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走りも使い勝手もいいスバル レヴォーグ!でも、燃費ってどうなの?

走りも使い勝手もいいスバル レヴォーグ!でも、燃費ってどうなの?

2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、専門家からの評価は高いスバル レヴォーグ。でも、普段の足として使うのであれば、やはり燃費性能が大事ですよね。ガソリン価格が高騰している今、レヴォーグの燃費を徹底チェックしていきましょう!

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⏳この記事は約3~4分で読めます。


スバル レヴォーグってどんなクルマ?

《画像提供:Response 》スバル レヴォーグ

初代スバル レヴォーグは、2014年6月に発売されました。当時のスバルは北米市場を意識して、かつて人気だったレガシィ ワゴンのボディサイズを大きくした事で、日本での使い勝手が悪くなり客離れをおこしていました。そこで、日本の道路状況にマッチしたボディサイズを持つスポーツワゴンとして開発されたのが、レヴォーグです。

2代目の現行型レヴォーグは、2020年10月に登場しました。注目は、運転支援システム「アイサイトX」。準天頂衛星「みちびき」からの情報も用いた高精度のルート案内や、高速道路での“渋滞時ハンズオフアシスト”、料金所での“料金所前速度制御”が追加されるなど、従来型のアイサイトに比べて大幅に進化しています。

エンジンは新開発された1.8リットル直噴ターボ “DIT”エンジンを搭載し、リニアトロニックCVTとの組み合わせでパフォーマンスと燃費性能の両立を目指しました。

2021年11月には、新開発2.4リットル直噴ターボ “DIT”エンジンを搭載した、ハイパフォーマンスグレード「STI スポーツ R」を追加し、スポーツワゴンとしての存在感を確固たるものにしました。

【スバル レヴォーグ GT-H EX】スペック表
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,755mm×1,795mm×1,500mm
ホイールベース2,670mm
最大乗車定員5名
車両重量1,570kg
燃費WLTCモード:13.6km/L
エンジン種類水平対向4気筒ガソリンターボ 1,795cc
エンジン最高出力130kW(177ps)/5,200-5,600rpm
エンジン最大トルク300N・m(30.6kgf・m)/1,600-3,600rpm
駆動方式全輪駆動(AWD)
トランスミッションリニアトロニック(マニュアルモード付) 前進無段 後退1速
新車価格3,370,000円(消費税抜)
(2022年4月現在 スバル公式サイトより)

レヴォーグの燃費性能は?

《画像提供:Response 》2.4リットルボクサー直噴ターボ DIT

レヴォーグには、1.8リットル直噴ターボと、2.4リットル直噴ターボ 2種類のエンジンが搭載されています。それぞれ、メーカー発表の燃費性能は以下になります。

・1.8リットル直噴ターボ 177ps/300N・m WLTCモード燃費:13.6km/L
・2.4リットル直噴ターボ 275ps/375N・m WLTCモード燃費:11.0km/L

1.8リットル直噴ターボエンジンと同じような170psクラスの出力をもつ、トヨタ RAV4に搭載されている2リットル自然吸気エンジンは、WLTC燃費が15.2km/L。RAV4のXグレードは、レヴォーグのSTI Sport EXグレードとほぼ同じ重量です。

もう少し詳細に比較すると、レヴォーグの1.8リットル直噴ターボは、ターボエンジンらしく300N・mのトルクを1600〜3600回転の間で発揮します。一方、RAV4に搭載されている2リットル自然吸気エンジンは、207N・mのトルクが4,800回転。

やはり、レヴォーグのターボエンジンの方が低回転域でもきちんとトルクが出るので、実際に乗り比べてみると、レヴォーグの方が運転しやすいと多くの人が感じるでしょう。トルクが3割以上強力であれば、RAV4との1.6km/Lの燃費差は納得の範囲といえます。

《画像提供:Response 》2.4リットルボクサー直噴ターボ DIT

2.4リットル直噴ターボは、275ps/375N・mという出力をもつ強力なスポーツエンジンです。その分燃費は落ちており、WLTCモード燃費で11.0km/Lとなっています。

同じスポーツエンジンが得意なドイツのBMWと比較すると、BMWの2L直列4気筒ターボエンジンは、排気量が2Lとレヴォーグの2.4Lに比べて0.4L小さく、最高出力:258ps/最大トルク:400N・mと大差なし。燃費は二輪駆動のBMW 330i Mスポーツに搭載された場合で、WTLCモードで13.2km/Lとなっています。

一見すると、レヴォーグに搭載されている、2.4リットル直噴ターボエンジンの燃費が悪いように感じますが、レヴォーグの場合は駆動方式がAWDな分、機械的な抵抗が多い事も考慮に入れなければなりません。

また、排気量もレヴォーグの方が0.4L多い事を考えると、2.4リットル直噴ターボエンジンのWLTCモード:11.0km/Lという燃費は、数値だけでみると悪いものの、パフォーマンスとのバランスでいえば、こちらも納得の数値ではないでしょうか。

いずれにせよ、レヴォーグはエンジン2種類のどちらも純ガソリンエンジンで、しかもターボエンジンという事を考えれば、抜群の燃費性能については期待しないほうがいいでしょう。

レヴォーグの実用燃費って、どうなの?

《画像提供:Response 》スバル レヴォーグ

ユーザー投稿型のクルマの燃費情報サイト「e燃費」によると、現行型レヴォーグの1.8リットル直噴ターボエンジンモデル、型式「4BA-VN5」型の平均燃費は、11.45km/Lとなっています。レヴォーグのWLTCモード燃費が13.6km/Lですから、WLTCモード燃費達成率は84.19%という数値になります。

11.45km/Lという燃費は、いいのでしょうか?悪いのでしょうか?レヴォーグが属する実用燃費11km/L前後のクルマは以下の通り。

1)トヨタ RAV4 2Lガソリンエンジン 4WD       実用燃費11.37km/L
2)日産 エクストレイル 2Lガソリンエンジン 4WD   実用燃費11.14km/L
3)トヨタ ハリアー 2Lガソリンエンジン 4WD     実用燃費10.55km/L

いずれもノンターボの2リットルガソリンエンジンを搭載した4WDモデルが並びます。

《画像提供:Response 》トヨタ RAV4

それぞれのエンジン出力を調べてみましょう。

1)トヨタ RAV4・ハリアー  2Lガソリン自然吸気 171ps /207N・m
2)日産 エクストレイル    2Lガソリン自然吸気 147ps /207N・m

RAV4とハリアーは、トヨタが新開発した「ダイナミックフォース」エンジンを搭載していて、自然吸気ながら171psの最高出力を達成している点は評価できますが、トルクはやはり自然吸気エンジンの限界で、207N・mに留まっています。

《画像提供:Response 》ニッサン エクストレイル

一方レヴォーグは、1.8Lガソリンターボエンジンで177ps /300N・mを発揮します。やはりターボの過給効果で、トルクがトヨタや日産の自然吸気エンジンと比べると高い数値になっています。

トルクはエンジンの実用性に大きな影響があり、アクセルをちょっと踏み込んだ時の力強さなどで、レヴォーグはRAV4やエクストレイルを圧倒します。RAV4やエクストレイルでも不満は感じないかもしれませんが、一度レヴォーグのターボエンジンで余裕のトルクを体感したら、もう自然吸気エンジンには戻れないくらいの差があるといえます。

そう考えると、レヴォーグの1.8リットル直噴ターボエンジンの最高出力177ps/300N・m、WLTCモード燃費:13.6km/Lというスペックは、かなり健闘しています。

オーナーさんは、レヴォーグの燃費をどう見ている?

燃費を聞くなら、レヴォーグに実際乗っているオーナーさんに聞くのが一番!という事で、Twitterに投稿されているレヴォーグの燃費を調べてみました。

こちらのオーナーさんは、2022年4月15日にレヴォーグ GT-EXが納車されたばかりのお方。3日で325.5Kmを走破されて、その平均燃費は12.5km/Lとのこと。

まだ納車3日目で、どういう道を中心に走ったのかはわかりませんが、12.5km/Lの燃費はWLTCモード達成率が約92%になるので、かなり優秀といえます。

お次は、レアものの2.4リットル直噴ターボのオーナーさん。2.4リットル直噴ターボは、275ps/375N・mを発揮するハイパフォーマンスユニットですが、高速道路主体の走行で12.8km/Lという大変素晴らしい燃費を達成しています。

2.4リットル直噴ターボのWLTCモード燃費は11.0km/Lで、高速道路での燃費の目安になる高速道路モード(WLTC-H)の燃費は13.3km/Lです。このオーナーさんの場合、高速道路モードの達成率が約96%ですから、本当に素晴らしいですね。

275ps/375N・mのハイパフォーマンスエンジンに、AWDの組み合わせでこの燃費であれば、レヴォーグの燃費に文句をいう人はそれほどいないのでは?

まとめ

《画像提供:Response 》スバル レヴォーグ STI 新型

レヴォーグの燃費について細かく解説してきましたが、いかがでしたか?

重量1.6トン前後の4WD車は、最新のRAV4やモデルチェンジ寸前のエクストレイル、そしてレヴォーグでも、同じような11km/L台の燃費になるのが印象的です。

RAV4とエクストレイルが自然吸気エンジンなのに比べ、レヴォーグはターボエンジン搭載で100N近く強力なトルクを発生していながら、燃費はさほど変わりません。このように比較すると、レヴォーグのエンジンの燃費性能は、純ガソリンエンジンとしては優秀といえるでしょう。

レヴォーグの燃費に関するFAQ

レヴォーグって、レガシィと一緒で燃費悪いの?

レガシィは過去のターボモデルの燃費が非常に悪かったので、燃費の悪いクルマというイメージがあり、その後継のレヴォーグも同様に燃費が悪いのでは?と思われがちです。しかし、現行型レヴォーグの燃費性能は、1.8リットル直噴ターボのWTLCモード燃費が13.6km/Lという数値なので、純ガソリンエンジンとしては悪くないでしょう。

じゃあ、レヴォーグは燃費がいいの?

絶対的な燃費としては「良い」とはいえません。パフォーマンスを考えると、純粋なガソリンエンジンとしては、それなりに優秀な燃費性能です。しかし、他社のハイブリッドモデルと比較すると、燃費は明確に劣ります。燃費投稿サイト「e燃費.com」のデータでは、トヨタ RAV4の2リットルガソリンエンジンモデルの実用燃費は11.37km/Lで、レヴォーグの1.8リットル直噴ターボの実用燃費11.45km/Lと大差ありません。一方、RAV4の2.5Lハイブリッドモデルの実用燃費は15.69km/Lと、レヴォーグに大差をつけています。やはり、燃費を重視するのであれば、ハイブリッド車を選んだ方がいいでしょう。

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