目次へ戻る

スバルのレオーネとはどういう車だったのか?現在の中古車価格相場も紹介!

スバルのレオーネとはどういう車だったのか?現在の中古車価格相場も紹介!

平成生まれの人だったとしてもレオーネという車の名前を聞いたことがあるかもしれません。今でもそのいぶし銀のような存在感を見せるスバルのレオーネとは、どういう車だったのかについて誕生の経緯やモデルを取り上げて紹介します。また、レオーネの中古車の価格相場もチェックしてみましょう。


レオーネとは?

そもそもレオーネとはどこのメーカーなのか、といったように初めてその名を聞く方もいることでしょう。

ここではレオーネとはどういう車であったのかを説明します。

レオーネとはスバルが過去に生産・販売していた自動車

レオーネはスバル(当時の富士重工業)が過去に生産・販売していた自動車の1つです。

初代モデルの販売が始まったのは今から48年前の1971年で、その後2001年になるまでレオーネの名前がついたモデルがスバルのラインナップに載ることとなります。

車名の「レオーネ (LEONE) 」とはイタリア語で雄ライオンの意味で転じて「勇者」を表すことから。

初代レオーネは実質的に、ff-1 1300Gシリーズを継承する形で登場しました。

レオーネがラインナップに載るようになってから段階的にff-1 1300Gシリーズがスバルのカタログラインナップから姿を消していき、レオーネの登場から1年後の1972年には完全に車種の世代交代が完了することとなったのです。

市場のニーズを狙った作り

上記で説明した通りレオーネはff−1シリーズの後継モデルにあたる車です。

しかし、ff-1シリーズと比べて、レオーネは市場のニーズを汲み取って作られたモデルとして知られています。

ff-1シリーズの車たちは技術至上主義・理想主義的と考えられていたようで、そのことを踏まえてレオーネでは市場のニーズつまりはユーザーが求めているものを提供することが考えられたモデルになています。

市場のニーズを狙った部分の中で特に印象的なものとしては、ボディのロングノーズ化やショートデッキ化、そしてブレーキのアウトボード化などが挙げられます。

ロングノーズ・ショートデッキ化は当時のトレンドであると同時に、1968年から技術提携を結んでいた日産の影響も受けています。

初代レオーネではそれまで富士重工が取り組んできたことの1つであるサッシュレスドアが採用されています。

この点はレオーネそしてその他のスバル車にも採用され、しばらくの間、スバル車の特徴の1つとなりました。

レオーネのモデルラインナップ

1971年から2001年にかけてスバルのカタログラインナップに載っていたレオーネは、モデル数にして5代目まで続いたロングヒットモデルとなりました。ここではそれぞれのモデルについて、ボディタイプやエンジンなどのポイントを端的に紹介します。

初代レオーネ

初代レオーネの発売当初はクーペモデルのみが販売されていました。その後、1972年には2ドアセダンと4ドアセダン、そして商用車バンのエステートモデルがラインナップに追加されています。
エンジンは1.4Lの水平対向4気筒OHVが採用されました。1972年には排気量1.1Lエンジンモデルも追加されています。
商用車バンのエステートバンにはスバル初となる4WDモデルが登場しました。

2代目レオーネ

1979年から1984年にかけて2代目レオーネが生産・販売されていました。ボディタイプは6ライト4ドアセダン、オペラウインドウ付き2ドアハードトップ、エステートバン、3ドアハッチバックといったラインナップというような感じです。

採用されたエンジンは様々で、排気量1.6Lモデルや1.8Lモデル、そして1.3Lモデルが用意されていました。1.6Lモデルにはツインキャブモデルも用意され、1.8Lエンジンは4WDモデル限定、1.3Lは廉価モデル限定、という感じで幅広いユーザーを意識していたことがわかります。

1981年にはマイナーチェンジがなされています。このマイナーチェンジでは4ドアセダンの1.8Lモデルとハードトップモデルの灯火類やフロントグリルのデザイン、ならびにリアコンビランプのデザインが変更されました。

1982年には日本初となる水平対向エンジンと4WDならびにターボの組み合わせを持つグレードが、セダンとツーリングワゴンモデルに用意されました。

3代目レオーネ

3代目レオーネは1984年に発売されました。別名、オールニューレオーネです。まず4ドアセダンタイプがラインナップされ、その3ヶ月後に人気を博したツーリングワゴンが追加、そして翌年に3ドアクーペも追加されます。ボディサイズは先代より大型化されると同時に、市場の流行に合わせてデザインに仕上げられています。

3代目レオーネはスバルの自社生産による最後のモデルのレオーネです。1989年に後継車種としてレガシイがラインナップに登場し、段階的にレオーネのグレードは販売終了となり、最後まで販売されていたエステートバンも1994年に販売終了となりました。

4代目・5代目レオーネ

4代目レオーネ(1994-99年)と5代目レオーネ(1999-01年)はどちらも日産自動車からのOEM供給という形で販売されていました。

4代目レオーネにあたるレオーネバンはY10型ADを、そして5代目レオーネはY10型ADがモデルチェンジしたY11型をベースとしています。

5代目レオーネはレオーネ誕生からちょうど30年にあたる2001年にその販売を終了することとなります。

レオーネの中古車市場価格

新型車ラインナップから姿を消していても、中古車市場にはまだまだあるはず、ということでここではレオーネの中古車市場価格を紹介します。

レオーネの中古車は少ない

インターネットの中古車紹介サイトをいくつか調べたところ、モデルを問わず2台しか見つけることができませんでした。

1台は1971年式の初代レオーネで、エンジンは1.4Lモデル、走行距離2.6万kmで、価格はASK、つまりその販売店舗に価格を直接問い合わせる必要があるということです。

稀少性の高い車やビンテージ車種の場合、ASK表記されることが多々あります。

もう1台が1997年式のレオーネ エステートバンです。

上述したモデル解説とこの車両の年式を見てもわかるように、これはOEM生産されたレオーネになります。排気量1.5Lの2WDモデルでMT仕様、走行距離12万kmで本体価格16万の支払総額39万円です(車検整備付き)。

※2019年6月現在の情報です

この他、オークションやフリマアプリなどでも中古車情報を調べてみましたが、中古車のレオーネを見つけることはできませんでした。

ただし、中古部品はちらほら出品されていましたので、車体を見つけるよりも部品を探すほうが容易であるとわかります。

それでもレオーネに乗りたいとお考えの方は、レオーネオーナー界隈などで情報収集されると良いかもしれません。

ラリーに投入される

実は、スバルのレガシィが登場するまで、レオーネはスバルのラリー参戦にあたってベース車両として使われていました。

2代目レオーネと3代目レオーネはサファリラリーに実践導入されていて、特に1980年にサファリラリー(つまり当時のWRC)に参加した2代目レオーネはWRC初となる4WD車両なのです。ラリーへの参加を通じてスバルの4WDシステムは成長することとなります。

まとめ

今回はスバルが富士重工の頃から生産・販売していた車種の1つであるレオーネについて、その誕生背景や各モデルの特長などを紹介しました。スバルが販売してきた市販車の中で初めて4WD仕様が展開されたモデル、それがレオーネです。

4WD仕様のレオーネでWRCに参加した実績もあるなど、4WDのスバルとして周知させるために大きな役割を果たした車種であったと言えるでしょう。

関連するキーワード


スバル 車種情報 レオーネ

関連する投稿


【7月25日発売】スバル 新型軽トールワゴン シフォンを発売

【7月25日発売】スバル 新型軽トールワゴン シフォンを発売

スバルは、新型軽トールワゴン『シフォン』を7月25日に発売すると発表しました。 新型シフォンは、日常での使い勝手の良さと安全性能を追求した軽乗用車です。開放感のある広い室内と、「ミラクルオープンドア」をはじめとする便利な機能・装備を採用しています。


【2019年】人気!おすすめしたい現行SUV12選

【2019年】人気!おすすめしたい現行SUV12選

日本でも世界でも人気のSUV!今回は今人気・オススメしたいSUVを12種類紹介します。新車の購入を検討している方や、現行車のSUVを中古で購入したいと考えている方にオススメの内容です。燃費、価格、特徴をまとめたほか、合わせてSUVを選ぶ時のポイントもいくつか紹介します。


スバル・シフォンの概要や歴史・歴代モデル|燃費や中古価格ほか

スバル・シフォンの概要や歴史・歴代モデル|燃費や中古価格ほか

2019年5月31日に生産終了した軽四「スバル・シフォン」。このシフォンに関する歴史や燃費・中古価格などをまとめていきます。購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。


スバル サンバーの燃費、基本スペック、評価一覧|中古価格の相場

スバル サンバーの燃費、基本スペック、評価一覧|中古価格の相場

今日も日本中でたくさんの軽商用車が仕事で活躍しているわけですが、その中でもスバルのサンバーは「農道のポルシェ」との呼び声も高い名車として知られています。今回は生産終了後も人気の高いサンバーの燃費や性能を紹介していきます。これからサンバーの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。


スバルのSUV アセント2020年型米国市場に登場!

スバルのSUV アセント2020年型米国市場に登場!

SUBARU(スバル)の米国部門は、スバル『アセント』(SUBARU ASCENT)の2020年モデルを今夏、米国市場で発売することを発表しました。アセント2020年モデルはいったいどのような進化を遂げているのでしょうか。


最新の投稿


アストンマーティン ヴァルキリー最新プロトタイプ発表

アストンマーティン ヴァルキリー最新プロトタイプ発表

アストンマーティンは、開発中の新型ハイパーカー『ヴァルキリー』(Aston Martin Valkyrie)の最新プロトタイプ車を、英国で発表しました。


解放感はピカイチ! オープンタイプのメルセデス・ベンツSLKって?

解放感はピカイチ! オープンタイプのメルセデス・ベンツSLKって?

メルセデス・ベンツSLKは、1996年の初代より2016年の三代目まで生産がなされました。メルセデス・ベンツの2シーターのライトウェイトスポーツカーの位置づけで生産され、発売初年度は生産が追い付かないという人気を誇りました。R170・R171・R172の変遷も見てみましょう。


スカイライン ハイブリッドで優雅に走ろう┃概要やグレード別スペック燃費など一覧

スカイライン ハイブリッドで優雅に走ろう┃概要やグレード別スペック燃費など一覧

スカイライン ハイブリッドは静かなモーター走行とダイナミックに走るV6エンジンが特徴のハイブリッドカーです。その優れた走行性能は走り出した時から感じることができるでしょう。それではスカイライン ハイブリッドについて見ていきます。


クラウンアスリートハイブリッドの魅力とは┃歴史やスペック、燃費等まとめ

クラウンアスリートハイブリッドの魅力とは┃歴史やスペック、燃費等まとめ

クラウンアスリートのハイブリッドモデル「クラウンアスリートハイブリッド」 の燃費をガソリン車とハイブリッド車の比較でお伝えします。高級車の代表格である同車のステータス性や乗り心地、採用されている装備を考えると比較的お手頃とも言える価格や、スペック、魅力も併せて紹介していきます。


三菱の人気車種 デリカ D:5 を再考!現行モデルのスペックや特別仕様車の紹介も

三菱の人気車種 デリカ D:5 を再考!現行モデルのスペックや特別仕様車の紹介も

恐竜の骨格を思わせるリブボーンフレームの採用による最高の衝突安全性能を誇り、高い居住性とSUV的走破性も併せ持つ、三菱が誇るオールラウンダーミニバンがデリカD:5です。発売から10年以上を経てなお三菱をけん引し続ける人気車種の実像に迫ります。