トップへ戻る

車中泊するときに注意したい!8つのポイント

車中泊するときに注意したい!8つのポイント

様々な理由でこれから車中泊を始めてみたいなと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、車中泊をするにあたっては気をつけるべきこともあるのです。そこで今回は気をつけるべきポイントを8つまとめました。これから始めようと思っている方、必見です。

[PR]本ページはプロモーションが含まれています
⏳この記事は約3~4分で読めます。


最近流行りの車中泊

エンドユーザーの車中泊が増えてきた

トラック運転手や営業車で色々な地域へ足を運んでいると車中泊をすることもあるかもしれませんね。

しかし、最近ではプライベートで車中泊を積極的にするユーザーも増加している傾向にあります。

高速道路のPA(パーキングエリア)やSA(サービスエリア)、そして道の駅などが充実してきたことや、各種アウトドア活動の普及などが車中泊ユーザー増加の一要因でしょう。

さらに、スマートフォンの普及や無料Wi-Fiスポットなど、インターネットを利用する娯楽が充実し、車内で時間を過ごすことがより快適になってきたのも、今から車中泊を始めたいという方にとっては嬉しい要素ですね。

車中泊の良いところ

車中泊の良いところとして特に注目したいことは、宿泊費を抑えることができる点です。

車内で寝ることとなるので、宿泊費を払う必要がありません。遠出をしても車中泊をすれば、宿泊費を抑えて別の消費に充てることもできます。特に連休などにホテルへ泊まると平日の2−3倍の価格となっていることが多いので、経費を抑えたい場合には有効です。

しかし、車中泊をする場合には色々と注意するべきこともあります。以下では注意点について、少し詳しく見ていきましょう。

【知っておこう】車中泊で注意するべき8つのポイント

エンジンを掛けたまま車中泊をしない

必ず守って欲しいことが、エンジンをかけたまま車中泊をしないということです。

エンジンをかけたまま車中泊をすると、エンジンの排気ガスが車内に入り込み、一酸化炭素中毒に陥る可能性が高くなります。そうなると生死に関わりますので、車中泊をする際には絶対にエンジンを切ってください。

上記の理由に加えて、夜間にエンジンをかけたままにしておくことは、騒音や環境汚染の点からも有害です。場所によっては周りの人々に迷惑をかけることとなりますので、注意しましょう。

車内環境への対策を施す

車内環境への対策を施すことも大切です。エンジンがかかっていればエアコンを使うことができるので不便しませんが、上述したように車中泊ではエンジンのかけっぱなしはご法度ですので、何らかの対策が必要になります。

夏の車内は暑くて冬の車内は寒くなります。

特に9月以降のこれからのシーズンですと寒さを如何に対処するかが肝となります。車中泊をするときに厚着をする、お湯を沸かして湯たんぽを用意する、毛布やキャンプ用の寝袋を使うetc、何らかの対策を施しましょう。

バッテリー上がりに気をつける

バッテリー上がりにならないようにも気をつけてください。

エンジンをかけていない状態でも、ACC(アクセサリー電源)やIG(イグニッション電源)を利用することで携帯の充電やエアコンを使用することができます。車内が暑いからエアコンを使いたい、だけどエンジンをかけたまま寝ることは危ない、と考えると、イグニッション電源をオンにした状態でエアコンを使うという方法を取るという選択肢が生まれます。

注意点としては、エンジンが動いていない状態ではオルタネーター(発電をする部品)が働かないためバッテリーの電力が消費してしまい、バッテリー上がりとなる可能性があるということです。

バッテリースターターを持っていて他車から電源を引っ張ることができたり、携帯用のモバイルバッテリーなどでバッテリーを復活させることができるなら問題はありませんが、それらができない環境ではお手上げ状態となってしまいます。

少しだけ・一時的にイグニッション電源などを使うことも良いですが、使いすぎには注意しましょう。携帯の充電などでは、携帯用のバッテリーを用意するなどしておくほうが懸命です。

施錠を必ず行う

車中泊の際には施錠を必ず行なってください。

車内に人がいて寝ているから鍵を閉めなくても大丈夫と思いがちですが、気がつかないようにドアを開けて貴重品を盗む人もいますし、自身が直接被害にある可能性も考えられます。

ドアの開閉音で気がつくから大丈夫という意見もありますが、寝起きは頭が働かないので思うように動くこともできませんし、車中泊している人がドアを開けた音だと思い込んでしまう場合もあるので、何れにせよドアの施錠をしておくことが懸命です。

足の血行に注意する

足の血行が悪くならないようにすることも大切です。具体的にはエコノミー症候群にならないように気をつけることになります。

エコノミー症候群とは血管内部に血栓ができてしまうというものです。エコノミー症候群になってしまうと脚に腫れや痛みなどが発生し、身体が辛くなります。長時間座りっぱなしになっているとなりやすいので、注意が必要です。

車中泊をする際には、座っているような体勢でいるのではなく、出来るだけフラットな状態で寝るようにすることが大切になります。大人数で車中泊をするためそのようなスペースを十分に確保することができない場合には、注意してください。

エコノミー症候群の対策としては、水分をこまめに補給することや身体を動かして座りっぱなしの状態をなくすこと、ゆったりとした服装に着替える(例えばパジャマに着替える)、などが有効です。

プライバシーの管理を徹底する

プライバシー管理を徹底することも重要です。プライバシー管理については、その人の性格や価値観ならびに性別によって大きく異なることが考えられるので、必ず押さえておきたい要素になります。

車中泊している様子を車外から他の人に見られたくないという方であれば、後付けでカーテンやサンシェードのようなものを取り付けることで対処することが効果的です。この対策をしておくと、夜間の宿泊中だけでなく、服を着替える際にもプライバシーを確保することができます。

車内の様子が見えないようにしておけば、車中泊だけでなく日中のちょっとした休憩時にもよりリラックスして時間を過ごすことに繋がりますので、オススメです。

周りの迷惑にならないようにする

すでに少し触れている通りで、周りの迷惑にならないように車中泊をするということも理解・実行しましょう。

マナーの悪い車中泊ユーザーに関しては各種メディアでも取り上げられています。マナーの悪い車中泊の例を3つほど挙げますと、次のようなものがあります。

・大型トラックやバス専用の駐車スペースに駐車する
・ゴミを持ち帰らない
・大音量で音楽を流している

大型トラックやバス専用スペースに一般車両を駐車すると、そこにしか駐車することのできない車の運転手に迷惑をかけることとなるのです。身障者用優先駐車スペースに駐車することなど以ての外。最低限、乗用車用の駐車場を利用しましょう。

車中泊中に出てきたゴミは、必ず自身で持ち帰って処分するようにしてください。ポイ捨てはご法度です。

音楽を大音量で流していると、周辺の仮眠を取っている運転手や近隣住民の睡眠の妨げになり兼ねます。車外へ響かない程度にしておきましょう。

ネットの使いすぎに注意する

ネットの使いすぎにも注意が必要です。特に自宅にWi-Fiを設置している方は要注意で、車中泊をしている際に自宅と同じようにネットを利用すると、契約条件によってはスマートフォンの上限をすぐに超えてしまいます。

それだけ快適な車中泊を送ることができているということではありますが、ほどほどにしておきましょう。

まとめ

宿泊施設での宿泊や自宅での友人・知人を集めての泊まり会とは一味違った楽しみ・魅力が車中泊にはあります。

しかし、車中泊をするにあたっては最低限のマナーを守ると同時に自身の安全を確保することも大切です。車中泊をする際には、自身の行為がトラブルの元となっていないかどうかを必ず考えた上で行動し、車中泊を楽しむようにしましょう。

関連するキーワード


車中泊 豆知識

関連する投稿


日産新型「NV200バネット マイルーム」初公開! メーカー純正の本格”車中泊仕様車”

日産新型「NV200バネット マイルーム」初公開! メーカー純正の本格”車中泊仕様車”

日産は2024年10月1日、同社の商用バン/ミニバン「NV200バネット」の本格的な車中泊仕様車である新型「NV200バネット MYROOM(マイルーム)」を発表しました。実際の発売は2024年12月となる予定です。


日産 新型「キャラバン マイルーム」発表!オシャレなグリーンやオプションを選べる“標準車”が遂に登場

日産 新型「キャラバン マイルーム」発表!オシャレなグリーンやオプションを選べる“標準車”が遂に登場

日産は2024年7月31日、2023年10月に期間限定で販売された特別仕様車「キャラバン MYROOM Launch edition」の標準モデルである新型「キャラバン MYROOM」を8月下旬より発売すると発表しました。


日産 新型「NV200バネット マイルーム」発表!オシャレな木目内装の車中泊仕様車が2024年冬投入へ

日産 新型「NV200バネット マイルーム」発表!オシャレな木目内装の車中泊仕様車が2024年冬投入へ

日産は2024年6月12日、同社の商用バン/ミニバン「NV200バネット」に本格的な車中泊モデルとなる「MYROOM(マイルーム)」を設定すると発表。2024年冬に市場投入するとし、その一部を先行公開しました。


車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

車のエアコンガス チャージ・補充方法は?入れ方や料金を徹底解説

季節の変化で気温が変わると必要になるのが車のエアコン。車のエアコンが効かなくなると、ドライブが快適ではなくなるだけでなく、車内が不快な環境になることもあります。今回は、そのエアコンのために補充が必要なエアコンガスについて、エアコンガスが少なくなったときに出る症状、補充の費用目安、自分での補充を行う場合の手順など徹底解説します。


「車中泊」ブームは終わった?検索ワードから見る需要の変化や人物像を調査

「車中泊」ブームは終わった?検索ワードから見る需要の変化や人物像を調査

車の中で寝泊まりする車中泊は、キャンプやアウトドアと共に人と接触せずに楽しめる旅の手段として近年需要が高まっていたワードです。コロナ禍が明けて1年ほど経過し、ブームが落ち着いたと言われている中、車中泊の需要はどのように変化しているのでしょうか。 今回は「車中泊」の検索キーワードから需要の変化や、検索する人物像や関心を調査していきます。


最新の投稿


ハザードランプつけっぱなしでバッテリーが上がる時間は?バッテリー上がり時の対処方法も解説

ハザードランプつけっぱなしでバッテリーが上がる時間は?バッテリー上がり時の対処方法も解説

ハザードランプは、車の安全機能として欠かせない装置です。一般的には、緊急時や停車中の注意喚起として使用され、ドライバーや周囲の人々にとって重要な役割を果たします。しかし、この便利な機能も使い方を誤ると予期せぬトラブルを招くことがあります。その典型的な例が「ハザードランプのつけっぱなし」です。エンジンを切った状態でハザードランプを長時間点灯させたままにすると、バッテリーに負荷がかかり、最悪の場合バッテリーが上がってしまう可能性も。この記事では、ハザードランプをつけっぱなしにした際にバッテリーが上がる時間とバッテリーが上がってしまった際の対処方法について解説します。


2024-2025年末年始の新幹線 混雑予想・予測!帰省ラッシュ・Uターンラッシュはいつ?

2024-2025年末年始の新幹線 混雑予想・予測!帰省ラッシュ・Uターンラッシュはいつ?

2024年(令和6年)〜2025年(令和7年)の年末年始は最大9連休!大型連休となる今年の年末年始の新幹線の混雑状況はどのぐらいになるのでしょうか。また、帰省ラッシュ・Uターンラッシュはいつ発生するのでしょうか。昨年の年末年始のJR東日本・JR西日本における新幹線が混雑した日から、2024~2025年の新幹線の混雑日予測を紹介します。


【カー用品】Amazonブラックフライデー2024で買うべきおすすめカー用品をピックアップ

【カー用品】Amazonブラックフライデー2024で買うべきおすすめカー用品をピックアップ

Amazonブラックフライデー(BLACK FRIDAY)は、年間を通して最大級のセールイベントの一つ。この期間中、多くの人気商品が大幅値引きされ、普段は手が届きにくいアイテムも手に入れるチャンスです。特にカー用品は、機能的なものからドライブを快適にするグッズまで幅広く揃っており、車好きには見逃せないセールです。この記事では、Amazonブラックフライデー(BLACK FRIDAY)で買うべきおすすめのカー用品を紹介します。


ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツ新型「ロッキー」発表!安全性の向上と価格改定を実施

ダイハツは2024年11月5日に、コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良モデルを発表しました。安全性を高めたほか、価格を改定したといいます。


車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

車の雪対策に!準備しておきたいグッズや降雪時の運転前・運転中・駐車時に気を付けるべきポイントを徹底解説

突然の積雪に見舞われると、準備不足から大きなトラブルにつながることもあります。雪による交通事故や車の故障を防ぐためには、事前の準備と適切な対策が欠かせません。この記事では、車の雪対策として、事前に揃えておきたいグッズや雪道での運転時の注意点、駐車時の積雪への対策などを詳しく解説します。これから始まる寒い季節に備え、この記事を参考に雪対策の準備を整えておきましょう。