車用のコーティング剤とは?
コーティング剤ってどんなもの?
車用のコーティング剤とは、車のボディの表面にガラスやポリマーなどの被膜を作ることができるカーメンテナンス用品です。車のボディを守るためにコート(膜)を作り、紫外線や排気ガス、ホコリから塗装面を守ります。車の塗装を劣化させる様々な要因からボディを守ることができます。
他に、傷や汚れなど細かな凹凸が生じた場合にも、表面が滑らかになるので目立たせなくできるのも特徴です。年数が経過した車のツヤを取り戻すのにも最適です。
専門店で時間や費用をかけてコーティングすることもできます。しかし簡単施工できる車用のコーティング剤が販売されているので、自分で施工することも可能です。
車のコンディションを保つために、お気に入りのコーティング剤を選択できるのです。
車用コーティング剤が必要な理由
《写真提供:response》カーメイト・ムースワン
コーティング剤を利用するメリットは以下の通りです。
■ツヤを保ちボディを美しく保てる
塗装面は走行しているだけでも、ホコリや排気ガス、さらに鉄粉などの要因によって劣化してしまうものです。
しかし塗装面がダメージを受けてしまうままなら、ツヤが失われてしまいボディの美しさが失われていくのです。
しかしコーティング剤を使って膜によって塗装面を外的要因から守るなら、塗装の光沢を守れます。
■お手入れが簡単になる
車を使用しているだけでも、どうしても汚れがついてしまうものです。また細かな傷によっても凹凸が生じてしまい、汚れが落ちにくくなります。結果として、汚れがついて落ちにくいという悪循環になってしまうのです。
しかしコーティング剤で保護しているなら、細かな凹凸をなくすことができ、サッと拭くだけで汚れを落とせるのでお手入れも簡単になります。
■コーティング剤で劣化を防げる
塗装面が劣化してしまうのは、複数の原因によって塗装面がダメージを受けるからです。コーティング剤で膜ができると、塗装面に直接ダメージが加えられるのを避けられます。膜がダメージを受け止めてくれるからです。
たとえば走行中であっても駐車していても、車の塗装面は以下のような要因によりダメージを受けます。
・花粉
・鳥の糞
・黄砂
・水道水
・鉄粉
上記のように塗装膜に食い込んでしまうようなダメージをもたらす要因を放置していればいるほど、イオンデポジットや割れになるなど塗装面を侵食していきます。
車用コーティング剤を使っていても、長期に付着したものから守ることは難しいものの、定期的にコーティングすると塗装面を守って劣化を防ぎます。
車用コーティング剤の種類や選び方
《写真提供:response》ゼロウォーター
車用コーティング剤は多種多様なものが販売されていますが、大きく分けると3種類あります。
それぞれのコーティングの特徴を見てみましょう。
■ポリマー系コーティング【バランスのよさ】
シリコンなどの樹脂素材を使用しているポリマー系コーティング剤は、熱に弱いという特性がありますが、油脂系よりも優れた耐久性と施工性のよさなどのメリットがあります。
ワックスよりは高めになりますが、コーティングとしては安価なものが多いので、コスパに優れているともいえるでしょう。手軽に施工したい方におすすめのコーティング剤です。
■ガラス系コーティング【光沢のよさ】
施工した後の光沢を求めるのであれば、ガラス系コーティング剤がよいでしょう。ガラス成分を含んだ膜が塗装面を守ってくれるので、雨や汚れなど塗装面にダメージを与える要因からも守ってくれます。
セルフ施工できるコーティング剤も販売されていますが、ある程度の下処理が必要となります。セルフコーティングでも知識や手間が必要ですし、専門店でも費用が高額になりがちなコーティング方法です。
しかし他のコーティング方法と比較すると強度の高さからしっかりとボディを守ってくれます。予算と手間をかけてもメンテナンスすれば、納得のいく仕上がりが期待できるコーティング方法です。
■油脂系コーティング【コスパ重視】
固形ワックスは油脂系コーティングに分類されます。昔ながらのコーティング方法で、耐久性や耐熱性に劣りますが、価格がリーズナブルなことや深みのあるツヤが特徴です。
定期的に洗車できたり、ツヤの深さを求める方におすすめのコーティング方法です。
車用コーティング剤のおすすめ10選
車用のコーティング剤としておすすめできるものを10こ個ピックアップします。
簡単に施工できるものが多く、洗車の後にひと手間加えて、深いツヤになるものばかりです。
■1.SurLuster(シュアラスター) ゼロプレミアム
スプレーして拭き上げるだけでツヤがでるコーティング剤です。ガラス系のシリコーンによってワックスのようなツヤや光沢を実現しています。
耐久性にも優れており、最長6カ月効果が続きます。使用を繰り返すことで洗車が楽になるので、何回も繰り返して施工するのにもおすすめです。
■2.AZ(エーゼット) アクアシャインクリア
洗車後にそのままスプレーして拭くだけで仕上げられるコーティング剤です。
ガラス系コーティング被膜でツヤが出るだけでなく、汚れもつきにくくなります。ヘッドライトやホイール、さらには樹脂の内装パーツも保護します。
■3.プロスタッフ CCウォーターゴールド
洗車後の濡れたままの状態でスプレーして拭くだけでコーティングできるのがCCウォーターゴールドです。
コーティング成分のガラス系ナノコロイドとガラス系濃艶プレミアム成分が配合され、Wコーティング効果で深いツヤを実現しています。重ね塗りをすると、さらに効果が高まるので繰り返し施工するのもおすすめ。
■4.プロスタッフ CCウォーターゴールド プレミア
CCウォーターゴールドの性能を高めたのがプレミアモデルです。洗車後にスプレーするだけで、高撥水のコーティングを施工できます。
ガラス系濃艶プレミアム成分が含まれているので、深いツヤを実現しています。ワンランク上のツヤと耐久性を求めている方におすすめです。
■5.SurLuster(シュアラスター) ゼロウォーター
スプレーして拭きとるだけの簡単施工で、ガラス系ナノコーティングができます。洗車後にスプレーするだけなので、ムラになってしまう心配もなく、誰でも施工できるので安心。
色に関係なく施工できますし、樹脂パーツにも使用できます。
■6.WAKOS(ワコーズ) バリアスコート
簡単施工でショーカー並の仕上がりが期待できるコーティング剤です。ボディ面だけでなく、プラスチック部分も保護してツヤ出してくれるのが特徴。
洗浄剤とポリマー、さらには界面活性剤の効果でピッチやタールなどの油性汚れもクリーニングできます。耐久性は最長6カ月あるので、耐久性も抜群です。
■7.CCI(シーシーアイ) スマートミスト
洗車した後の濡れたボディにスプレーしてサッと拭くだけで施工できる簡単さが魅力のコーティング剤です。ワックス並みにツヤができきて、汚れが落ちやすくなるので、普段のお手入れも楽になります。
繰り返し施工すると、ボディ表面の平滑度が高まり、光沢もよくなります。
■8.ピカピカレイン ピカピカレインプレミアム
簡単に施工して、3年の耐久性を誇るガラス系コーティング剤です。高級感のあるツヤがあり、きれいな状態を保つことができます。
また滑水性という滑り落ちるような水弾きとなっているので、ボディに水が溜まりにくいのも魅力の理由です。こちらの商品もヘッドライトやホイールにコーティングできます。
■9.SOFT99(ソフト99) 鏡艶
付属のファイバークロスに液を取って塗り広げていくだけという簡単施工。ふき取りも不要で、耐久・防汚性は9カ月という長さです。
劣化した被膜に重ね塗りしていくと、ツヤや強度も増していくので同じものを繰り返して施工するのにもおすすめ。ヘッドライトやテールランプ、ホイールなどにも施工できます。
■10.SOFT99(ソフト99) レインドロップ
車の部位に関係なく施工できるのが特徴のコーティング剤です。ボディーコートはもちろんのこと、ガラス撥水コートまでできるので、施工時間を短縮できます。
またガラスについてはいけないと心配せずに簡単施工できるのも特徴。ボディ面は3カ月の耐久性、ガラス面の撥水耐久は約2カ月と十分な耐久性です。手軽に施工したい方におすすめのコーティング剤です。
まとめ
多種多様なコーティング剤が販売されていますが、洗車の後にスプレーするだけの簡単施工できるものが多いです。それぞれのコーティング剤に含まれている成分や効果の違いなどの特徴があるので、自車のカラーやメンテナンスの頻度に合わせて最適なコーティング剤選びをしてみてください。
洗車の際にひと手間加えると、深いツヤと撥水性・親水性をキープできますよ。