ダッシュボードとは
《画像提供:Response》ルノー コレオス
ダッシュボードとは、良く聞く言葉ではありますがクルマのどの部分を指すのか?と言われると結構、わからない方も多いのではないでしょうか。
ダッシュボードとは、フロントウィンドウの下の部分(運転席から助手席の前にある内装全て)を指します。
細かく言うと、インパネ・ハンドル・エアバッグ・グローブボックスなどが装備されている部分全ての事です。
そもそもダッシュボードの由来は、馬車の装備の事で馬が蹴り上げた泥や小石などを避ける板の事を呼んでいました。Dash=はねつける・投げつけるという意味である事からもダッシュボードの由来が馬車にあった事がうかがえます。
では、ダッシュボードの役割とは何か?その配置からも分かる通り、運転席から助手席までの部分を指す事はご説明しましたが一番の役割としては、万が一の場合に事故などの衝撃から人を守るという事が本来の大切な役割となります。
■ダッシュボードとインパネの違い
インストルメントパネル=インパネとは、運転席側の正面に装備されている計器類を指しています。
例えばガソリン残量・スピードメーター・警告ランプ・タコメーター・コンビネーションメーターなどのクルマの状態を確認するために必要な計器類などがあります。
インパネは各メーカーや車種によって異なり、デザインなどの差別化を図るためにそれぞれのメーカーが力を入れて開発しています。また、最近では運転中の視線の移動を軽減するために運転席と助手席の間にインパネを設置するデザインが増えています。
■グローブボックスはどこ?
グローブボックスは、メーター類が設置されているインパネの並びにあり、助手席の前に配置しています。蓋がついて開閉可能になっているので、車検証を入れておく場所として使用されます。
【注意】夏は特に高温になる!
《画像提供:Response》コンパッタ 未塗装樹脂用ツヤ出し
夏の車内がとんでもなく暑くなっている経験は、誰しも一度はありますよね。運転するとなるとハンドルが熱くて触れないなどといった場合には、もちろんハンドル以外のダッシュボードなども同じような状態です。
さらに、ダッシュボードは直射日光をうける場所でもあるため、外の気温が35度まで上がると何と70~80度まで達してしまいます。
これは、目玉焼きがやける温度と同じ状態です。このような状態でダッシュボードの上に物を置いておくと、温度の上昇によって変形したり、溶けてしまいます。
なるべくダッシュボードの上には物を置かないようにする事が危険を避ける方法といえるでしょう。
特に、気を付けなければならない物として次の物が挙げられます。
■スマートフォン
《画像提供:Response》スマホ
ケースの変形や液晶の表示がおかしくなってしまいます。
またスマホに内蔵されているリチウムバッテリーは、熱で膨張してしまう性質で温度の上昇によって爆発してしまう事も。
■スプレー缶
《画像提供:Response》
スプレー缶
ヘアスプレーや制汗スプレーなども車内に放置すると室温が上昇した際にガスが膨張し爆発する恐れがあります。
■ガスライター
《画像提供:Response》ライター
スプレー缶同様、温度の上昇によって爆発します。
威力によっては、クルマのガラスにヒビが入ってしまうほどになることもあるので注意しましょう。
■乾電池
《画像提供:Response》単三乾電池は2本。
電池その物をそのまま置く事はあまりないとは思いますが、例えばお子さんのおもちゃやその他の乾電池を使用している物なども、高熱によって液漏れや発火などの危険があります。
■ペットボトルや缶などの炭酸飲料
ペットボトル
熱によって膨張し、破裂する事があります。
ダッシュボードの手入れ方法
ダッシュボードには細かなほこりや脂など、目には見えない汚れが付いていることが多く、これらの汚れはダッシュボードの樹脂に付着しているので、クロスで乾拭きすると簡単に取れるのでおすすめです。
乾拭きしても取れない場合は濡らした雑巾で水拭きする他、粘着シートで付着させて取ります。皮脂や浸透してしまった汚れは、洗濯用洗剤を染み込ませた雑巾で拭き取り、それでも落ちない場合は、樹脂専用のクリーナーを直接かけて拭き取ります。
溝や細かな部分をきれいにしたい場合は、綿棒や使い古した歯ブラシを使用するときれいに取れます。車内は汚れが付きやすいので、ダッシュボードは小まめに乾拭きするようにしましょう。
■ダッシュボードの掃除におすすめアイテム5選
ダッシュボードは細かや汚れやほこりがついています。ここからはダッシュボードをきれいに掃除できるアイテムを紹介します。
マイクロダスター
車内に舞ってしまっているほこりや花粉などを超極細のマイクロファイバーで吸着させます。ダッシュボードに入るコンパクトサイズなので、気になる時に出して拭き掃除が可能です。
コアラの手
ダスターでは届かない部分や細かい場所を掃除できるのが、手にはめて使うグローブタイプです。ダッシュボード内はもちろん、ハンドルやモニター、スイッチの隙間など気になるところをまとめてお掃除できます。
ウェットクリーナー
ほこりや汚れを取った後は、ウェットタイプのクリーナーで仕上げを行うとほこりが付きにくくなります。つやが出るので見た目も変わりますし、ハンドルやドア周辺、プラスチック部分などもまとめて拭き取ることができ、さらにつやを出してくれます。
ダッシュボードに入れておき、マイクロファイバーでほこりを取った後、仕上げ用として使用するのがおすすめです。
車まるごとウェット
ウェットクリーナーは何枚あっても重宝します。場所ごとに使い分ける方法もありますが、こちらのウェットシートは、ダッシュボード周辺はもちろん、窓ガラスやバンパー、ホイールなどにも使用可能!
クロスやモップと一緒にウェットも常備しておくと便利でしょう。
ダッシュボードコーティング剤
ほこりや花粉などを取り除いた後は、ウェットで拭き取り最後の仕上げとしてコーティング剤を使用します。こちらのコーティング剤は、ダッシュボード専用で、経年劣化したダッシュボードの色や素材をコーティングしてくれ、3ヶ月も持続します。
仕上げの有無で、ダッシュボードにつく汚れも変わってくるので、常備して定期的に掃除するようにしましょう。
ダッシュボードの傷の補修方法
ダッシュボードは、合成樹脂でできているので汚れが落ちやすいというメリットがありますが、傷がつきやすいというデメリットもあります。傷がついてしまうと見た目も悪くなる上、傷の溝にほこりが溜まってしまうので早めに対処をする必要があります。
■自分で補修する場合
ダッシュボードについた傷を自分で修理する場合、浅い傷なら傷がついた周辺を乾拭きし、消しゴムでこすってみましょう。力を入れすぎると悪化させてしまうので注意が必要です。
目の細かいヤスリも傷と樹脂との凹凸を目立たなくさせてくれますが、力の入れすぎや要注意なので、優しく様子を見ながら進めるのがポイントです。
また、ドライヤーの熱風をあてて、樹脂を溶かして傷を目立たなくさせるという方法もあります。小さな傷なら上記の消しゴムやヤスリ、そしてドライヤーなどで対処できますが、やり方によっては傷を広げてしまう可能性もあるので、確実に傷を消したいなら業者に依頼しましょう。
■お店に依頼する場合
ダッシュボードの傷をお店に依頼する場合、内装を専門に修理している業者に相談します。
車検を依頼している所に相談すると紹介してもらうことも可能です。見積もりを依頼し、金額や内容によって依頼するかどうか判断します。ダッシュボードは傷がつきやすい場所なので、毎回業者に依頼するとコストがかかってしまいます。
車内をきれいにキープしたいなら、内装のコーティングを施し傷がつきにくい状態を作っておくことも予防策としておすすめです。
日焼け対策にはダッシュボードマット!
《画像提供:Response》アルファード D.A.D
直射日光からダッシュボードを守る事ができるダッシュボードマットですが、あまり馴染みのない方も多いのではないでしょうか。
となるとどのような物があるのか?どれを選べばいいのか?迷ってしまいます。そこで、どのように選ぶか・またおすすめの商品などをご紹介していきましょう。
■ダッシュボードマットの選び方
車種によってダッシュボードの形が異なるためサイズや形などを確認しましょう。サイズなどが違うとスピーカーやエアコンの吹き出し口などを塞いでしまう事があるので注意が必要です。
タイプ別に分けると、汎用タイプと専用タイプがあり専用の物であれば塞いでしまうという問題はクリアされます。
しかし、車種が同じであっても年式や型式で形が異なる場合があるので必ずチェックしましょう。
■ダッシュボードマットのおすすめ商品!
デザインや材質・用途によって選ぶ基準は違ってくると思います。保護する事はもちろんですが、インテリアとしてゴージャスに、また、お子さんがいる方や女性であればキャラクターなどの可愛らしい物など種類も豊富です。
また、素材や用途であればウレタン素材や汚れを水洗いできる物・跡が残らずピタッとはりつく物や小物がおける物まであります。では、次項でいくつかの商品をご紹介しましょう。
ダッシュボードおすすめ商品1
ダイヤモンドの形のキルティングで、光沢はひかえめで落ち着いた雰囲気です。使用していても色褪せが目立たないブラック。
光沢があるため青っぽく見えるのも素敵です。サイズも少し大きめとなっており3ナンバーのタイプにはピッタリ。大きい分は折り込めば気になりません。
メーカー:フジヤマ 重量:440g サイズ:約30cm×120cm
ダッシュボードおすすめ商品2
素材は高級なシリコンで、粘着力が強くカットして使用することもでき、携帯電話などの小物類をダッシュボードに置くことができる滑り止めシートになります。家庭でも使用することができ、テーブルの上の小物類を整理することもできます。
粘着力が強いため表面がデリケートなものには使用を控えてください。
メーカー:QBeau 重量:210g サイズ:約280×180×3mm
ダッシュボードおすすめ商品3
レザー調素材を使用しており、ブラックレザーにはシルバーの刺しゅう、刺しゅうのデザインは中央にクラウン(王冠)が施されており、シンプルでありながらスタイリッシュ。
その他にもデザインは2種類となっており刺繍カラーもシルバーとブラックの2種類から。お好みに合わせて選ぶ事ができます。
メーカー:(D.A.D) 重量:222g サイズ:W870mm×H232mm