会がない重要無形民俗文化財に親しめるのも、道の駅福良ならではの魅力です。
最上階4階にある展望台から見渡す福良湾の絶景もまた、訪れたなら絶対に見ておきたいところで、日常を忘れて貴重な時間を過ごせることでしょう。
お土産物も充実
1階には地元淡路で採れた農産物と福良湾で水揚げされた魚介などが新鮮なまま並び、これらを目当てに買い物に訪れる地元の人も多くいます。
加工品も充実していますので、お土産選びにも最適です。
屋外にもいくつかの店舗が店を構えていますので、潮風に吹かれながらぶらぶらと見て回る買い物も楽しいひとときとなるでしょう。
道の駅福良は、一般的なイメージの道の駅とはかなり異なる特徴を持つ、アミューズメントに地域活性、さらには防災といった複数の要素を兼ね備えた上で、たっぷりと楽しませてくれる道の駅となっています。