ダイハツ エッセとは?
ダイハツ エッセ
ダイハツ エッセとはダイハツ工業が製造販売していた軽自動車になります。ミラをベースにした軽自動車ですが、ミラとは異なった多様な特徴がある車両でもあります。何よりシンプル性とデザイン性を両立した車両で、なんと言っても格安なことがかなりの好評を得ていました。
ほかに、一部のグレードには5段変速のMT車も追加されました。 ダイハツ エッセは台形をモチーフにしていることも特徴であり、実に印象的なスタイルなことも知られています。
遠くから見ても「あれはダイハツ エッセだ」と分かりやすいくらいで、こうしたスタイルもダイハツ エッセの魅力の一つでした。
ダイハツ エッセの変遷
ダイハツ エッセ
ダイハツ エッセは2005年の東京モーターショーでお披露目されました。その後、2005年12月に販売が開始されましたが、それ以後は多様なマイナーモデルチェンジなどを経ています。
例えば、エンジンマウントの材質が見直された結果、2006年12月以降の車両はアイドリング時の振動が低減しています。 お買い得な特別仕様車のDセレクションなどのカスタムモデルも2007年11月には登場しました。
こちらはDグレードをベースとしたもので、リアドアやバックドアウインドウのスモークドガラスなどの人気装備が追加されているのが特徴となっています。
販売当初から販売好調なダイハツ エッセでしたが、2011年8月末には生産を終了しています。以後は在庫のみの対応となっており、現状では新車を手に入れることは難しくなっています。
ダイハツ エッセのモデル・グレード
ダイハツ エッセ
多様なグレードも用意されているのがダイハツ エッセの特徴になっています。まず、最上位グレードのXは実に様々な魅力があることが特徴となり、Xは走行性能もより高くなっています。
また、このXを元にしたスポーティードレスアップグレード・カスタムもあります。これは実質上ダイハツ エッセの最高級モデルといってよく、アルミホイールやエアロパーツ、外付けタコメーター等が搭載されていることが特徴となります。
このカスタムは中古でもお目にかかりにくくなっています。 スタンダードモデルなどもありますが、3速ATや4速AT、5速MTなど、モデルによって色々と変わることも特徴になっています。
■ダイハツ エッセのインテリア
室内にあえてボディを鉄板のまま残してあるのがダイハツ エッセの特徴になります。これによって更に重量を軽くすることに成功しています。
また、室内は実にスッキリしており、ごちゃごちゃしていないことも特徴となります。こうしたシンプルさもダイハツ エッセが好まれる理由となりました。
エアコンやパワステ、パワーウインドウは標準装備となっていますが、多様な仕様もあり、最も安いグレードだとオーディオレス仕様車もあります。このようにグレードによる違いの差も面白いところになります。
■ダイハツ エッセのエクステリア
台形のシンプルなシルエットが特徴的となります。エクステリア関係のパーツも充実しており、アルミホイールなどを用いたグレードもあります。
エクステリアは実にシンプルとなっているので、もしも個性を出したい際には色々とカスタマイズしてみるのもありでしょう。
■ダイハツ エッセの動力性能
ダイハツ エッセの排気量は658ccですが、排気量が低いわりには実によく走るのが特徴になっています。これは車両重量自体が軽いことが大きな要因となっています。
また、変速機はグレードによってかなり違うので、グレードによって走行性能も変わってきます。いずれにしてもどのグレードも「すんなり動くよく走る軽自動車」といった評価を得ています。
■ダイハツ エッセの燃費
ダイハツ エッセの燃費は10・15燃費表記で20.0~26km/L程度となっています。軽自動車の中では平均的ですが、ユーザーによっては「エンジンブレーキなどを使えば30kmくらいにまで伸びる」といった声もあります。
エアコンを使わなければ20キロ台中盤も狙える低燃費だったほか、カスタマイズして楽しんでいる方も多くいます。
また、積載量によっても大きく燃費が変わってくるといった意見もあります。いずれにしても他の軽自動車と同様に、工夫次第でかなり燃費は変わってくるといっても過言ではありません。
惜しまれつつ販売終了
ダイハツ エッセ 室内
ダイハツ エッセは2011年に生産を終了しました。その後は販売も在庫車限りで終わっています。販売期間が2005年から2011年までの6年の一代限りで終わってしまったことには色々と理由がありますが、なんといってもダイハツ エッセに対する需要があまりなかったことがその理由の一つと言えます。
他にも、この時期は魅力的なスタイルのステーションワゴン等が販売されだした時期であり、他の車種タイプに注目が集まったことも関係しています。とはいえ、21万台以上も売れたこともあり、軽自動車としてはダイハツ エッセは成功したといっても良いでしょう。
逆に最近では乗りやすさが再認識されて、ダイハツ エッセの中古車の人気が高まってきています。
■ダイハツ エッセの性能
ダイハツ エッセの性能は他の軽自動車と差ほどの違いはありませんが、カスタマイズ次第でかなり高くなるのが特徴となります。アルミホイールなどを用いて軽量化を測ればかなり性能アップも期待できます。
■ダイハツ エッセの中古車価格
ダイハツ エッセの平均価格は20万円台となっています。価格帯は高いものでは120万円台までありますが、安いものではなんと500円といった本体価格の車両もあるくらいです。
特に初期に販売された車両は実に格安に手に入りますが、走行距離が20万キロを超えているものもチラホラ市場では見かけられるくらいになっています。
また、価格はグレードによってもかなり変わってきます。最も安いグレードだと状態が良くても30万円もしない車両が多くなっています。逆にXなどの上級モデルさんにもなれば、100万円近くするものもあります。
グレードによって装備も大きく変わってきますから、実際に選ぶ際にはグレードを参考に車を探すと良いでしょう。
また、アルミホイールを使っている車両やカスタムモデルも多くなっています。車両の価格はケースバイケースでかなり変わりますから、これから車を選ぶ際には注意しておくと良いでしょう。
情報は車情報サイトresponse中古車価格より(2020年9月現在)
中古車のダイハツ エッセを探すコツ
中古車屋での購入
ますます中古車も少なくなってきていますが、探せば見つけることができます。とはいえ、色々なモデルがあるので購入する際にはグレードなどに気を付けておくと良いでしょう。
アルミホイールやエアロパーツを使ったカスタムモデルが市場に出ることもあります。 実際に探す際には色々な中古自動車屋や中古車情報誌をチェックするのをおすすめします。
車両によって価格もかなり変わってきますから、じっくりと色々な車両を比較検討しておくと後悔のないより良い選択が出来ることでしょう。
とはいえ、かなり古い車両も多いので走行距離には気を付ける必要があります。走行距離があまりにもあるような車は故障するリスクが高くなります。選ぶ際にはかなり注意しないといけません。
まとめ
ダイハツ エッセ
ダイハツ エッセは実に魅力的な軽自動車となります。とはいえ、中古車としては在庫数も年々少なくなってきていますから、ますます見つけにくくなっていることは確かと言えます。ダイハツ エッセにぜひ乗りたいという方は早めに見つけておくのが良いかもしれません。