日産のセダン ブルーバード シルフィとは
「ブルーバード シルフィ」の初代G10型は、東南アジア諸国などではB14型サニーのモデルチェンジ版としてサニーまたはセントラの名で販売され、韓国ではルノーサムスン・SM3/SM3 CEならびに、そのOEM版であるルノー・スカラとしてライセンス生産されていました。
2代目(12代目)ブルーバードシルフィG11型(2005~2012年)は、「ブルーバード シルフィ」から、名前の「ブルーバード」が外されて、初代よりホイールベースを165mmも延長した5ナンバークラスを維持しました。
ウィークポイントであった、リアシートの居住性がアップされ、エンジンは、1500ccと2000の二種類が主流になりました。
3代目・B17型(2012年 - )は、車名が「日産・シルフィ」と変更されて、世界への発売戦略として5ナンバー幅から3ナンバー幅と変更されました。
日本仕様では駆動方式はFFのみとなっており、直4気筒の1800㏄のエンジンと、ミッションはCVTのみになりました。海外仕様では、エンジンが、1600㏄エンジンと、5速MT仕様も用意されました。
■ブルーバードシルフィの車名
青い鳥
「ブルーバード」の名前は、みんなが小さいころに読んだメーテルリンクの童話「青い鳥」から、イメージをしてつけられたものです。
そして、「シルフィ」については、シルフ(Sylph)、あるいはシルフィード(sylphid)からの名前で、四大精霊のうち、風を司る精霊・妖精の事を意味しています。
■日産のセダン ブルーバードシルフィ 各国での呼ばれ方は?
タイではブルーバードシルフィを「サニーネオ」で販売しており、フロントマスク・ヘッドライトのデザインが大幅に変更されていて、リアデザインは後期型シルフィと共通です。
中国仕様では、「サニー陽光」として、ブルーバードシルフィ前期型と同一からサニーネオと同一のデザインになりました。マレーシアや台湾では、「セントラ」の名称です。
・パルサー
オーストラリアでは「パルサー」の名称で販売となり、フロントグリルやバンパー、リヤコンビネーションレンズのレイアウトが変更しており、リアデザインは前・後期ともシルフィと共通のものです。
・ルノーサムスンSM3
韓国・ルノーサムスン自動車が初代をベースに開発・生産したモデルです。のちに、日産・アルメーラクラシックとしてロシアなどで販売されました。
・ルノースカラ
初代ルノー・スカラはルノーサムスンSM3の後期モデルを新興国向けに発売されたものです。
■ブルーバード シルフィの燃費
日産 ブルーバードシルフィの型式による登録年数と排気量の燃費を記載します。対ガソリン10.15燃費です。
1-「NG11」=2005年12月「1500cc」4WD-4ATミッション=16.0km/l(実燃費--)
2-「KG11」=2005年12月「1500cc」FF-CTVミッション=16.6km/l(実燃費12.17km/l)
3-「KG11」=2005年12月「2000cc」FF-CTVミッション=16.0km/l(実燃費11.13km/l)
4-「G11」 =2005年12月「1500cc」FF-4ATミッション=16.6km/l(実燃費--)
5-「G11」 =2005年12月「1500cc」4WD-4ATミッション=16.0km/l(実燃費--)
6-「TG10」=2000年07月「2000cc」FF-CTVミッション=16.4km/l(実燃費10.75km/l)
7-「QNG10」=2000年07月「1800cc」4WD-4ATミッション=12.2km/l(実燃費--)
8-「QG10」=2000年07月「1800cc」FF-4ATミッション=16.0km/l(実燃費10.88km/l)
9-「FG10」=2000年07月「1800cc」FF-4ATミッション=16.0km/l(実燃費--)
10-「FG10」=2000年07月「1800cc」FF-5MTミッション=17.6km/l(実燃費--)
日産 ブルーバードシルフィの中古価格
日産のブルーバードシルフィの中古価格相場は以下の通りです。
平均価格は約35.5万円ほどで、
価格帯の相場は8万円~98 万円です。※2012年までのモデル
レスポンス中古車情報調べ(2019年7月現在)
日産「シルフィ」新型が中国市場で販売
2019年の中国市場では、日産「シルフィ」新型が、スポーティなエクステリアを特徴として空気抵抗を低減した流線形のエクステリアデザインとなっています。
日産 ブルーバード シルフィの評価
最近の日産車には共通した走り味がある。そう、どのクルマにも共通して、元気なフットワークが備わっているのだ。穏やかキャラの『ブルーバードシルフィ』も例外ではなく、走りはじつに活発なのだ。
ステアリングを切り込めば、思いのほか鋭くノーズが反応する。ハンドルに添えた手を、ちょっと動かすだけでコーナーを制することも可能。エンジン特性しかり。けして大トルク型エンジンではないけれど、アクセルを踏み込んだ最初の一歩からして、グイグイとくる。
洗練されたインテリアや艶やかなエクステリアとは裏腹の、元気な走り味が印象的だった。
■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★☆☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆
まとめ
日産 ブルーバードシルフィは、5ナンバーセダンとしては、最後の生き残りとして希少価値であり女性に人気のある車です。
日産のセダンで検討されている方はぜひ、試してみてはいかがでしょうか。